道草日和

私、リコ村さん、チワプーの苺、チワワの杏で道南各地をスタコラサッサ~。

湯煙旅情・ホテルS編3

2010-01-31 12:28:13 | お散歩
6時30分、起床。

ゆったり温泉旅行のわりに早起きです。が、今日の旅のスケジュールからいってこの時間に起きなければ間に合いません。

それはね…6時30分~7時30分・風呂&出発準備→7時30分・朝食→8時30分・出発→9時20分・目的地着。

この予定通りに行動しないと何もかも台なしなのです!マイペースなリコ村さん、頼みますよ

というわけで、朝風呂へ。向かう先はパパッと入るだけなので〈空中大浴場〉この時間は空いているので、あずましい限りなのですが…時間がないので20分ほどで上がり、部屋に戻ります。

部屋に着いたら、朝食前に部屋の片付け・出発準備・身仕度を整え…7時20分、リコ村さんが帰ってきました。

おっ、珍しい時間前に戻ってきました!あと10分あるし、リコ村さんも出発準備が出来ますね。と、思っていたら…

リコ村さん 「化粧する」

私 「お、おぅ

…20分後…
リコ村さん、準備完了急いで朝食会場に行きますよ!

朝食はね、夕食を食べた会場と同じ。普段は2人とも朝食は食べないのですが、宿に泊まった時だけはたらふく食べます。

さて、リコ村さん!料理を取りに行きますよ!!

昨晩と同じように別々に料理を取りに行き、昨晩と同じように横入りされ、昨晩と同じようにイライラし…あれ?温泉地の朝食といったら温泉タマゴなのに無いっ温泉タマゴどころか生タマゴも無いっ温泉タマゴを楽しみにしていた私…がっくしです。

さ、リコ村さん食べますか。

料理は昨晩と同じようにマズい唯一食べれたのが塩辛(笑)

8時10分。そろそろ時間かな?部屋に戻らないと…

リコ村さん 「コーヒー飲む」

私 「お、おぅ

ゆったりコーヒータイムのリコ村さん、相変わらず素敵です

8時30分。急いで部屋に戻り、荷物を持って急いでチェックアウトへ。

時間がないのでリコ村さんにチェックアウトをお願いし、私は駐車場に走って行き車を玄関前に横付け!…の段取り。

駐車場から車を出し、親子青鬼の銅像前を通過…相変わらず可愛いげのない銅像だな(笑)そして、予定通りに玄関前に。

う~んと、リコ村さんは?っと…玄関の中で電話中

電話なら車に乗りながら出来るから、早く来てよ!本当に時間がないんだよ

電話を終えたリコ村さん、ゆっくり乗車電話の相手はリコ村さんが勤めている店の店長とのこと…仕方ないか8時40分、目的地に向け出発。

車に乗ったリコ村さんが直ぐに、こんな事を言っていました。

リコ村さん 「私の前にチェックアウトをしていたお爺さんが「お世話になりました、また次に泊まることがあったら宜しく頼みますね」ってフロントの人に言ったんだよ。そしたら、フロントの人「…」無視したんだよ(怒)」

最悪全体的にも近年稀にみる駄目宿ですね。ここのホテルは〇〇観光グループといって、道内各地に何ヵ所もホテルがあります…ま、このグループホテルに私達は2度と泊まることはないでしょう。

さ、リコ村さん!気を取り直しビュンビュ~ンと行きますよ!

登別東IC~白老IC~苫小牧西IC。

前日の夜、リコ村さんが寝ている間に携帯電話で目的地の大雑把な地図を見ていました。たいした距離ではなく登別からは国道を走っても時間に余裕があると思いますが、9時20分に楽勝で現地着にしたいため道央道(高速道路)を走ることに。

いいペースで高速道路を下り(高速料金1050円)、あとは国道36号線を走っていれば楽勝で目的地!…この考えが間違いでした

それはね…通勤渋滞&携帯電話の大雑把な地図

時刻は9時20分目的地は全然見えないし…道路を1本、間違ったかな?(この時の私は迫りくる時間のせいで冷静な判断が出来なくなっていました)

国道を外れ、わけがわからない小道に入って住宅街に迷い込みウロウロと

もう時間に間に合わない!と思ったその時、奇跡が起きました…目的地の裏口に到着!!

