昨日ご紹介した「可変ピッチ羽根のピッチ角度最適化による発電量の最大化研究」の研究結果を使い、来週発電を開始するプロペラ水車の年間発電量を少しでも増やすために、羽根ピッチ角度の微調整作業を今日は現場で行いました。
プロペラ水車羽根ピッチ角度修正の前のドラフトチューブを外した状態が上写真です。
ちょうど放水槽内から見上げるようにプロペラランナ、可変ガイドベーンリンク機構部があります。
このプロペラランナのランナコーン(円錐台形状のスピナ部分です)を取り外して内部のブレード固定ボルトを緩めてブレード角度を調整します。
プロペラブレードの角度調整作業を行っているところの写真です。
角度修正の値は、それこそ数度という大変に小さいものですが、それでも特性の変わり方は大きくなり、年間発電量の最大化目標に多大な影響を与えます。
もしこのブレード角度でも発電量が満足出来ない場合は、再度ドラフトチューブ部をばらして調整作業を行うこととなりましょう。
その場合は、水槽の排水作業が大変になりそうです。
今日は天気も良く、日差しが強いけどもさわやかな快適な空気でしたので、作業もスムーズに短時間で終了出来ました。
また周りの田んぼの景色が奇麗で、自然がいかに体に良い影響を与えることが出来るかを感じた現場作業でした。