熊谷和海さんの『京都のおばあちゃんに学んだお金の神さんに好かれる5つの知恵』は、いかにもなマネー本ではありません。
「おばあちゃんってええなぁ」と思わせてくれる本です。
思い出とともにお金を語る本と言えば『金持ち父さん貧乏父さん』が思い浮かびます。
あちらはガッツリマネー本でした。
『京都のおばあちゃんに学んだお金の神さんに好かれる5つの知恵』は、8割おばあちゃんと孫のほんわりとした思い出で構成されています。
まずは他人に喜んでもらう
お金に関する本を読むと、「他人優先」の発想が結構出てきます。
人に喜んでもらえたから、お金を儲けることができたんやで、という話はよくあります。
松下幸之助とか代表格ですよね。
おばあちゃんはええ事言うわ
おばあちゃんが家族旅行の際、「今日もおおきに」とお金をお地蔵さんに供えるエピソードが好きです。
おばあちゃんは「家族と旅行に来られて嬉しい気持ちが満タンやから、他の人にもええ事があるようにとお願いをする」と言うのです。
お地蔵さんが、「嬉しい」を誰かにつないでくれるはずだと。
こういうことを孫に話して聞かせられるおばあちゃんは、素敵だなと思います。
10ええ事があったら、1世の中に返す。
コンビニで1円を募金箱に入れるのだって、そういうことだと思います。
感謝半紙と志半紙
半紙のこんな使い方は知りませんでした。
風水で「財布に黄色い紙を入れておく」と言うのはよく聞きますが。
対照的に、半紙はかなり具体的な目標をイメージして財布に入れておきます。
半紙の作り方
感謝半紙の作り方から。
感謝半紙の作り方から。
1.半紙を縦に3つに切る。
2.切った半紙を真ん中で折る。
3.左側に「感謝」または「ありがとう」と書く。
次は、志半紙。
1.感謝半紙同様に切る。
2.切ったものを半分に折り左側に「志」と書く。
3.右側に目標を書けるだけ書く。
財布へ入れる時は
札の一番後ろに志半紙を入れる。
志半紙の前にお札を一枚入れる。
そのお札の前に感謝半紙を入れる。
その前に、一週間分の使う予定のお札を入れる。
すみません、私の説明分かりにくいですね。
この順です → 一週間分のお金、感謝半紙、お札1枚、志半紙。
タワマンでカッコ良く暮らす大金持ちを目指すマネー本ではありません。
『京都のおばあちゃんに学んだお金の神さんに好かれる5つの知恵』は、みたらし団子と緑茶と縁側が似合う本です。
自分のおばあちゃんが子どもの頃にしてくれたことなど、懐かしく思い出しました。
お金の本ですが、温かみのあるお話でした。
ご訪問ありがとうございました
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