限界列島 

制度疲労の限界に近づく日本社会

●職業訓練より起業訓練を!

2010年01月31日 | 政治
私は某企業に入社し、会社から“社会生活の改善と向上をはかり、世界文化の進展に寄与する為に働くのだ”と教えられた。私の時代の日本人の多くは、この様な企業経営理念に賛同し、与えられた仕事に意気を感じ、懸命に働いたものである。だが、豊かになった日本に生まれ育った国民の労働意識、労働観は激変した。そして、今、それ故に日本の社会機能が維持できなくなりつつある。幼年期、少年期、青年期の長きに亘り、多くの大切な . . . 本文を読む

●社会が維持できなくなりつつある(限界列島)

2010年01月31日 | 社会
経済的に日本社会が維持できなくなりつつある事は誰の目にも明らかであり、だからこそ、国民は将来に不安を感じ、デフレスパイラルにはまってしまっている。だが、それ以上に深刻な事態が、深く、静かに、しかも着実に進行しているという事にスポットライトをあてる政治家が居ない。それは、国民のやる気の喪失である。社会的役割意識の喪失である。やる気を無くし、集中力が欠落し、ヤケになり、自分さえ良ければそれで良いと思う . . . 本文を読む

●いのちの演説をヤジる親爺馬達

2010年01月30日 | 政治
年をとって役に立たなくなった親爺馬をヤジウマという。既得権益を得て、私利私欲を満たす為に自民党に寄生した政治屋達に鳩山のいのちの演説は理解し難いものだったろう。彼等とはまるで異次元の人生哲学であり、人間観、社会観、経済論、政治論であるからだ。具体性に欠けるという評価に賛同する人は多いだろうが、お詫びはするけど責任とらずとか、論語読みの論語知らず、実践なき理論は空虚である等と非難する親爺馬根性に違和 . . . 本文を読む

●自民党の実体はヤジウマである 彼等の言葉は国政を邪魔する“ヤジ”に過ぎない

2010年01月29日 | 政治
代表質問に立った自民党議員に、与党から激しいヤジが飛んだ。あまりに下らない、おとな気ない質問だったからである。ところが、この民主党のヤジに対し、自民党議員の方から反抗のヤジが飛び出した。国会は、さながら幼稚園の遊び時間の様相を呈したのである。ヤジウマとは親父馬という説がある。つまり年をとって役に立たなくなった親父馬は、中心的役割を果たすこともなく、ただやたらと仲間の行為に興味を示し、後を突いて廻る . . . 本文を読む

●民主党に見切りをつけて本当に大丈夫か 見捨てられた国民

2010年01月29日 | 政治
かっての与党、自民党議員の中に、この国の政治を任せたいと思う政治家は残念ながら一人も居ない。私利私欲にまみれた悪徳代官みたいな者しか見当たらない。今の与党、民主党には既得権益を持った事の無い、比較的純粋な政治を志す政治家が集まっているが、なにせ、経験不足で心もとない。伝統ある共産党や社民党は、歴史的政党なるが故の足かせで政策の自由度が少なく、相変わらずの非現実的主張に固執する。国民新党やみんなの党 . . . 本文を読む

●沖縄基地問題;アメリカ隷属からの脱却を日本国民は諦めてしまったのか?

2010年01月28日 | 政治
沖縄基地問題で鳩山の優柔不断の姿勢がアメリカを怒らせ、日米関係に水をさすというが、それで良いのだろうか。今のような世論喚起では、民主党は失速してしまうに違いない。彼等がやる気を失ったからではない。彼等は今でも金権政治や、官僚主導政治や格差社会や過当競争社会を改革し、国民がもっと暮らし易い、安定した国にしたいと願っている。コンクリートより人、友愛の社会を作りたいと思っている。これは国民の望むところで . . . 本文を読む

●篠山紀信の書類送検 その意味は? 小沢の立件、その意味は?

2010年01月28日 | 政治
写真家、篠山紀信が東京都心の公共の場で女性ヌード写真を撮ったとして公然わいせつ罪の罪で書類送検された。撮影現場を通りかかった一般人が警察に通報したのである。その時撮影された写真は当時の月間写真誌にも一部が掲載され、一般読者の間では、こんな撮影が許されるのかと驚きの声が上がったものである。がしかし、社会は別段このことについて物議を醸す事はなかった。写真家の間で、公然わいせつ罪の許容範囲拡大のチャンス . . . 本文を読む

