流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

大流量気体軸流タービン用ガイドベーン

2013年01月19日 | 流体機械設計

圧力は低いが流量が大量に流れる条件での軸流タービン用のガイドベーン部が次となります。

20130119

これは鋳造品であり、木型を造って製作しています。

低圧でも圧力差が入口出口に存在するタービンでは、ガイドベーンを設けることで圧力を速度を持った旋回流に変えることが出来、タービンでのエネルギー吸収効率が格段に良くなります。

入口と出口に圧力差がほとんどない流速だけを利用する場合は、このようなガイドベーンは使われず、ブレードだけでエネルギー吸収をすることとなり、タービン羽根出口では必ず旋回成分を持つため、効率が低下します。

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