tawa Heavy Industries Ltd.
何年も放置してますが…
 



今週末おこなわれていたラリーGBにおいて、悲惨な事故が起こりました。
#8 Peugeot307WRC、マルコ・マルティンのコ・ドライバー
マイケル・パーク選手が事故により負傷し、亡くなったとのことです。

本日TV東京系列で放送された“2005WRC”の番組内で報道されると思ったのですが
何も触れられていなかったため、昨晩のSWRTメールマガジンの内容を貼り付けます。



9/18 20:08(訂正版9/18 20:52)


Wales Rally GB 主催者発表

誠に遺憾ながら、ウェールズ・ラリー・GBの主催者は、カーナンバー8のコ・ドライバー、
英国グロスターシャー出身のマイケル・パーク(39)が、SS15・マーガム1の
ステージで起きたアクシデントにより致命傷を負い、亡くなったことを確認。
パークの家族にも報告が行われた。
カーナンバー8のドライバー、マルコ・マルティンに負傷はなし。
FIAセーフティ委員の指示により、SS16・リソルフェン、SS17・マーガム2の走行は行われず、
コンペティターは、14時に予定されているカーディフでのフィニッシュに向かう。
フィニッシュではシャンペンファイトは行なわれず、イベント後のFIAメディアコンファレンスは
キャンセルとなった。

9/18 21:04


SWRT代表:デビッド・ラップワース コメント

「SUBARUワールドラリーチーム全員を代表して、マイケルのご遺族には、
心からのお悔やみを申し上げると共に、哀悼の意を表します。
マイケルは、2001年にSUBARUワールドラリーチームの一員として活躍してくれ、
WRCに関わる仲間として、SUBARUの全員が友情関係を続けていた。
今日のアクシデントには非常に強いショックを受け、この悲しみの中では、
チーム、ドライバー共に、誰もが競技を続けることはできなかった」

9/19 02:46


Wales Rally GB 速報

マルティンのアクシデントによりグロンホルムもリタイアを決めたことから、
ローブが勝利を獲得することで2005ドライバーズタイトルが確定する見込みとなったが、
ローブはこれを避けるために、敢えて最終サービスアウトのTCを2分早着し2分の
ペナルティを受けることを選択。総合3位でフィニッシュした。




近年、モータースポーツの世界では安全性が格段に進歩し
F1や日本国内の競技でもマシンの安全装置、コースの保安設備など
アクティブ面・パッシブ面を含めてかなりの進化をしてきています。
それは1994年F1選手権・サンマリノGPの“悪夢の週末”以来常に
モータースポーツの最重要課題として取り組まれてきました。

Moto GPでの“大ちゃん”こ加藤大治郎選手の事故は記憶に新しいかと思いますが
そのような大事故が「頻発」することはなくなりました。

これにより一見“モータースポーツは安全なスポーツになった”と思われ勝ちですが
彼らは常に死と隣り合わせの中で勝負しているということに変わりはないのです。
ある時は本人たちの、そして見ている我々の夢のために
またある時はドライバーとチームの、意地とプライドをかけて
誰よりも速く、誰よりも美しく走る権利の代償として
その危険性を背負っているのです。

ラリーに疎い方はご存じないかもしれませんが、ラリーの世界では
コ・ドライバー(助手席のナビゲーター)の存在は計り知れないものです。
サーキットのレースと違って、基本的に毎回異なる道で競技が行われるため
コ・ドライバーの読み上げる“ペースノート”の出来の良し悪しが
レースの結果を大きく左右するといっても過言ではありません。



今後のモータースポーツの発展のためにも
彼の死が無駄にならないことを願います。


(C)DDPI
Racing-Live.com


一、モータースポーツファンとして
微力ながら心よりMichael Park選手のご冥福をお祈りします。

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