自分の腕は棚に上げて

日々の徒然を思いついた時にボチボチと・・・ 

ジョン・レノンの命日にNYを想いだす

2019-12-08 | 旅行
みんな書いてると思いますが、12月8日といえばジョン・レノンが凶弾に倒れたという
一報が飛び込んできた日。
今年もその日になったので、朝からiTunesで聴いて、色々な事を想い出しています。
Dakota ApartmentsにもセントラルパークのStrawberry Fieldsにも何度も行ったし、
Record Plant、Electric Lady Landにも入った事があるし、The Power Station Studio(Avatar Studios)には
取材で入れてもらって話も聞けたし、とにかく色んな想い出がブワァ~っとでてきます。
 
 
  
 
 
 
 
僕にとってジョンの愛聴曲といえば「(Just Like) Starting Over」と「Woman」。
どちらも曲も素晴らしいんですが、音質も素晴らしくLP時代からSPやアンプ、カートリッジ、ケーブルの良し悪しを
この曲で比較してきました。
 
「(Just Like) Starting Over」
https://youtu.be/pZCxyOcvp5A
 
「(Just Like) Starting Over」のイントロの“チーン”という鐘の音、Vo,コーラス、楽器の音に
至るまでバランスも音質も素晴らしいのに加え、いくら聴いても聴き飽きない(これ大事)
ので、機材のチェックに高校時代からズ~っと聴いています。「Woman」も同様です。
(「(Just Like) Starting Over」イントロ&サビのA⇒Aaugのところが大好き)
 
この曲の入っているアルバム『DOUBLE FANTASY』の日本盤のマスタリング・エンジニアは、
NYにあるマスタリング・スタジオ【STERLING SOUND】のジョージ・マリノでした。
(残念ながら2012年没)
 
このマスタリング・スタジオ【STERLING SOUND】には2度行った事があり、
このアルバムを聴く=STERLING SOUNDの想い出と=NYの風景が想い出されます。
社会人になって知ったことですが、高校時代から聴いていたアルバムの中で、
好きな音のアルバムの多くがSTERLING SOUNDの作品でした。
 
初めて行ったのは1998年10月31日に拓郎さんがFORLIFEから発売した最後のオリジナル・アルバム
『Hawaiian Rhapsody』のマスタリングで、STERLING SOUNDトップ・エンジニアのテッド・ジェンセンに
マスターテープを預けに行った時です。
テッド・ジェンセンは、その後2003年にノラ・ジョーンズ『Come Away With Me』で第45回グラミー賞の
マスタリング部門を受賞したエンジニア界のレジェンド。
手掛けたアーティストは、Madonna、Norah Jones、Polis、Eric Clapton、Eagles、Santana、Billy Joel、
Jennifer Lopez、Christina Aguilera、坂本龍一、Sigur Ros、Marilyn Manson、Korn、Iron Maiden、
Slipknot、Metallica、Pat Metheny、Bob James、Bill Evans、宇多田ヒカル、YMO、UA、B’z・・・
イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」は初期の頃の作品だそう。
 
大好きなオーディオメーカーだったMark Levinsonの機材デザイナーとしても関わったキャリアがあったそうで、
音作りの好みが合うのにも納得。
 
多分9月初旬頃にNYへ飛んで、まだ【STERLING SOUND】がBROADWAYの54thのビルの上階にあった頃で、
テッドの仕事部屋の隅に転がってたクッションを勝手に動かして怒られました。(英語だったので雰囲気で怒ってるとわかったので平謝り^^;)
翌日に仕上げるからと言われ、体よく追い出されました。
そんなに広くないロビーや受付周りに、とにかく人がいっぱいいる印象のオフィスだったのを覚えてます
次の日に行った時には一転ニコニコ顔で、リスニング・チェック用の椅子を勧めてくれました。
 
2度目は番組『MUSIC EDGE』のSP企画の取材で、2009年の1月にミートパッキン地区のハイライン沿いのチェルシーマーケット上階に
移ったオフィスにお邪魔しました時。
ちょうどハイラインが開園しチェルシーマーケットがオープンした頃で、まだまだ観光客は少ない頃でした。
(2009年 取材時に撮った写真)
  
 
 
 
この時はテッド・ジェンセンではなく、同じくSTERLING SOUNDトップ・エンジニアのトム・コインが対応してくれました。
トム・コインは宇多田ヒカルのマスタリング・エンジニアをずっとやってた人で、R&BやHIPHOP,DANCE系マスタリング・エンジニアのレジェンド。
最初はインタビュー時間は20分という話でしたが、トムのアシスタントの女性が日本の女性で大阪出身ということもあって、
どんどん話が盛り上がって結局2時間近く色々な話をしてくれました。
途中、アシスタントの女性はトムにばれないように日本語で
「トムはゴルフが好きで、仮病を使ってまでゴルフに行くので、怒るとゴメンねってあやまってくれるの。可愛いでしょ」
と、言って笑ってました。
(トムも残念ながら2017年没)
 
今のハイラインはこんなに賑わって、観光名所になってます。
 
 
このSP番組の取材で残念だったのが、ジョン・レノンが凶弾に倒れる直前まで弾いていたピアノと、最後に押して出たスタジオの扉を持っている人に
事前に取材許可を取りに行ってOKを貰ってたのに、「問い合わせが一杯来ると嫌だからやっぱり取材はヤメ」とドタキャンされた事。
ニュージャージーにある取材場所に許可取りに行ったコーディネーターは実物を見たそうですが、2007年に売りに出されたのを買ったようです。
最後の手段で直接会って頼み込めないかと思って、スーツを着てお願いに行きましたが、受付で面会を申し込んだら
「NO~~~!」と叫びながら車で出て行かれて見れず終い。
 
なんか色々想い出しながら書いていると、NYに行きたくなって来ますね。
カーネギー・デリも閉店したし、すっかり様変わりしてそう・・・
 
             (パストラミ・サンド、肉の量が・・・これでも1人前)  
(ハムサンド、これでもかと挟んでます)


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2 コメント

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Unknown (楠雄二朗)
2019-12-09 08:36:50
あの日が蘇りました!
最高の経験をありがとうございました。
NYロケからもう10年なんですねー・・・
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Unknown (Unknown)
2019-12-09 18:00:31
あっという間の10年でした。
それにしても成長せんなぁ~。
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