●ジャーナリズムを忘れ、リンチに加担するマスメディアへの失望

2010年01月27日 | 政治
官僚や、政治家や、マスコミや、評論家達は所詮は人の子、百八つの煩悩に悩まされる人間である。国家、国民の為に命を投げ出し、貢献したいなどと本気で考えている者は居ないと思うべきなのだろう。特権階級や一部のリーダー達に全体を任せていては、とんでもない事態を招くという事を人類の歴史は物語っており、そのことから学び取って先人達は民主主義を生み出し、幾多の仕組みを作ってきた。だが近年、その民主的仕組みも形骸化 . . . 本文を読む

●永田町だけで通用する日本語会話 黒いからカラスも白になる

2010年01月27日 | 政治
物事は何とでもいえるものである。国会での大人達の口げんかを聞いていてそう思った。下記の様な事だって、云おうと思えば云う事が出来る。 2000年頃から自民党内では、実力を持った政治家が枯渇し始めていた。国会開催中に胆沢ダムと小沢の保有不動産を視察する国会議員の姿は、政治家ではなくショーマンの姿である。代表質問に立つ大物議員は敵失を追求し、総辞職だ、解散だ、発言撤回だと、強い言葉の割には、中身は弱々 . . . 本文を読む

●小沢追放は国民にとって益なの?損なの?喜ぶのは誰なの?

2010年01月26日 | 政治
小沢と鳩山を失脚させ民主党の勢いを削ぐ事は果たして国家、国民の為に良い事なのだろうか。とにかく政治資金規正法に触れているのだから、駄目なものは駄目、厳正に取り扱うべきであり、小沢も鳩山も政権を担う資格は無いと言うのは余りにも乱暴すぎる。これは、自由民主党に代表される主張であるが、何故か東京地検OB(東京地検自体は何も主張していない)の主張も、そして、原口総務大臣のクロスオーナーシップ発言以降、報道 . . . 本文を読む

●政治資金の解明より、政党破壊工作の解明がより重要

2010年01月26日 | 政治
東京地検は今、小沢の政治資金問題の立件に総力を挙げている。確かに政治と金の問題は、政官業癒着の自民党政権時代には、その事によって国政が歪むのであるから、国民にとっても最重要な課題であった。従って、東京地検特捜部が、時の権力に立ち向かい、実体を厳正に究明する事は、彼等の最重要課題であったに違いない。しかもその事は国民にとっても最重要課題であったから、勇猛果敢に権力を取り調べる地検の姿は国民の目に頼も . . . 本文を読む

●朝三暮四を改めるべきは自民党

2010年01月25日 | 政治
自民党の茂木敏充議員は、朝三暮四の意味を問えば、誰もが即座に回答出きると思っていたのだろうか。少なくとも朝令暮改ほどよく使われる四字熟語ではない。茂木氏も代表質問の準備を始める前は、答え切れなかったのかもしれない。知らなかったのか、ふと思い出したのかは判らないが、総理に突然質問すれば、総理が困るだろうと思っていたことだけは確かである。こんな失礼な、卑劣な話は無い。相手の尊厳を傷つけることを目的とし . . . 本文を読む

●拘置延期の三人(石川、池田、大久保)を祝す

2010年01月25日 | 政治
三人が逮捕された時、多くの国民がホッとした。これで、殺される事も、突然死もないだろう。自殺もできなくなったし、自殺に追い込まれる事もないだろうと安心したのである。拘置期限の今日もまた同様に心配していたのだが、延長が決まって本当に良かった。三人にとっては地獄のような毎日だろうがシャバよりはまだましと考え、じっと耐えるほうが賢明だ。発狂だけはしないよう注意して。逮捕理由の一つに死の回避があった事を思い . . . 本文を読む

●マスコミが報じようとしないクロスオーナーシップ禁止法案

2010年01月24日 | 社会
権力の暴走と過失を阻止できる力を持っているのはマスメディアである。そのマスメディアの力を使って、国家国民の為に真実情報を発信するのがジャーナリズムである。昨年の衆院選前、自民党の目に余る無能無策に、国家の危機を感じ取ったマスコミが、国政改革を訴える民主党にエールを贈り始めた。政権交代実現後も、民主党の頼りない不安定な政権運営に対し国民に辛抱を呼びかえるマスコミの姿勢は、絶えて久しいジャーナリズムの . . . 本文を読む

●マスメディアの原口総務大臣総攻撃

2010年01月23日 | 社会
クロスオーナーシップ禁止を口にしたばっかりに、マスメディアの集中砲火を浴びる原口総務大臣も可哀そうである。今朝の新聞でも、“関係者の話によれば”という報道の仕方は不適切だと述べた事について、かなりの紙面を割いて原口攻撃を繰り返している。中味に大した事は書かれていないのだが、見出しなどの印象は総務大臣が何か間違いを発言したかのような扱いである。小沢問題につまずく民主党への逆襲も、世論調査という名の不 . . . 本文を読む