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流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

軸流ファン後方に発生する旋回流の解析結果例

2014年03月27日 | 流体解析シミュレーション

軸流ファンが運転すると回転する羽根が空気を回転方向に押し出す作用から、必ずファン後方に旋回流が発生します。

特にファン羽根翼型断面の入口出口転向角度が大きいほど回転方向への押し出しが強くなるので後方旋回流も強いのですが、次の解析図は翼型転向角が大きい流れ解析結果です。

20140327axisfanflowpic03

図を見ると翼型が入口から出口までかなり曲がった形状であることが分かって頂けると考えています。

この例のような後方旋回流が強い軸流ファンでは、回転翼の後方に静翼を付け、旋回流れを軸方向流れに転向してやれば、旋回によるエネルギー損失を防ぐことが出来、効率が高く発生圧力も高い軸流ファンとなるのです。

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