私もリコ村さんも拍手喝采(笑)

9時38分、目的地に到着。

…続く…

《追記》
ホテルのご飯…リコ村さんが、ご飯がマズくて文句ばかり言っている私を見て「ご飯で文句言うの初めて聞いた」と。普段は、ご飯の文句は絶対言わないんですよ

湯煙旅情・ホテルS編2

2010-01-30 12:05:30 | お散歩
20時00分。

マズい晩飯を食べ終え、特にやることもなく部屋でボケ~とテレビを見ること数時間。リコ村さんはというと、スピースパー…よく寝ますね

22時30分。

リコ村さんを優しく叩き起こし、本日2回目の風呂に行きます。今度はね〈空中露天風呂〉!こっちの方が宿のメインなのかな?夕方に入った〈空中大浴場〉より広く、浴槽の数も多いみたいです。

寝起きのリコ村さんはフラフラと、私はウキウキとお風呂へ。今回の待ち合わせは1時間後の23時30分…ルーズなリコ村さん、時間通りに上がってくるでしょうか?

心の中で心配しながら、リコ村さんと別れ男風呂へ。先客は脱衣所のカゴを見る限り5人くらいかな?うん、あずましい!

それじゃ、また温泉に浸からせていただきます!

ガラガラっと戸を開け、大浴場に1歩入ると…10メートル先が見えないくらいに温泉の蒸気が!でもね、この蒸気…4~5メートル間隔にあるオレンジ色のライトがボァ~ンと淡い感じに光り、幻想的な空間を演出しています。

湯舟に浸かりながらのこの景色…いやぁ~極楽・極楽。

極楽ついでに次の浴槽の泡風呂に…ここは普通かな?

次、高温風呂…熱いのが苦手なのでパス

次、メインの空中露天風呂…5人用の大窯風呂に1人で浸かりながら景色を堪能しようとしたら、覗き防止なのでしょうか?簾(すだれ)みたいのが目の前にあり景色が全く見えません…意味ないじゃん

次、またまた泡風呂に…時刻は23時。泡風呂の泡がストップしましたここでも経費節減(笑)

その後はパパッと体を洗い、待ち合わせ時間よりちょこっと早い23時20分にお風呂前のベンチに座りリコ村さんを待つことに。

約束の23時30分、待ち人来ずそれから15分後にリコ村さんがやって来て、ぽつり一言「時計見てなかった(笑)」ま、良しとしましょう

00時00分。

空中大浴場前まで行き、マッサージ機でマッサージ!しかも、ここのマッサージ機も〈お盆休み・丑三つ時編〉〈大沼近郊ドライブ・P温泉編〉と同じです…ホテルのマッサージ機はどこもこれと一緒なのかな?

さて、10分100円だったかな?お金を入れるところは…な、ないっ無料で出来るの!?これはナイスサービスです。

んじゃ、早速コンセントを勝手に入れてウィ~ンと。

~5分後~
飽きた私、湯冷めしそうだったのでリコ村さんに「部屋に戻るよ」と言ったのですが「もうちょっと」と

ちなみにリコ村さん、無料なのをいいことに20分近くウィ~ンとやってたんじゃないかな

満足したリコ村さん!体が冷えてきたので戻りますよ!

01時00分、明日にそなえて消灯…リコ村さん、丑三つ時に起こさないでね(笑)

6時30分、起床。

…続く…

湯煙旅情・ホテルS編

2010-01-29 12:08:29 | お散歩
地獄谷探検から宿に戻り、売店でビールを購入。リコ村さんは私がビールを飲むとすぐに寝ると思って不満そうな顔をしていますが、水分補給の為なので致し方ありません!

部屋に戻りビールをプシュ~と…美味いっ!これぞ大人のたしなみってやつですね。

~5分後~
ね、寝むい布団を敷いて寝たい(笑)

18時00分。
このままじゃ本当に寝てしまいそうなので、気分転換にお風呂にでも。

ホテルSはね、お風呂が2つあるのですが手始めに小さい方の空中大浴場に入ってみましょう。

リコ村さんとは1時間後に部屋で待ち合わせと約束して…いざ、登別温泉に浸からせていただきます!

湯舟は1つ。乳白色の温泉の温度は、温泉ソムリエの私が思うに…41°cってところでしょうか?適温ですね。ちなみに、ここのホテルはさっき探検で行った〈奥の湯〉から温泉を引っ張ってきているそうです。

湯船に5分ほど浸かって、お次はサウナ。汗をかいてアルコールを出さないと!と思っていたのですが、サウナの温度が低い鹿部町のサウナも温度が低かったし…どこも経費削減なのでしょうか?

そんなこんなで約15分の入浴を終えて部屋に。さて、リコ村さんが来るまで和室で横になってましょ。

コックリコックリとしていた19時00分、さっぱりした顔のリコ村さん到着。

ぼちぼちお腹が空いたので晩飯を…宿泊の1番の醍醐味は晩飯(バイキング)ですからね、2人とも張り切って晩飯会場へ。

会場へ着いたらたくさんの人の熱気&鍋料理で使う固形燃料のせいで暑いっ換気すればいいのに。

ま、料理が美味けりゃいいっか

常夏の中、係の人の案内で席に…したっけ、この係の人が早口で「ごにょごにょごにょ~」と…私が「えっ?」と言っても関係なしに訳のわからない説明を続けます。んで、最後に「ドリンクは何にしますか?」と言ってきたので「いや、いいわ(怒)」と。

リコ村さん、イライラしながら料理を取りに行きますよ!

