たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事,家族,後遺症・・・。感謝の日々を綴っています。

我が小屋の「空手道」

2024-06-09 17:35:09 | 空手
師匠に命じられて、
数年ぶりに【すけ】が空手の大会に出場した。

懐かしい「北総大会」。
地方大会とはいえ、
全勝無敗での優勝は、
我が子ながらお見事!
思えば…

末っ子【まさ】の引退で終焉を迎えたはずだったが、
空手との縁は絶てないらしい。

思えな、我が小屋の子ども達が空手道から得た物は大きかった。

小粒だった【たね】は「自信」を手に入れた。
「売られた喧嘩の拳を全て避けて、非暴力で相手を服従させる。」
という武勇伝を残した。

運動音痴だった【けーこ】は「勇気」を手に入れた。
「いじめられた友達を助けて、『先生、いじめっ子達は殴っていいですか?』と交渉」
という「非武力交渉」の術を学んだ。

物心のついた頃から空手付けだった【すけ】は「人脈」を手に入れた。
「県大会」「インターハイ」「国体」の代表を歩む中で、
家族以外の方々から指南と友情を頂いた。

父のリタイヤで中途退場を余儀なくされた【まさ】は「人生」を学んだ。
空手への思いを捨てられずに高校空手で再起動し、
結局「空手部主将」として担ぎ出され、
「進学校の顧問が強豪校の一角に割り込もうとした半端な夢」
に振り回されて…
「教師は生徒を伸ばす義務がある。しかし、生徒は教師の道具ではない。」
ということを親子で再確認。
大学受験に駆け上がっていく……

  (閑話休題)

空手道は、
我が小屋と子ども達に「夢」「自信」「勇気」「友情」「感謝」「人生」…
そういった、親や家族だけでは教えられないものを子ども達に教えてくれた。

私たちも親として「お零れ」を学んだ。
「空手に関わっていなかったら…」
と想像した時、
「空手道」は我が小屋の「大黒柱」であった。

上の三人が一人立ちし、
【まさ】も引退した今、
我が小屋の「空手道」は終焉を迎えた。
空手が簡単にオリンピック種目から外されたことは残念だが、
それもまた「夢」だったのだろう。

本来、
「空手道」は自分自身の心にあり、
空手に関わった一人一人の心の中に、
「一生涯自己研鑽」の空手家なのだから……

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