ヒューマンふれあいコンサート 

障がいがあっても誰でも参加できるヒューマンふれあいコンサート
誰もが普通に暮らせる社会の実現を目指して、人々が結集!

ヒューマンふれあいコンサートは 笑顔でいっぱい・・・

2017年01月22日 | 経糸の会とは

第九短信★21 笑顔あふれるコンサート(画像4) --2016.6.26 -- 新司

5月22日、ロームシアター京都で催された「第16回ヒューマンふれあいコンサート」は、
いい顔(笑顔)であふれていました。
なぜ、笑顔いっぱなのか、いろいろな仕掛け、
すばらしいアイディアに満ちあふれているからです。

まず、メインホールの入口の前にずらりと並べられたハンディある天才たちが描いた
ユニークな絵が、お客さんたちを出迎えます。
次に、チケット渡したお客さんは、両側に並んだスタッフの拍手の中を通り抜けて、客席へ。
もうこれだけで、心が弾みます。

幕開きは、あおい苑の仲間たちによるミュージックベル・メドレー。
続いての野田淳子さんは、「金子みすゞの鯨法会」や「死んだ男の残したものは」など、
暗い歌詞を歌いながらも、
途中、客席のお隣さん同志を手をつながせて、互いの手のぬくもりを実感させます。
そして「嘉納昌吉の花」の「泣きなさい、笑いなさい・・・」の歌詞をあたたかく歌うと
あおい苑の一人が感極まって泣いていました。
休憩時間は長めで、お客さんはロビーの出店の手作り品などを購入。
後半は、李広宏さんが迫力の歌唱力で日本の唱歌や蘇州夜曲などをたっぷりと。

そして、どの曲にも、中央画面に歌詞がでるだけでなく(会話も要約筆記)
手話シンガーと呼ばれる人がステージ下手に立って歌詞を手話表現します。
時には李さんは、下手で手話する人に並んで歌ったりもします。

最後は、あおい苑の仲間たちやたくさんのハンディあるお客さんもステージに上がって、
野田さん、李さん、美人司会者、手話シンガーに、飛び入りの京都市長までもが、
舞台客席が一体となっての「手のひらを太陽に」を大合唱。
客席最前列の盲導犬もしっぽ振ってました。

そして帰るお客さん一人ひとりに、並んだスタッフが、ランの花を手渡して、
「ありがとうございました」
(朝、この花をスタッフ総出で準備する)

いい顔(笑顔)があふれ、また来たくなるコンサートなのです。
「命の第九」組の山崎君と山口君(第2回参加)は、あおい苑の仲間たちでもあります。
客席の「命の第九」組もいい顔で、ビデオにも入れさせていただきました。
池田、永井、山口、高木姉妹、馬庭、矢野、山崎一家、新司りえ、
古川、本田、宮本、笹原、八田、竹内勇(敬称略)(他にもおられたら、ゴメンなさい)
「命の第九」組の添付写真、本田君の横は市長。

「ヒューマンふれあいコンサート」
このコンサートを新司がビデオ撮りするのは2度目。
いろいろ考えさせられた点があります。

●チラシではないのですが、プログラムの表紙は、ハンディある人の絵です。
十数点の候補作から、実行委員、スタッフ、約40人の挙手で民主的に決められ、
ベートヴェンの絵が選ばれました。
絵を指差しているのは、出演歌手の李さん(添付写真)
このコンサートの運営委員で、「命の第九」壬生組の石井さんと僕は、
この絵が落選したら、「命の第九」に推薦しようと話してましたが、
誰もが認めるすばらしい絵で、残念ながら(笑)決まってしまいました
第九コンサートじゃないのにね(笑)
でも、決め方が、すばらしい。

そして、プログラムの表紙だけでなく、
ステージの左右に、ハンディある人の絵が詰まった4本の垂れ幕が飾られ、
絵を活かした照明演出も、このコンサートの主旨を象徴的したステージ構成でした。

●主催者が出て来て挨拶する、、、そういうのって、若い人のコンサートにはありません。
あぶあぶあ定演でもそうでしょう。
「ヒューマンふれあいコンサート」を主導されている方に僕は言いました。
「主催者の挨拶がない」(プログラムにはありますが、これで充分)
これがすばらしいと(笑)

スタッフ、出演者、お客様すべてに、いい顔(笑顔)あふれるコンサートに出会ったことに感謝!
いい顔(笑顔)を撮らせて下さった「命の第九」組参加者のみなさんにも感謝!

 

       花見小路の 祇園 「一力」 前にて