流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

4連ノズル型ロケットエンジン( 噴射推力8トン用)の液体酸素ターボポンプ計画図を詳細説明

2021年11月10日 | 宇宙航空産業機械

噴射推力8トンとなる4連ノズル型ロケットエンジンの液体酸素ターボポンプ断面計画図を詳細に説明しました。

耐キャビテーション性能が高く、軸方向スラスト力が無視出来るという特徴を持つ液体酸素ターボポンプです。

主要構成要素は、

・両吸込みケーシング(消失型ラピッド鋳造による製作)ステンレス製

・耐キャビテーションインデューサー(5軸加工による製作)ステンレス製

・両吸込み遠心インペラ(金属3Dプリントによる製作)ステンレス製

・主軸シール用の炭素環シール

遠心インペラが内部に組み込まれるように、ケーシングは軸方向への分離方式に設計しています。

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