タバコってなんですか?

日本のタバコ規制が進まないのは財務省、JT、悪法・たばこ事業法の三悪が元凶です。

安易な検証、適当な考察しかできない武田邦彦の論調に騙されてはいけない   

2011-09-07 22:44:53 | タバコのニュース(その他)
こんばんわ。
中部大学の武田邦彦教授がなにやらタバコ擁護を展開しています。「データからなにかを言うときには可能な限り先入観を無くし、利権や名誉などから心を離しておかないとならない」んだと。どの口がそれを言うのか

第一弾
日本人が大人になるチャンス・・・タバコ増税

第二弾
日本人が大人になるチャンス・・・タバコの危険性

第一弾は言ってみれば「タバコを禁止にするなら、何故他の身体に悪いものを禁止にしないのか」という話のすり替え、「スケープゴート」です。有害なものはタバコだけではありません。他にも様々な危険なものもあります。安全であるものにも使いようによっては危険なものも数多く存在します。

タバコを規制すべきなのは、幾ら正しい使い方をしても使用者を死に至らしめ、そして周囲の人をも巻き添えにしてしまうからです。

タバコは年間約2兆円の税金が一般財源に組み込まれていますが、それ以上にタバコの損失が大きいのです。国としては損失の方がはるかに大きいタバコを規制していくのは当然の事です。

この御仁も米国の過去の禁酒法を持ち上げてきましたが、一気に禁止するわけではありません。禁煙先進国であるオーストラリアやカナダ、北欧ですらまだ禁止に至ってはいません。未だタバコ税に完全に依存している日本が禁止に至るわけが無いでしょう。

また、第一弾ではタバコは「個人の楽しみ」「個人と精神の整理」などメリットがあると書いています。しかし、実際には彼らはタバコを楽しんでいるのではなく、ニコチンが無いと生きていけない身体になっているのです。実際にタバコを止めたいと思っている喫煙者も少なくありません。

それで、なんで『アイヌ文化では「戦争を避けるための道具」』なんて何百年も昔の話を持ち出してくるのでしょうか?アイヌ文化ではそうかもしれませんが、今は時代もタバコに対する考えも全く違います。これは無理なこじつけです。

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第二段は知っている人が見たら唖然とするほど酷い検証なのですが、タバコに関して無知な人やニコチン依存者が見ると「冷静で丁寧な分析」と間違った方向に導かれてしまいます。


まず、喫煙率と肺ガンとの関係ですが、喫煙率が減少したからと言って直ぐに肺ガン死亡率が下がると言うわけではありません。

肺ガン死亡率が先に減少した米国を例に挙げますと、米国の喫煙率が減少したのは1960年代です。しかし、肺ガン死亡率が減少に転じたのは1990年代初頭になってからです。

日本における喫煙率と肺ガン死亡率との関係に大体似ていますね。

これは何を意味するのでしょうか?肺ガンは長い潜伏期間を要する為、正常細胞がガン化してからレントゲンやMRIなどで発見されるまで数十年の期間を要します。

即ち、喫煙率が低下したからと言ってその直後に肺ガン死亡者数が減少するわけではないのです。

ちなみに、日本男性の肺ガン死亡者数は2006年から減少に転じています。

女性の肺ガン死亡率の増加も男性のそれと同じようなものです。女性の喫煙率は1950年ころに頂点に達したまま減る傾向が無く、肺ガン死亡者数も減らないと考えられます。

また、武田氏の問題のブログにも書かれている通り長寿になったのも関係しています。長寿になれば肺ガンを含めたガンの死亡者数も増えます。

ちゃんと単位まで見てくれた人は気付いたと思いますが、「喫煙率と肺ガン死亡者数」です。「喫煙率と肺ガン死亡率」ではありません。彼もこのトリック引っかかったかどうかわかりませんが、単位が違うだけでかなり事実と異なる見方になってしまいます。

もちろん、肺ガンの原因の全てがタバコと言うわけではありません。しかし「タバコと肺がんはほぼ無関係」と暴論を展開した武田氏は完全に間違っています。


養老氏など思い込みの激しい文学者がこのような曲解をするのならまだ理解できますが、一応理系の科学者の武田氏が何故こんな科学者失格並みの暴論を展開しているのか理解不能です。

まさかJTからカネをもらっているのではないかと、武田邦彦死に関してwikipediaを参照すると、

武田邦彦(wikipedia)
科学的に不正確な点や誤謬、根拠としているデータが捏造であるとの批判がある。批判に対しては主張を微妙に変えることもあり、結果として矛盾した主張になることもある。また、最新データがある場合でも持論に都合良く古いデータを引用したり、孫引き、原典の存在しない「引用」をおこなうなど、引用に関しても多くの問題が指摘されている。

とあり、タバコだけではなく暴論を展開しているようであり、かなり信用に欠ける人物であるようです。


なんでこんな「自分の考えが世界の全て」と考えているような人が大学の教授なのでしょうか?中部大学は高校生でも教授になれるのではないかと疑ってしまいます。

武田邦彦は中部大学の恥さらしです。武田氏は中部大学の名誉の為にも教授職から退くべきで、他の教授も学生も彼を退官するようにしないといけません。

このような人が、大人を超えた「老害」というわけですね。


☆京都府受動喫煙防止条例の署名をよろしくお願いします!
クリーンエア京都署名

★無煙環境実現の為にご参加をお願いします!
全国禁煙推進地方議員連絡会

☆タバコ値上げ賛成署名お願いします!


日本医師会「国民の健康のため たばこ税の増税に賛成します」

でわでわm(_ _)m。

 

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