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流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

3次元CADでの渦巻きケーシング設計

2008年04月25日 | 流体機械設計

流体機械設計で良く出てくる渦巻き型のケーシング(スパイラルケーシングともいいます)の設計には3次元CADは非常に役にたちます。

ファン・ポンプ・タービンでは、羽根だけでなくケーシングも効率に相当に関係する場合が多くありますので、重要な設計対象です。

Casingcirclepic01 左図は、一般的な円形断面がつながって渦巻き状を形成するタイプのケーシングで基本的な形です。

渦巻きケーシングは巻き終いが難しく、2次元図面では良く表せない場合が多いのですが、3次元CADではその形状がはっきりわかり確実なものを設計することが出来ます。

Casinghalfcirclepic01 また、左図のように渦巻き断面が半円となる場合があり、特にケーシングを抜き型から作りたいような場合にこの形になったりします。

この形は更に巻き終いのところの形状が難しくなりますが、3次元CADであれば試行錯誤しながら進めていけるのですごく便利です。

この半円形ケーシングは、片方にフランジがついており、量産性・組立性はこれであれば抜群です。

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