限界列島 

制度疲労の限界に近づく日本社会

●幸福だった昔の日本人 不幸になった今の日本人

2009年09月30日 | 社会
昔の日本人には大和魂とか云うものがあったらしい。武士道精神とか云うものもあったと聞く。一体それがどんなものだったのか、知りたいのだが、今は何処にも見当たらない。お国の為、家族の為といって泣きながら戦場に散っていった若者が沢山居たとも聞く。どうして彼等は、お国や人の為に、自分の命を捨て去ったのか判らない。明治時代の日本の賢者は欧米人を見て、“情欲深く、利に執着し、その為には条理を曲げ真理を装う邪念が . . . 本文を読む

●オリンピック開催地はリオ・デ・ジャネイロにほぼ確定

2009年09月29日 | 政治
これでオリンピック開催地はリオにほぼ確定した。アメリカ大統領オバマが参加することによって、オリンピック委員会もホット一息といったところだろう。日本の総理大臣鳩山がわざわざ出かけて来たのに東京が落選する事になれば、日本からの資金確保に影響を及ぼすかもしれない。だが、大方の趨勢はリオである。困った事態であったろう。そこにアメリカのオバマも来る事になったのだから、委員会としてはラッキーである。予定通り、 . . . 本文を読む

●鳩山総理は デンマークへ行く余裕があるのか

2009年09月29日 | 政治
難題山積の鳩山内閣は、オリンピック招致活動よりも先に解決すべき問題が在るのではないか。オリンピック招致に成功すれば、それなりの効果も期待できるが、逆に失敗したとしても大した損害は被らないものである。失敗するより成功したほうが良いといった程度の話である。ところが、鳩山内閣が抱えている、つまりは国民が抱えている多くの重要案件は失敗が許されないものばかりである。失敗するより成功したほうが良いといった次元 . . . 本文を読む

●総裁選結果 やはり自民党は変われなかった 自民党凋落へ発進

2009年09月28日 | 政治
総裁選の結果、谷垣総裁が誕生した。国会議員票は予想通り、谷垣氏の一人勝ちであったが、党員も谷垣氏に予想以上の支持を表明した。議員達も党員も自民党のドラスティックな変化を好まなかった事になる。自民党の性格そのものが存続する結果である。これは国民の民意に全く沿って居ない事は明白だ。先の衆院選で国民は今までの自民党を否定したのであるが、総裁選ではその民意は無視された。既得権益を持った議員と党員は予想通り . . . 本文を読む

●自民党は共和党と改名し出直したらどうだ

2009年09月28日 | 政治
情けない話だが、自由民主党がどういう政党であるのか判らぬまま自民党に所属している議員が多すぎる。衆院選での自民党大敗の原因を未だに明確に認識できていない議員達は特にそうである。いっそ、共和党と改名したらどうだろう。共和党ってどういう政党かという原点に遡って皆で考えてみなければならなくなる。強大な既得権益を持った、寄らば大樹の安定政党だと思い込んで集まってきた私利私欲の議員達も、新しく共和党議員とい . . . 本文を読む

●自民党とヤクザの違いは、仁義が在るか無いかの差だけ

2009年09月27日 | 政治
自民党は一体何をやってきたのか?彼等は本当に“国家国民の為の政治”をやってきたのだろうか。世界の国々をアッと驚かせた戦後の高度経済成長は政治力で達成できたものでは無い。戦後の疲弊した日本経済を立ち直らせたのは、たまたま起こった朝鮮戦争の特需のお陰であり、その後の目を見張るべき高度経済成長も民間企業の血みどろの努力によって達成できたものである。たしかに、当時の通産省は船団方式によって輸出産業を後押し . . . 本文を読む

●新政権の不協和音は、予想通り視野狭窄の大臣から始まった

2009年09月27日 | 政治
誰もが心配していた事態が早くも起こり始めている。数合わせの為に止む無く組んだ連立のしわ寄せが早くも出始めているのである。誰もが心配した事態ではあるが、少数政党の党首ともあろうものが早々と、これ程までの身の程知らずの、功名心むき出しの愚行に出るとは思っていなかった。自らの口から、鳩山総理から更迭される筈がないと嘯くのだから呆れた人物である。田原総一郎からは何を云ってるのか判らないと揶揄され、居並ぶコ . . . 本文を読む

●気骨を無くした石原都知事、大和魂などもともと無かったのか?

