工場において連続して電気を消費するブロワは省エネの余地がかなりあります。
流量を変化して省エネを行う場合に有効なのが、インレットガイドベーン機構による入口流量制御です。
出口で流量制御を行うと圧損の比率が大きくなりますが、入口で流量制御すれば圧損はなくなり、しかもインペラ入口での回転方向予旋回流を作ることとなり、インペラにかかるトルク値も小さくなって消費電力の低下となります。
インレットガイドベーン付ブロワの設計例が次です。
次の図はインレットガイドベーン部を分解図にしてみたものです。
ガイドベーンの数は組立可能なように奇数となり、サーボモーターにより駆動させられるガイドリングとボールリンクモーション部により、ガイドベーン群が一斉に動きます。