流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

2段遠心圧縮機から軸流多段+遠心圧縮機へのターボファンエンジンの進化プラン

2018年07月08日 | 宇宙航空産業機械

2段遠心圧縮機から軸流多段+遠心圧縮機へのターボファンエンジンの進化プランです。

ターボファンエンジン主軸中心線から下が2段遠心圧縮機プランであり、中心線より上が多段軸流+遠心1段圧縮機でのターボファンエンジン計画です。

非常に小型のターボファンエンジンにおいて熱効率を上げるために圧力比を上げようとすると、遠心2段圧縮機であれば遠心各段での圧力比を大きく取れるのですが、圧縮機断熱効率は遠心初段から2段までの戻り流路の損失などがあり少々低めとなります。

圧力比が上がっても圧縮機断熱効率が低くなると結局全体熱効率が下がるので、上図計画では2段遠心圧縮機を軸流多段圧縮機+遠心1段圧縮機に代えて多段軸流段での断熱効率の高さと、軸流から遠心入口への滑らかなつながりで損失を低くする相乗効果で圧縮機全断熱効率を上げる計画なのです。

遠心圧縮機2段に比べて軸流多段+遠心1段の利点のもう一つはターボファン中央部ガス発生機の直径が小さく出来るのでターボファンエンジンの主要な推進噴流である前部にあるファン部からの空気流れを損失少なく後方に噴射出来ることです。

<今日の流れ>

今日は昼から会社に出て席替えなどの模様替えを行います。

今日はちゃんと会社に出られそうです。

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