流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

流量可変リンクモーションガイドベーンが付いた遠心蒸気タービン

2018年10月07日 | 流体機械設計

流量を可変するためのリンクモーションで稼働するガイドベーンが付いた遠心蒸気タービンの設計製作例です。

この写真は遠心蒸気タービンをしばらく運転した後に吸出しディフューザーを外してタービンランナの様子を見たものです。

タービンランナブレードに一部汚れが付着していますが、損傷などは全くなくて耐久性に問題ないと判断したことを思い出します。

<今日の予定>

天気は全く問題ないので午後からは外出してみます。

<最近思った設計に関すること>

機械を設計することについての認識で、エクセルで計算表を作り、それらの数値をパワーポイントの寸法を無視したポンチ絵に付加して設計したと思い込むことがあるようです。

しかしながら設計は実際に作れて仕様を満たす機械を考案することなので、製作方法を吟味したり加工方法を選択しなければならないことを無視した絵や、組み立てたり造ることの出来ない構造を考えている絵、寸法を詳細に隅々まで設定せずに更に使用する部品の詳細仕様のことを無視した絵、などは機械の計画設計ではないでしょう。

パワーポイントまでの設計?しかやったことのない人は、全てを決めた細かい計画設計図を一度描いてみたら良いのにと思います。

全てを決める計画設計図はドラフターや2次元CADで描くのを昔は行っていましたが、最近では3次元CADにおいて非常に短時間で出来るように技術が進んでいます。

 

この記事についてブログを書く
« 50KW水力発電装置 | トップ | 飛行性能解析用にモデリング... »