昨日はKIINA.の様子を速報するのに精一杯。一晩寝かしておいて(笑)少しずつ記憶を整理しています。
今回のガラ・コンサートで宮本亞門さんはお呼びしたアーティストの皆さんに、それぞれご自分が歌いたい曲を歌ってもらうことにしたとおっしゃっていましたね。
幕開きはアダム・クーパーさん「The Greatest Show」。メイ・ジェイさんは「ありのままに」。やはりこの方はこの歌でしょう。
*次に登場された新妻聖子さんは「GOLD」を歌われました。この曲の後に亞門さんからバトンタッチでナビゲーターを仰せつかった渡辺謙さんからインタビューがありました。これはフランスの彫刻家・詩人のカミーユ・クローデルを主人公にしたミュージカルで新妻さんが主役のカミーユを演じられました。
カミーユは彫刻家ロダンの愛弟子で愛人でもありましたが、女性の彫刻家が認められない時代背景とロダンとの報われない愛に苦しみ心を病んだまま生涯を終えた人です。映画ではイザベル・アジャーニがカミーユを、ジェラール・ドパルデューがロダンを演じていました(イザベル・アジャーニはエキセントリックな役がよく似合います)
「『GOLD』はカミーユが亡くなる直前に『傷だらけで駆け抜けた人生だったけれど、後悔はない』と歌う歌です」とおっしゃっていました。このミュージカルで弟のポールを演じたのが昨日出演されていた伊礼彼方さんだったんですね(^_^)
※アダム・クーパーさんは2部で「カンパニー」から「 Being Alive」を歌われ、謙さんに(謙さん、もちろん流暢な英語で質問)「20年前にこのミュージカルの中のダンスを自分が振り付けし、いつか歌ってみたいと思っていた」と。
世界的なバレエダンサーでいらっしゃった上に歌まで超お上手。その上大スターなのにとても気さくでフレンドリーで、昼夜2回とも募金に立たれて、私のKII友さんが「私は35年前にロンドンに住んでいて、あなたの舞台を何度も拝見しました」と(英語で)話しかけたら「oh!」と喜んで、おふたりで会話が弾んでいました(よく分かりませんが)。私は「私はバレエが大好きです」と中学英語で言うのが精一杯σ(^_^;)。それでも「oh!」とにっこり返してくれました。
※謙さんは「ライオン・キング」から「バイバイ」、「ラ・マンチャの男」から「ラ・マンチャの男」を。
「ドン・キホーテは世間から見れば夢ばかり追っている滑稽な男。それでもこの小説がこんなに長く愛されているのは、世間が何と言おうと自分の信じた道を突き進んでいるから」とおっしゃっていました。
謙さん、ドラマの田沼意次も名演。ステージではマイトランペット付きでドン・キホーテの歌唱も素晴らしかった!
その上たいへんに謙虚なお人柄で、フィナーレの際に昼の部ではKIINA.と並んでセンターに立ってらしたのに、夜の部ではご自分から右端へ。センターは新妻さんとKIINA.でした。終演後の募金も2回ともアダムと並んで立たれて、こんなに近いところで世界的なスターを見ることが出来るなんて!と、信じられない気持ちでした。
まだまだ続きますが、お昼休みが終わります。