流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

ノズル噴射の研究装置設計

2009年02月09日 | 再生可能エネルギー発電タービン

タービン系の原動機には、圧力やエンタルピを持つ流体を加速して運動エネルギーに変えるノズル部分は、不可欠な要素となります。

ノズル形体にも色々とあり、案内羽根という翼型を持つ曲板状のものが綺麗な旋回流を発生させるタイプ、また、ロケットの噴射口のように丸いパイプ状の先端穴から高速に噴流が噴射されるものなどです。

Nozzlepic01small これは、丸い穴形状のノズルから噴射される噴流がどのような作用をターゲットに対して行うかを見る為の研究装置を設計してみたものです。

噴射量を調整するために、ノズル部にはニードル状の調整機構がついていて、噴射速度の微調整がどのような影響を与えるかを研究します。

非常に小型のニードルノズルから大型のノズルまで、例えば性能の良いエジェクタ、インジェクタ、空調機膨張弁、タービン駆動ノズルなどがこの研究から導き出されます。

研究がなるべく早期に製品へとなるように、進めていく予定です。

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