流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

軸流衝動型多ノズル蒸気タービンの運転状態シミュレーション結果図

2019年03月18日 | 流体解析シミュレーション

軸流衝動型多ノズル蒸気タービンの運転状態シミュレーションの結果図です。

以下の結果図は流れの流線群を示していて、色分布は速度を示しています。

この流れシミュレーションでもタービン全体の流れ状態を正確に再現しています。

次図は軸流タービン用の多数の超音速拡大ノズルからの蒸気噴射流が見えています。

次はタービンを横から見た解析結果図です。

今回の軸流タービンにおいても蒸気流量調整バルブでの流れ状態を捉えています。

軸流蒸気タービンの羽根は衝動型の標準的な羽根形状を持っています。

羽根に作用する噴流蒸気流れは滑らかに羽根部での流れの転向が行われています。

軸流の1段羽根の回転周速度に対して蒸気噴流速度は非常に速いので、軸流タービン羽根の出口側では蒸気流速が大きめに残り効率を低下させています。

<今日の流れ>

午前中は今週の予定を女性エンジニアの皆と打合せを行い、今後の作業方針が決まりました。

午後は用事で少し出ることになります。

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