限界列島 

制度疲労の限界に近づく日本社会

●非効率で穏やかな島、壱岐を旅して

2009年03月30日 | 社会
一泊二日の短い旅であったが、ひたすら歩き続け、心豊かなひと時を、企業戦士の古き友人達と旅する事が出来た。壱岐は数年前に一年ほど過ごした事のある思い出の島である。公共投資の激減で島の経済は疲弊し、島民の島離れが加速し、限界集落へ旧加速の時期であった。まるで日本の縮図を見るような思うで、私は焦りに焦って、島民と議論したしたものである。だが、世界同時不況に見舞われた日本の荒廃ぶりをみて、壱岐はもっと大変 . . . 本文を読む

●法を守って社会を乱す劣等官が、またまた現れた

2009年03月27日 | 政治
東京地検のネズミ捕り捜査にうんざりしていた矢先、またまた間抜けな番人が現れた。労働基準局のお役人が、総合周産期病院に立ち入り検査をし、労働条件の是正勧告を行ったというのである。法を守らせる事が全てに優先する彼等の視野狭窄の価値観がまたもや明らかになった。全国の、総合周産期施設が、指定からの辞退を申し出るであろう。やってはおれないからである。本件もまた大きな社会混乱を招く事は必至である。実態にそぐわ . . . 本文を読む

●東京地検の大過失を裁く方法はないのか

2009年03月27日 | 政治
答えは“法的には、無い”である。今回の、東京地検が行った、姑息なネズミ捕り的捜査の結果が、国民に甚大なる取り返しのつかない損害を被らせても、法的にそれを罰する事は出来ないのである。司法といえども、生身の人間がやる事であるから、たまには過ちを犯す事があるだろうと日本人的寛容さを持っているが、かと云って、司法のミスは全てが許されるというものでもないだろう。特に、その過ちが、過失であったにせよ国家国民に . . . 本文を読む

●低次元議員に民主党を分裂させて良いのか  笑っているのは誰か

2009年03月26日 | 政治
民主党内から小沢続投では選挙を戦えないと、小沢降ろしの声が起こっている。外から見ていると、小沢が続投して何処が不利かと言いたくなる。彼は、党首の座に固執して総理の椅子に座りたいとは云っていない。むしろ完全否定している。政権交代を実現させる為に、最適なタイミングを見計らい、然るべき時に辞任すると考えている事は、見え見えである。小沢がいなくて政権交代が出来るのなら、今すぐにでも辞任したいというのが本音 . . . 本文を読む

●東京地検の思うがままに操作される世論 笑っているのは誰だ

2009年03月26日 | 社会
?鬼が出るか?蛇が出るか?国民期待の東京地検の第二段階であったが、大方の予想通り何も出なかった。国民の損得勘定には全くあわない結末であるが、東京地検はこれで充分目的を達成したのであろう。確定的だった政権交代を、予断を許さない状況に追い込む事ができたし、官僚批判の声も薄らいだ。あとは、マスコミを利用して、官僚クーデターを隠蔽し、彼等に都合のよい世論を作れば完成である。党首続投の小沢記者会見を報道し、 . . . 本文を読む

●ネズミ捕り(速度違反取締り)に精を出す東京地検

2009年03月25日 | 政治
誰もが嫌な思いを持っている交通取締りのネズミ捕り。確かに制限速度をオーバーしていたのだから諦めざるを得ない。難を逃れて通り過ぎる運転手は、捕まってしまった運転手を見て可哀そうにと思い、釈然としない思いのまま運転を続ける。小沢一郎もネズミ捕りに捕まったようなものだが、国民の眼は意外と冷たい。自分にはその様な不運が巡って来ないと安心しているのだろうか。他人には厳しいのだろうか。自民党やマスコミが騒ぐの . . . 本文を読む

●簡単な情報操作に要注意!(東京地検の事例)

2009年03月25日 | 社会
官僚と一体になって行われた東京地検の政権交代阻止活動は、国民の非難を浴びながらも、一応目的が達成されそうである。国民の多くは、マスメディアを見聞きし、事の真相を判断せざるを得ないのだが、そのマスメディアもまた信用できないから困ったものである。肝に銘じておくべき事は、各種報道される“読み”の情報に惑わされてはならないという事である。事実を元に判断すべきである【事実】・国民は、長く続く自民党の無能無策 . . . 本文を読む

