なだぎさんのTwitterを拝見したら、やはりこのご時世でまだ赤ちゃんに直接ご対面できていないようですね。
どんなに「こんにちは 赤ちゃん♪」と抱っこしたいことでしょうね。なだぎさん、博多座公演のご出演が後半でよかった!(*^-^*)
さて、ここだけの話ですが(とはいきませんが)、感動の新歌舞伎座千穐楽を見届けて帰京した翌々日、我が家でも同居する娘1がとうとうアレに感染しまして(^-^;
私も濃厚接触者ということで出勤を止められてしまいました。
勤務先でも、ただでさえ少ない人数で回しているところへ感染者やら濃厚接触者が続出で、人のやりくりが大変な状況。つくづく明治座→新歌舞伎座完走が奇跡的なことだったと、大げさではなくKiiちゃんは何か大きな力に守られている人なんだと実感しました。
自宅に籠っている中で、Kiiちゃんがうんと若かった頃にカバーした股旅ものだけを集めて編集したCDを聴き直してみました。
これがやめられません。なんていい声!そして上手いんでしょう!何度聴いても聴き飽きません。
あの頃のKiiちゃんの股旅ものを聴いていると、この稀有な歌声を持った若者を発見した人たちの驚きと喜びを共有できる気がします。とてつもなく大きなダイヤモンドの原石の発見です。
太宰治の「富嶽百景」の中に、太宰がモデルになっている主人公が「金剛石もみがかずば・・・」という唱歌を口ずさむシーンがあったと思います。昭憲皇太后の御製だそうです。
若い日のKiiちゃんの股旅ものを聴くたびに(何故か股旅限定)、「ああダイヤモンドの歌声だなあ・・・」と惚れ惚れとため息をつき、同時に頭の中に「金剛石もみがかずば」という言葉が浮かんでくるのです。
金剛石も みがかずば
玉の光は 添わざらん
人も学びて 後にこそ
まことの徳は 現るれ
Kiiちゃんは身に備わった才能に甘えることなく、努力を重ねてその歌声をこの世に二つとないダイヤモンドに磨き上げました。
昨日の「限界突破RADIO」で、山田アナの「歌う時の声の出し方」という質問に、「自分らしく歌うこと。同じ人は二人要らないでしょう?」と答えていましたが(EXILE大好きなミッキーは地声でなくEXILE風に声を変えて歌っていましたね)、その話し方がとても堂々としていて確信に満ちていました。Kiiちゃんはどんな大御所の曲も決して歌い方を真似していませんでしたよね?
今のKiiちゃんが生き生きと歌うポップスもロックも大好きです。
でも、恐らくは当時ほとんど意味も背景もよく分からずに歌っていたであろう股旅も、やっぱり大好きなんです。
「股旅ものが好き」なのではなく、「Kiiちゃんが歌う股旅もの」が好きなのです。
「演歌が好き」なのではなく、「Kiiちゃんが歌う演歌」が好きなのです。
KiiちゃんがKiiちゃんの歌声で歌うすべての曲が好きなのです。
おかげさまで娘の症状も比較的軽い方で(喉の痛みと咳)、私も悪運強く(ババロアさんのご加護で)感染せずに済んだので、明日から職場復帰です。
仕事しながらも、Kiiちゃんのご無事を神様仏様にお祈りしています。