2009年09月26日 | 政治
オリンピック招致に、皇室や総理大臣の威光を借りようと云うのである。自分の手ではもう打つ手が無いから、恥も外聞もかなぐり捨てて、誰でもいいから助けてくれと云うのであろうか。数年前の誇り高き男、石原新太郎からは想像もつかない別人の様な発想である。この弱気な姿勢は、加齢の所為なのか、それとも政権交代の所為なのか。彼ほどの居丈高な自信家を、これ程まで急速に戦意喪失させ、落ちぶれさせるのは、恐らく自陣戦力の . . . 本文を読む

●オリンピック招致に皇室や総理大臣を利用する石原都知事の無責任さ

2009年09月25日 | 政治
私の辞書に不可能の文字は無いと云わんばかりの自信家、石原都知事が、万策尽きたのか、はたまた、気力が萎えてしまったのか、信じ難い行動に出た。オリンピックの東京招致活動に、皇太子殿下の力を借りたいと言い出したのである。さらに、皇太子殿下の日程が詰まっていると知るや、鳩山総理の応援を求め始めた。中南米での初のオリンピック開催がほぼ確定的といわれている中で、日本の皇室や総理大臣の顔に泥を塗るような提案を、 . . . 本文を読む

●八つ場ダム地域住民を扇動しているのは誰だ?

2009年09月24日 | 政治
地域住民の感情として、国策に翻弄され続けてきた、数十年のやるせない思いに対する、憤りも確かにあるであろう。だが、国家権力の絶大な力に押しつぶされ、敗北し続てきた彼等の経験は、新政権への抵抗の難しさも充分に理解できている筈である。彼等の直感は、さらに混迷を続け政治に翻弄される人生に嵌るよりは、一日も早く決着し、普通の生活を暮らしたいと思っているに違いない。現地で生活を営む一般の住民は、国が過去の誤ち . . . 本文を読む

●会社は残り、見捨てられるのはJALの生身の一般従業員か

2009年09月23日 | 政治
日本国有鉄道は民営化され、分社化され存続している。JALもまた民営化され庇護されるに違いないとJALは甘えて来た。まさか、自民党政権が崩壊し、民主党へと政権が交代するまさにそのタイミングでJAL最大の危機が訪れようとは思っていなかったであろう。OB達が企業年金の減額に反対し、自主的再建計画は頓挫している事からも、その危機感の無さは窺い知れる。だが、天下り禁止と、低所得者層への福祉充実の財源確保に躍 . . . 本文を読む

●自民党議員に対する 国民の信頼回復は絶望的

2009年09月23日 | 政治
何故ならば、自民党は永年に亘って取り返しのつかない歴史的愚策を続行した結果、日本社会をここまで荒廃させてしまったからである。この消し去る事のできない歴史的事実は、万が一にも新生自民党が起死回生の賢策を考え出し、この国をよみがえらせる事が出来たとしても国民の脳裏に焼きつけられた自民党という政党名は、経済繁栄期の日本を振り返る度に、政治理念を忘れた悪徳政治屋集団として思い出されるであろう。つまり、取り . . . 本文を読む

●総裁選の資金が足りなくなった惨めな自民党

2009年09月22日 | 政治
議員数を大幅に減らしたが為に自民党の運動資金が不足し始めているらしい。昨年の総裁選を思い出しながら、今から始まる総裁選を見ていたら、多くの違いが目につくであろう。街頭演説の会場数、地方への移動方法(ヘリコプターは廃止)など等、もともと一般国民にとっては野党の党首選抜などさほど興味は無いのだから、馬鹿騒ぎを見せられるよりは結構なお話ではある。それにしても、三人の候補者の誰が党首になっても、自民党が国 . . . 本文を読む

●政治家になった魂胆がバレバレ 自民党残党議員達

2009年09月22日 | 政治
足の引っ張り合いこそが政治だとばかりに相手を非難する、山本とか大村とか訳のわからぬ議員達が、いまだに自民党議員として跋扈している。野党自民党に対する国民の期待は、与党民主党の政策に過失が起こらない様、二大政党制定着の為に、客観的に冷静に監視できる政党に生まれ変わる事である。にも拘らず、自民党議員達の多くは、国民の期待とは裏腹に、政治本来の目的とかけ離れた、政権奪還の為の論争に集中している。自民党が . . . 本文を読む

●見るに忍びない 厚顔無恥の自民党残党議員

2009年09月21日 | 政治
元金融担当相と前原国交大臣の論戦が日曜日TV放送された。八つ場ダム建設中止と高速道路無料化が中心の論点であったが、自民党議員の無反省振りが顕著に現れた情けない論議に終始した。敗北した自民党の旧態然としたパラダイムが今もなお何の反省も変化も無く息づいているのである。国民の意見を代弁した、「自民党に言われる筋合いのものではない」という前原の突き離した発言にも、元金融担当相は、自民党議員共通の姑息な常套 . . . 本文を読む