
ひょんなことから苦手な祖父(83歳)と
2人で暮らすことになってしまった青年
桐矢(25歳)を中心とした 家族の物語
祖父の過去と桐矢の日常が
交互に語られてゆく中で
口が悪くガサツな祖父の知られざる
人となりが明らかになってきます
祖父は 戦後
お腹いっぱい食べられることの
幸せを知ったから
孫に食べさせてやりたくて
カレールーをたくさん
買い置きしているのでしょう
そんなこととは知らずに
これを消費するために
桐矢がカレーを作る
カレーを食べる時間が
かけがえのない大切な日常になっていく
家族っていいなと思わせる
今回も素敵な物語でした
小説の流れとは関係がないのですが
物語の中で 従姉妹の1人が
ロリ系ファッションなので
「下妻物語」が会話に出てきました
嶽本野ばらの小説も
映画化されたもの
(土屋アンナ 深田恭子)も
大好きな私は思わずニヤリ
(^_^)v
大好きな私は思わずニヤリ
(^_^)v
著者の「夜が暗いとはかぎらない」の
暁マーケットも話の流れで登場し
こちらもニヤリ♪…でした
*写真に添えたオリエンタル坊やは
個人的な私の好みであり
この小説とは一切関係がありません
あしからず*