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S.E裏千家茶道教室 お茶のひと時

つれづれなるままにパソコンに向かいて
心にうつりゆく茶道教室の話題を書きつくれば。。。。

日本最古のお茶

2010-10-10 14:44:59 | 紅茶、茶道&マナ-のお話


   (日吉神社に続く道)

連休の真ん中、10日、良い天気に誘われ、”琵琶湖を見に行こうと”、ぶら~~っと、ドライブに行きました。
大津を過ぎて、堅田方面に走っていましたら、”日吉神社”という表示が見えました。

「えっ!日吉神社!・・・・・あの最澄が唐から持ち帰った、お茶の種を植えたお寺では??」。。。。と急に気になり、寄る事にしました。

日吉神社(大社)は、山の麓にある、広い境内のお寺。

受付の人に、茶園の事を聞いたところ、お茶の植えてあるところは、京阪電車、”坂本”の駅の所とか。
てっきり、日吉神社の境内と思っていたので、思いがけない答えに少々驚き。

京阪、”坂本”の駅は、日吉神社に続く道の側にあり、神社からは歩いていける場所。
もしかしたら、平安時代は、今、駅のある場所も、神社の敷地だったかもしれませんね。

ありました!日本最古の茶園。                                   

   

丁度、茶の実が大きくなっていました。
寒くなると、可憐な白い花が咲きますね。

お茶の原産地は、中国の雲南、四川、福建省、そして、インド北部といわれています。
中国では、太古の昔から、飲茶の習慣があり、”最澄”が渡った、唐の時代は、お茶の全盛期でした。
町では、喫茶店もあったようです。

其の頃の製法は、若葉を摘んで蒸し、細かくして、プラムジュ-スを混ぜ固め、それを型に入れ焼き、飲む時は、固まった茶葉をロ-ストして柔らかくし、其の中にオニオン、ジンジャ-、クロブ、胡椒等を入れ、飲んでいたそうです。

”最澄”と一緒に唐に渡った”永忠”は、このお茶を、嵯峨天皇に献上したそうです。
日本で、育ったお茶は、どのようにし飲まれていたのでしょう。

其の頃、お茶は、僧侶、貴族中心に飲まれていただけで、更なる発展は、鎌倉時代まで待つことになるのです。

今日、この茶園で取れたお茶は、日吉神社に献上されているとの事です。

いつも何気なく飲んでいるお茶。。。。。。。歴史が一杯詰まっているのですね。

 

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