このバイキングはライブバイキングと言って目の前で海産物や肉を焼いてくれる…ま、今やどこの宿でもやっているバイキングですね(笑)

とりあえず、お皿を取り…私はバイキングを適当に回り、好きな料理を取る。リコ村さんは、どんな料理があるか先ずは一回りそして気に入った料理を取る。2人の正確の違いですね、同じO型なのにね(笑)

んじゃ、楽しみにしていた夕ご飯…いただきま~す!

エビチリ、美味い!そば、マズすぎビーフカレーの牛肉、マズい鍋…普通。

全体として…マズいっ!!

私とリコ村さん、真剣に話し合い…ここのホテルには料理長がいないんじゃないか?という結論になりました(笑)

したっけ、会場の出入口にコック帽をかぶった料理長らしき人物が!?「いらっしゃいませ~!どうぞ~!いらっしゃいませ~!」と自信満々にあなた、そんな事しなくていいから料理の勉強しなさいよ

その後は、唯一食べれるエビチリをおかわりして…ご馳走様でした

20時。
残念な晩飯に部屋で2人、放心状態のまま時は過ぎていくのでした。

《補足》
バイキングはね、何もかもダメダメでした。文化の違う外国人が多かったからなのかな?横入りは当たり前、人にぶつかってきても知らん顔…本当に最悪でした。

マズすぎるソバは…熊牧場の味がしました、さすがは登別

湯煙旅情・探検編2

2010-01-28 12:37:50 | お散歩
硫化水素が怖いので早く脱出しないとと、思いましたが…お次は大湯沼のすぐ隣にある〈奥の湯〉です。

乳白色の温泉がボコボコと湧き出している前で、頭にタオルを乗せてウキウキのリコ村さんをデジカメでパシャリ!

今度は交代して、嫌がる私の頭の上に強引にタオルを乗せてリコ村さんがパシャリ…画像を見ると、私の顔がひきつっていました(笑)

「奥の湯・約80°cの湯が湧き出しています。」

さて、お次は山越えをして〈地獄谷〉に行きますよ~!

やっと硫化水素から脱出出来ましたが、次なる問題が!?…それは日没です

記録していなかったので今現在何時か忘れましたが、日が落ちてきました。急ぎたいんだけど、リコ村さんの靴はブーツ

のんびりトコトコと行きましょう

山道は、除雪はしているのですが私でも滑るほどです。リコ村さんはというと…

リコ村さん 「30分で行けるって言ってたじゃん嘘つき(怒)」

私 「大丈夫、大丈夫!もうちょっとだで」

リコ村さん 「…」

ちょっと小高いところまで登ったら、ちょうど日が沈む瞬間です

リコ村さん 「見て、見て!夕日が綺麗!!」

私 「…」

無邪気ですねちょっと大袈裟かもしれませんが遭難しますよ

ここで私…リコ村さんに気付かれない程度に歩く速度をあげます。その甲斐あってか、まだ日のあるうちに地獄谷展望台に到着!ホッと一息です、あとはチョロチョロっと山道を下れば〈地獄谷〉。

でもね、ここの下り坂が1番辛かった

やっとの思いで地獄谷に。何十分ぶりかで人に会うことが出来ました…が、すれ違う人はみんな異国の言葉です外国人観光客に失礼かもしれませんが、ちょっと怖かった

さて、地獄谷は小っちゃい時から何回も来たことがありますが探検してみましょう!

まずは、最終地点の〈鉄泉池〉です。木枠で囲まれた中の温泉は約80°cで間欠泉になっているみたいですが、たいして面白くないので次!

ドラゴンボールの蛇の道みたいな遊歩道を進んで行くと、昔の記憶が…小っちゃい時に遊歩道を乗り越えて行った親父が流れている温泉を触って「これ、熱いわ」って。

私も当時の親父の年齢に近付いてきましたが…さすがに遊歩道の柵を乗り越えては…夏だったらイケるかな?(笑)

