最近の政治屋を見ていると、二宮尊徳ならどうするだろうかと思わせる場面が多い。 . . . 本文を読む
“絶対にあってはならないトラブル”に対し、ＪＲに於いて十分な管理が為されていなかった事を意味する事故である。 “絶対にあってはならないトラブル”に対しては、例え人為的単純ミスであっても、それを防止する手立てが準備され、日常的に管理されているのが当たり前なのである。 “原因はボルトの閉め忘れだった”という事で、報道から忘れ去られようとしているが、とんでもない事である。ボルトの締め忘れは何 . . . 本文を読む
ＮＨＫは、日本社会では既に無縁化がかなり進行しており、今後更にその深刻さを増すに違いないと警鐘を鳴らしている。基本的に人間は社会的動物である。その社会的動物である人間が作り上げた社会が“無縁社会”になっているという事は、人間が、既に社会的動物とは云えなくなっている事を意味する。社会的動物として分類されていない動物であっても、鳥類は巣立ちを促し、ライオンは我が子を崖から突き落とし、子ギツネは親の居住 . . . 本文を読む
昨日は、自民党の谷垣総裁と石原議員による代表質問が行われたというのに、各局の夜のトップニュースは、貴乃花であり、都心の大雪であった。国会中継を見れなかった人の中には、何という事だと憤慨する向きもあるだろうが、各局の報道姿勢には無理からぬものがある。質疑応答の中に報道に値するものが全く無かったのである。“政治とは、イメージ作りではない”という鳩山総理の答弁が全てを物語っていると言えよう。谷垣総裁の質 . . . 本文を読む
アル・カポネの様な人間が、日本の津々浦々に散在する。マシンガンこそ構えていないが、彼等の力は強力だ。地方の議会に潜伏するアル・カポネ達に地方警察は歯が立たず、見て見ぬ振りで決して手出ししようとはしない。選挙で選ばれたアル・カポネ組は、立法府を手中に収め、今や行政や司法にまで勢力を拡大してしまっている。一部は中央政府にまで影響力を持ち、都合のよい立法を企てているアル・カポネ組もある。少なくともこんな . . . 本文を読む
経済的に日本社会が維持できなくなりつつある事は誰の目にも明らかであり、だからこそ、国民は将来に不安を感じ、デフレスパイラルにはまってしまっている。だが、それ以上に深刻な事態が、深く、静かに、しかも着実に進行しているという事にスポットライトをあてる政治家が居ない。それは、国民のやる気の喪失である。社会的役割意識の喪失である。やる気を無くし、集中力が欠落し、ヤケになり、自分さえ良ければそれで良いと思う . . . 本文を読む
権力の暴走と過失を阻止できる力を持っているのはマスメディアである。そのマスメディアの力を使って、国家国民の為に真実情報を発信するのがジャーナリズムである。昨年の衆院選前、自民党の目に余る無能無策に、国家の危機を感じ取ったマスコミが、国政改革を訴える民主党にエールを贈り始めた。政権交代実現後も、民主党の頼りない不安定な政権運営に対し国民に辛抱を呼びかえるマスコミの姿勢は、絶えて久しいジャーナリズムの . . . 本文を読む
クロスオーナーシップ禁止を口にしたばっかりに、マスメディアの集中砲火を浴びる原口総務大臣も可哀そうである。今朝の新聞でも、“関係者の話によれば”という報道の仕方は不適切だと述べた事について、かなりの紙面を割いて原口攻撃を繰り返している。中味に大した事は書かれていないのだが、見出しなどの印象は総務大臣が何か間違いを発言したかのような扱いである。小沢問題につまずく民主党への逆襲も、世論調査という名の不 . . . 本文を読む
警察や検察は、法を遵守しない悪者を捕らえる事によって、国家や社会の秩序を守ろうとする機関である。ところが、時として、警察や検察の威信を守る為に、無理をすることがある。悪事が現実として国民の目の前に存在しているのに、その悪事の真犯人を立件出来ず、彼等の威信が傷つきそうな時である。何とかして立件し解決しなければならないと思うのであろう。そこに冤罪が生まれる要因が潜んでいる。もう一つ、冤罪が発生するケー . . . 本文を読む
小沢問題は非常に複雑になってきた。一連の騒動は、政治主導を主張する民主党と、官僚主導政治を死守しようとする官僚（東京地検）の対立という実にシンプルな構図であった。国会が始まれば、復権を狙う自民党がこの二つの抗争に乗じて、参画してくる事は容易に予測できる事であったし、自民党の犬の遠吠えは、蚊やハエのうるささ程度にしか国民は受け取らないと思われるものであった。自民党がどんなにジタバタ騒ぎ立てようと、そ . . . 本文を読む
ＪＡＬが２兆円の負債を抱えとうとう破綻した。親方日の丸体質を指摘されて２０余年、何等の体質改善も進まぬままとうとう落日を迎えてしまった。事業縮小、撤退、合理化、人員削減等で、ＪＡＬという名前の会社は残るけど、協力企業や、地域経済産業に携わる多くの人々への影響は計り知れない。多くの人々の人生に、多くの犠牲を強いるのである。幸運にもリストラを免れ、ＪＡＬに残る人々も、ＪＡＬ再建という限りなく不可能に近 . . . 本文を読む
購読者の急激な新聞離れはもはや止め様もない。マスメディア機能がＴＶに取って代わる状況にあり、新聞各社は廃刊の危機に瀕している。そのＴＶと云えども既にインターネットの追い上げに安閑とはしてはおれない。そんな中、民主党の原口総務大臣が、１月１４日の記者会見で、新聞とＴＶのクロスオーナーシップ禁止法案の成立を目論んでいると、重大な発言を行ったのであるが、マスメディアは一切報道しなかった。日本のマスメディ . . . 本文を読む
民意はマスコミによって左右され、世論はマスコミによって作り上げられる。従って、マスコミを制するものが、この日本を制する事になる。権力者達がマスコミの力を最大限に活用し、出来ればコントロールしたいと考えるのは当たり前である。中でも東京地検のマスコミ活用方は見事であり、今までにも多くの成果を上げている。ただし、この世論操作の仕組みはマスコミが民衆から信頼されているという条件下での話であって、そうでなく . . . 本文を読む