
ハナバエ科のPegomya kiangsuensis Fan, 1964 雌
2019.4.8 三重県津市の丘陵地の孟宗竹林で,体長8㎜ほどのハナバエが多数発生していた.青竹や枯れた竹に止まるものもいるが,多くは捨てられたばかりのタケノコの皮に集まり,その表面を舐めているようであった.
このハナバエは,中国江蘇省をタイプ産地とするPegomya kiangsuensis で,中国ではタケノコの害虫として知られているという.
3~4月に出現し,日本では東京都,千葉県,茨城県から記録されているが,本種の分布を調査している方の話によると,近畿東海地方にも広く分布しているという.
脚の腿節と脛節が黄褐色であることが特徴.和名はまだ無いが,そのうち誰かが新称するだろう.

Pegomya kiangsuensis 雄

タケノコを掘って,その場で剥いた皮が捨てられてあった.その皮を舐めるハナバエ.雌が圧倒的に多かった.
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