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どんぐりうさぎのタンポポ野原2

風のマジム🌺原田マハ を読みました。


 読売新聞 日曜版の「本よみうり堂」
「どっち派?」という読者参加型のコーナー
沖縄VS北海道(8月25日朝刊)を
楽しみにしていました

私は池上栄一さんの小説が好きなので
期待していたのですが 「池」の字もなく
残念に思いましたが
原田マハさんの「風のマジム」が
紹介されており興味を持ちました

派遣社員として那覇で働く28歳が
社内ベンチャー募集の告知で
郷土沖縄のさとうきびでラム酒を造る
という事業を提案
実現するまでの物語なのですが
こちらの主人公には実在のモデルがいます

2004年にラム酒造会社「グレイスラム」を
設立 社長就任された金城祐子さん
南大東島のさとうきびで
ラム酒を作られています


掲載誌です

私は沖縄が好きなので
金城さんのインタビュー記事や
南大東島のことについて
雑誌やJTAの機内誌「コーラルウェイ」で
知りました

小説の主人公の名は「まじむ」
沖縄の言葉で真心という意味だそうです
本のタイトルの「風のマジム」は
待望のラム酒の名前です

南大東島は那覇から東へ400km
琉球エアーコミューターの
プロペラ機が飛んでいます
火山の上にできた珊瑚礁が隆起して
できたとかで 内側が外側より低いため
島にいても海が見えない独特な島です

ラムはさとうきびからできる酒
だから「風が育てる酒」だと
教えてくれたおばぁ(祖母)
まじむとおばぁの関係がとてもよく
爽やかで温かく素敵な本でした

小説の中にまじむが依頼する醸造家が
アセロラのワインを造っていることも
出てきて検索してみたら
本当にそのワインが存在していていたり
モデルがある小説だからこその
 楽しさも味わいました 


ちなみに読売新聞の「どっち派?」の
北海道には三浦綾子さんの「塩狩峠」が
紹介されており
高校生の時友人が読んでいて
「終わったら貸して」とお願いしたら
「良かったから」とプレゼントして
くれたことを思い出しました

本の写真に添えたのは
石垣島の米子焼工房さんの
シーサーのストラップです

🌺


 

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