未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

彩り豊かな神無月【茵(しとね)製作・へり無し畳】祭り。

2009年10月17日 17時01分09秒 | 有職畳 祭り

秋も色濃くなって参りました。インフルエンザが猛威を振るう中、皆様におかれましては

いかがお過ごしの事でしょうか?寒い時期になりつつあります。体調には十二分に注意をして

御身体、御自愛下さいませ。そんな私も、元気に過ごしています。この秋の季節「神無月」

色濃く過ごして参りました。

「 茵(しとね) 

平安時代より使われた殿上人の敷物で現在では寺院などで使われています。茵は、歴史の中で綿入りの畳から、現在の布団と稲藁で造られた畳に分かれる原型であったことが窺(うかが)えます。

以前、繧繝縁厚畳のお仕事をさせて頂きましたお客様より、茵(しとね)の御注文を

頂きまして、精一杯、製作させて頂きました。この様なお仕事をさせて頂ける事に心より

感謝をして、一針一針、お客様を感じながら、製作しました。時間はあっという間に過ぎました。

私は、本当にお客様に恵まれ、お客様によって育てられていると強く感じています。

経験は自身の糧となり、終わりなき反省と終わりなき意欲が入り混じっています。

これからも日々努力し、挑戦し、素晴らしい「畳」というものを、一生懸命素直に

学んで参りたいと思います。A様この度は誠にありがとうございました。

心より感謝、御礼申し上げます。

夜な夜な熱く戦う日々もあれば、様々な、まさしく秋にふさわしい、色彩豊かなお仕事も

させて頂いております。

 

 

   

左上「ダイケン畳表 清流(黄金色)」 右上「熊本県産 本間糸引き 畳表【上野】」

左下「セキスイ畳表 目積 アイボリー」 右下「熊本県産 目積 畳表【浅草】」

様々な素材からカラー。お客様のライフスタイルや、ご希望に添った形での、ご提案

や、各素材に対しての、特徴や、違いに対しての説明など、お客様と沢山お話をします。

お客様が、「ふっ」と落ち着ける、又、こんな形にして良かったと、思えるような空間を

作れる様に、これからも努力して参りたいと存じます。

時は10月、まさに運動会シーズンと言う事で、私事ですが、連日、娘の幼稚園の運動会と

町会の運動会に、汗を流しました。どっちかって言うと、観たり、撮影したり、応援したりと

そんな感じではなく、ひたすら準備にお手伝いといった感じです。でも一つの事を皆さんで

やり遂げる事は、得も言えぬ、達成感と、楽しんでもらえる事、喜んでもらえる事が

私自身の喜びにも繋がっています。町会の運動会に至りましては、今年も多くの子供達

ご家族、町の方々にご参加頂きました。とっても快晴で、今年も沢山の思い出が出来ました。

一つの事を、力を合わせて頑張れる事。本当に素敵な事だと感じています。

 

そんなこんなの素敵な「神無月」これからも、日々進んで頑張って参ります。