●今の航空機は地球温暖化=異常気象にどこまで耐えられるのか

2009年03月24日 | 社会
ライト兄弟が飛行機を飛ばした時代と、今日の空の条件は大きく変わってしまっている。特にここ数年、地球温暖化がもたらす異常気象は世界各地で顕著となり、大きな災害が頻繁に発生するようになっている。局地的集中豪雨、大型猛烈台風はもはや毎年覚悟しなければならない事であり、我が家を竜巻が襲う事すら想定しなければならない。一時間降雨量が100m/mを超える事等殆んどあり得ないとして設計され作られた都市環境や河川 . . . 本文を読む

●タガが緩んだ東京地検

2009年03月23日 | 政治
 “個人”の対語として“社会”を連想し易い。個人とか社会とか全体という漢字のイメージから日本人は、次の様に“個人”とか“自由”を解釈している節がある。個人主義とは、社会或いは全体を軽んじ、個人を重視する考え方である。つまり、社会や全体を排斥して生きていくのが個人主義である。しかもこの国では個人の自由も保障されているのだから、何事に対しても自分を中心に判断し、他人を顧みる必要もない。この様 . . . 本文を読む

●認知症が蔓延する、永田町と霞ヶ関 早期にリハビリを!

2009年03月22日 | 政治
マスメディアに対する報道管制で、世論作りが出来た時代は既に終わっている。国民の多くは、マスメディア報道に全幅の信頼を置いてはならない事を良く知っているから、インターネットを開き、多種多様の情報を入手し、比較し、吟味し、真実を知ろうと努力する。ネット上の情報はそれこそ立場立場で都合のよい無責任な流言飛語が混在する事を学習しているから、鵜呑みにはしない。自分なりに情報を取捨選択し、論理的に組み立て、自 . . . 本文を読む

●報道されない大量解雇

2009年03月21日 | 社会
日本を代表するグローバル企業A社が密かに大量解雇を進めている。確かに昨年末の非正規社員大量解雇のどさくさに紛れて、早期退職勧奨を含めて1万数千明の解雇計画を発表してはいた。今、マスコミから騒がれる事も無く粛々作業が進められているのである。働き盛りと思える若き年齢でありながら、それ以上の年齢の管理職は全員辞めてくれというのである。彼等は、異例の退職金を積み増ししての退職勧奨であるから、まだ恵まれてい . . . 本文を読む

●急速に低下していた東京地検と官僚達の偽装能力(甘い予測と甘いフォロー)

2009年03月21日 | 政治
小沢秘書の唐突な逮捕劇に国民は驚きながらも、あまりにも異常なタイミングの捜査だから、地検は必ず何がしかの大仕事をやってくれるものと信じた。だが、その直後に行われた小沢党首の強烈な反撃を見た国民は動揺した。地検に対して見えざる力が働いたのかと疑念を抱いた。動揺したのは国民だけではなかったようだ、東京地検そのものが小沢の意外な反攻に驚いたようである。逮捕強行の翌日から、東京地検の読みは完全に狂ったよう . . . 本文を読む

●生身の人間より、マイロボットを愛する国民

2009年03月20日 | 社会
殺伐とした人間関係が、幼い子供達の社会にも蔓延し始めた。この異常を、異常とも感じなくなりつつある大人達。水害や地震等の発生時に、一握りのボランティア活動に僅かばかりの安堵を感じるのが関の山である。個人には、自由に生きる権利があると、軽薄な意見を述べても、その解釈は不十分だと、間違いを指摘指導する人間は少ない。自由ではあるけれども、同時に社会人としての義務や責任があるという事を、誰も指摘しないから、 . . . 本文を読む

●人生設計を自分で描き、挑戦出来る時代は終わったのか

2009年03月18日 | 社会
自分の意志とは関係無しに、戦場に散った若き特攻隊の話は、ほんの少し前の日本人の話。集団就職列車に乗った若者達が、父や母や兄弟達の為に、我が身に鞭打ち頑張ったのもほんの少し前の日本人の話。彼等のお陰で得られた高度経済成長は、多くの日本人に、人生は意のままに生きて行けるのが当たり前とさえ思わせた。ほんの束の間の、花火の様な社会であった。こんな素晴らしい社会に生きてきた我々世代であるが、果たして自分の子 . . . 本文を読む

●公務員を民間に払い下げる事だけは 御勘弁を!

2009年03月18日 | 政治
民間人と机を並べ、人並みの仕事が出来そうな公務員を見たことが無い。事の良否は過去の凡例を基準に判断し、自分自身の哲学は無い。難を逃れる為にマニュアル通りの行動で身を守り、創意工夫は回避する。これが、永年の公務員生活で習得した彼等のスキルであり、モラールである。ここまで腐った人間達を、民間人並の普通の仕事が出来るまで、普通の社会人に回復させるには、そのリハビリには莫大なお金と人と時間を必要とする。特 . . . 本文を読む