



林屋染雀さんは落語以外の古典芸能も嗜んでいるそうです。
引き出しの多い人って羨ましいですね。
特に浄瑠璃や日本舞踊に親しんでいるので、
その引き出しを充分に生かすネタを披露してくれました。

ネタは「豊竹屋」・・・
豊竹屋節右衛門(とよたけやふしえもん)さんという浄瑠璃語りの好きな男がいました。
一芸を磨いて何かになるタイプでなく、
浄瑠璃語りの節回しを真似して、それっぽくアレンジして喋り倒す人

そこに、今で言うならエアギターの名手(

口三味線で何でも即興演奏をしてしまう花梨胴八(かりんどうはち)なる男が現れて
即興の浄瑠璃合戦が始まる・・・そんな筋立てです。
豊竹屋:

花 梨:

節回しは初めて聞いても日本人のDNAが拒否しません。
これに乗れてしまえば
2人の上方男のバカなかけあいに

オチは


でも、生の落語で聞いて欲しいので内緒です。
この2人のセッション部分は師匠からの口立て通りなのか
それとも客席の空気を読んでの即興もあるのか
落語家さんそれぞれの技量が試されるネタみたいです。
「


「





その後、落語以外に着物を高座の上で踊りながら前後ろに着なおし
(いやん、ばかん、あんたも好きね・・・の世界ではなく

背中でお伊勢参りをする寄席芸(

寄席芸をできる落語家さんは他にいるのかしら?
お座敷に出た太鼓持ち、ほうかんと関係はあるのかしら?
汗だくで踊っている染雀さんはとても勉強かなんだな・・・と感心

某試験前

風邪引いて寝込んでいる



頭が下がるのでした。