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チェコ暮らしの記録

チェコのプラハでの生活

中咽頭がん治療後の食事 その2

2010年06月06日 | 中咽頭がん 後遺症
ダーリンひでの放射線治療が終わって、2年以上が経ちました。

少しずつ食べられるものが増えていますが、あの頃を振り返りつつ、本日は『麺』について書きます。

◆あんかけ焼きそば

放射線治療を終えて退院したダーリン。翌日、初めての昼食に、私が用意したのは「あんかけ焼きそば」でした。
具は、きくらげ、白菜、人参、うずら卵、etc.
麺はかた焼きせず、やわらかめにして、あんを多めにかけました。

おそるおそる口にしたダーリンひで。少し口に含むと「食べられる! ちゃんと食べられるよ!」と嬉しそうな声をあげました。あの時の嬉しそうなダーリンの顔は、いまでもはっきりと覚えています。
ちなみに、きくらげは、ツルツルと食べやすいけれど、うずら卵の黄身がボソボソして×でした。

これからしばらく、「あんかけ焼きそば」は昼食の定番でした(笑)


◆そうめん&だし

治療で味覚がやられたダーリンは、塩辛さを強く感じると言いました。
市販のそばつゆは、しょっぱいと嫌がるので、昆布だしをとって、わが家定番の低塩じょうゆをほんの数滴、つまり「昆布だしだけのほうが美味しい」と言っておりました。
そうめんは、商品によって喉の通りがまったく違うので、商品をしぼって食べていました。

◆冷やし中華

暑くなってくると、あんかけ焼きそば→「冷やし中華が食べたい」と言い出しました。
錦糸たまご、もやし、きゅうりをのせ、たれはゴマ油を多めに。
急なお客様のときに、市販のたれをかけたら、「辛くて食べられない。」と残してしまいました。私たちがピリッと感じる程度でも、舌や喉が焼けるようにヒリヒリするのだそうです。

◆パスタ

1.4ミリの細いパスタが食べやすいようです。
よくリクエストされるのは、たらこパスタ。
ゆであがりに、オリーブオイル(またはコレステロールゼロのバター)をかけて、たらこと牛乳(鉄分入りを利用)を混ぜ合わせるだけです。牛乳は多めに。足りないと食べにくいです。
市販のパスタソースでも、牛乳は必須。ちなみに、着色料入りたらこは「まずい」ので×。

◆つけ麺

日清の「つけ麺の達人」がお気に入り。何よりも、麺が口から喉をスムーズに通るからです。
スープによって青、赤、黄色と3種類の袋がありますが、赤の坦々は辛いから×。青の魚介醤油は○で、黄色の味噌味がダーリンは◎なのですが、治療中は辛みを強く感じるそうです。
黄身がとろ~りとした半熟状態に卵をゆでて、味つけをして冷蔵後に常備。「つけ麺の達人」と食べるのが、現在の昼食の定番です。

ダーリンの場合、味以前に、麺が口から喉を通るかがポイントです。お店の売り場で、バラ売りの麺を選ぶときも、今では「これは×(食べられない)、これは○」と分かってきました。
反面、外食は難しいです。先日も、お店でうどんを注文して、ほとんど食べられずに箸をおきました。「口の中でボソボソして、まったく落ちていかない。」と。
私たちは味や、口あたりで判断しますが、ダーリンには使っている材料の良し悪しが分かってしまうのでしょうか(^^;;

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (SY)
2010-06-11 08:25:58
私は相変わらず高カロリー栄養剤が主食です。

でも外出まで高カロリー栄養剤を持ち歩くのは面倒なので、めん類を食べるようになりましたが、決しておいしいとは思えません。やはり口あたりやのどごしが悪いですね。水で流さないと食べれません。

私は治療から1年経ちました。ご主人が治療から2年以上経っても、さほど私の現状と差がないのは、正直不安になりますね。

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>SYさま (ターニャ(管理人))
2010-06-11 10:21:54
おはようございます。

現在の主人は、朝はパン(パケットがお気に入り)とハムにサラダにフルーツ、夕食はご飯に普通のお惣菜と、ごく一般的な食事がとれています。
昼は麺中心で、味覚もかなり戻っていて、掲載の「つけ麺」と「パスタ」は特においしくいただけています。

確実に回復していますので、SYさんも希望を失わないでください。
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