そんな馬鹿な話しをリコ村さんにしながらトコトコと行くと地獄谷を見終わりました。
ま、地獄谷自体は景色を見ながら遊歩道を歩くだけですからね。

「地獄谷・学問的に言うと爆裂火口の跡。湧き出る湯量は1日10000リットルほど。豊富な湯量&豊富な源泉数で〈温泉のデパート〉と呼ばれている。」

そのまますっかり日の落ちた温泉街を歩き〈わかさいも本舗〉でリコ村さんが私の家用のお土産を買い、〈源泉公園〉を見てから宿に戻ることに。

…続く…

《追記》
15時30分出発~17時00分宿に到着。リコ村さん、なんだかんだ言っていましたが風もなく雪も降らなかったので大満足だったみたいです。

逆にね、晩御飯を食べてから地獄谷探検だったら寒くて行けなかったですね。

《追・追記》
旅行に行く前にリコ村さん、全行程スカートで行こうとしてたのです。私にね、探検に行くから頼むからジーパンも持ってくれ!と言われて渋々持ってきたのが大正解。スカートで行ってたら寒くて足湯すら行けなかったんじゃないかな

湯煙旅情・探検編

2010-01-27 12:58:21 | お散歩
部屋でお茶を飲んで一息ついたところで、観光マップを見ながらリコ村さんに探検の予定を発表します。

・晩御飯前に天然足湯に行く(往復・30分)

・晩御飯後にお散歩がてら地獄谷に行く。

以上!

んじゃ、15時30分探検に行きますよ~!目的地は宿からそう遠くはない〈天然足湯〉です。

宿に入った時、玄関に足湯用タオルがあったので拝借してトコトコと。道はね、山の中なので雪だらけリコ村さんは当然ブーツ…大丈夫でしょうか?

そんな悪い予感的中、足元が滑ってノロノロ歩きのリコ村さん仕方ない、手を引っ張って行きましょう

歩き始めて1分で親子鬼像に到着、この親子は青鬼でリアルです可愛いげが全くなく小っちゃい子が見たら泣きそうな感じ(笑)

その3分後、橋を越えたら〈大湯沼川探勝歩道〉に到着。

ここからは森の中に遊歩道があり、ちゃんと除雪されているので助かる限りです。それと遊歩道の入り口にね、地獄谷周辺の探索地図があったのですが…思ったより短時間で探検出来そうです。

5分後、天然足湯に到着。
乳白色の川が流れているのですが、そこに木で出来たベンチがあり腰を掛けて足を浸けるみたい。

んじゃ、早速…この日の登別は風なし・雪なしだったので楽勝かな?と思ったのですが足湯の温度が低いっおまけに天然だけあって川底の石が痛いっ

足が痛いながらも上流に温かい湯の溜まり(小っちゃい滝壺)があったので行こうとすると、結構深いな駄目だこりゃ!と立ちすくんでいると…何も考えずにリコ村さんがどんどん滝壺に入って行きます

おいおい、無理だよ私より好奇心旺盛なリコ村さんを止めて、冷たい足湯を脱出し足を拭き拭き。

「天然足湯・この川は大湯沼から流れでる源泉です。季節や天候によりお湯の温度が高くなることがありますので注意してください。大正地獄から突発的に湯泥が噴出し、川の温度が高くなる事がありますのでご注意してください。」

さて、目的も達成したし時間も早いし…周辺地図を見たときに思ったのですが、このまま1周しても短時間で行けそう…リコ村さんを説得し、このまま先に進みますよ~!

強引にリコ村さんの手を引きスタコラサッサ~。お次は、そのまま道なりを進み〈大正地獄〉へ。

立入禁止のロープが張られていましたが、ちょっと失礼して見学です…が、ただの沼です(笑)

「大正地獄・大正時代の小爆発で出来たのが名前の由来。間欠泉で湯量が少なくなると地鳴りとともに湯の色が変化します。」

へぇ~、間欠泉なんだ。だから立入禁止か…危ない、危ない

お次は〈大湯沼〉!相変わらずリコ村さんの手を引っ張りノロノロ進んで行くと、テレビの撮影隊とすれ違いました…いつ放送するのかな?天然足湯の撮影かな?

ま、いいや!先に行きましょう。

大湯沼近くまで来ると遊歩道ではなく、ただの山道リコ村さんの口数が少なくなってきましたが私はウキウキ。

そして到着!何年か前の冬にも来ましたが、相変わらずのスケールです。

始めて来たリコ村さんは…リアクションなしそんなに疲れたの(笑)

さっきも書きましたが、この日の登別は風なし…リコ村さんには言わなかったのですが硫黄の臭いが充満していて、ちょっと怖いかも

なぜなら…〈硫化水素〉が発生していそうだったから。硫化水素は空気より重く腐卵臭を持つ。噴火口や硫黄泉などの臭いを「硫黄の臭い」と言っているが硫黄は無臭、臭いの元は硫化水素。

何年か前に他の地域ですが、家族が温泉地の硫化水素を吸って亡くなるという事故が起きましたよね。

ここは窪地だから早めに脱出しましょう(私の調べた限り、登別温泉で硫化水素で亡くなった事故はないと思います)

「大湯沼・周囲1km・深さ22mの湯沼。湯の表面温度40°c~50°c、深いところで130°c」

…続く…