福岡のタップダンサー集団~Tap Jam Family 日誌~

Familyが勝手気ままに書いてます・・・

ガムテープ

2020-02-17 13:45:33 | SHORIN

SHORINです。

親愛なるTAPPERの皆さん、板に「ガムテープ」貼ってますか?(写真はパイオラン養生テープ)
道具屋SHORINは、「TAPの板にテープは要らん」と考えて居ます。今回は其の理由を書きます。

単純に定義すると、TAPとは「足で床を鳴らす」という事です。裸足で風呂の床タイルを鳴らしても良いし(良い音する)、スニーカーで地下鉄のホームを踏んでも良い。勿論、CAPEZIOのTAP SHOESで木の板を鳴らすのなら最高です。

だけど何枚かの板を並べて使う際、板を隙間なく繋げようとして「テープ」を貼りつけるのはいたゞけません。日本で一般的な「コンパネ+ガムテープ」というセッティングの何が問題なのでしょう。


① 板じゃ無く、ガムテを踏んでる
一般的なガムテープの幅は50mm、コンパネのサイズは900mm x 1800mmです。確率が高くは無い様に見えますが、あなたはパフォーマンス中、必ず打撃の数回に一回ガムテープを踏んでます。つまり、思った音が鳴ってません。
ガムテープ踏む為に練習して来た訳では無いでしょう。


② スライド出来ない
ガムテープの摩擦は板よりも大きく、しかも僅か乍ら厚みが有ります。板の周囲に巡らされた格子状のガムテープは、スライドやドラグ、それに類する技術全ての妨げに為ります。ベテランなら、板目方向や継目等、足元の状況を見極めてTAPするでしょう。が、ガムテープを避けつゝTAPするのは本意では有りません。


③ そも\/、大して固定出来て無い
水平方向に関しては、ガムテープで繋ぎ留める事によって、幾らか板同士を離れない様に出来ます。が、垂直方向に関しては、テープ類は殆ど無力です。つまり、床に段差が有っても、板に反りが有っても、板の段差がガムテープで解消される事は有りません。


④ 汚い
板にガムテープを貼り、其のガムテープの上からシューズで踏みつけると、テープの粘着剤が板に転写して、全く取れなくなります。是は板周囲の見苦しい汚れと為るでしょう。復た、よく貼り付いたテープを板から剥がすと、屡々、テープの裏面の粘着剤に板の繊維を持って行かれます。板は端から傷み、表面は荒く為り、品質が落ちます。

 

他にも、使ったガムテープは毎回必ず使い捨てに為るので、「経済性」とか「地球環境」に関しての問題も有りますが、此処では省きます。


情報のネット化で、TAPの情報は世に溢れ、「シューズ」に拘る人は増えた様に思えます。専門の店舗の御蔭で、世界最高のプレイヤと同じシューズが通販で手に入る時代です。だけど「板」に拘る人は今だに少ない様です。現状に疑問を感じてすら居ない様に見えます。


「ガムテ一択で無いというのなら、他に方法は?」と思うでしょう。次回書きます。真似出来るか否かは判らないけれども。



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