沖縄のおっさん

本日は記憶がないほど連続した仕事の最終日で
午後３時以降の記憶が本当にない。

疲れつつジムに行きホモセクシャルヨーガを堪能。
今日も先生のファッションは怒派手で癒される。
タナカが疲れているのを知っているかのようにユルメのメニューだった。

電車やら道やらで聞いていたのはソラニンのコンピアルバム。

カエラとかグレープバインとかチャットモンチーとかゴーイングアンダーグラウンドとか
自分好みのアーティストの刹那い感じのいい感じの曲が入っていてお薦めだし聞いた方が良いと
どこの誰に向けてだか分からないけど思う。

腹が減りすぎていつもの居酒屋に行こうとするが
飲んだくれの店長がおっさんと話し込んでるのが見えてやめる。

タナカは暇で旨い店を愛す。
少し高くてもかまわない。
そしたら少ししか頼まないから。
そしたら安くなるから。

自分の事タナカとか言ってるのはモー娘。が安倍とか矢口とか言ってたのと同じな感じでキモイからやめろと以前言われたが、ブログは自分の数少ない自由になる空間なのでかまわず使う事とする！（キングオブコメディー風）

で、近所の気になってたけど行った事なかった沖縄風の店に顔を出す事に。
土曜なのでガンガン混んでやがる。

カウンターに座り、ビールとゴーヤチャンプルーを注文。
お通しはポテトサラダ。

ポテトサラダをお通しで出す店は８０パーセントの確率で不味いんですけど
この店は旨かった。

ただ量が多いのでカップルとか会社の同僚と来るのに向いてるとみた。
様は一人ようではない。

３５歳くらいの女性店員がゴーヤチャンプルーはハーフもありだと言うので
それならとハーフにしてもらう。
豆腐がゴーヤの苦みとまろっとさせつつ肉の味がガツンと来る。
良い兆候だ。

なぜだか分からないが沖縄のおっさん風の店長がやたらと話しかけてくる。
一人で来たのがタナカだけだったからかもしれない。
気の毒にみえたのかもしれない。

『仕事か？頑張れ。ジッポー使ってんのか？偉いな。頑張れ』

やたらと肩やら背中やらを叩いたりしてくる。

始めはイラっとしたが
だんだんと自分が久々に人間あつかいされているような気分になってきた。
そうえいばしばらく誰かに触られた事なんてなかったな。

なんていい気分で終わろうとしていたんだけれども
あまりにばしばし触ってくるもんだから最後には若干イラツクはめに。

オレはやはり一人でいるのが似合いらしい。

隣に座った男女二人組。
男は２５くらいの小太り。
女は大学生。
女子はやたらと海外旅行の行き方やらチケットの予約方法なんかを小太りに聞いている。

オレはやたらと男女のそういった類いの感情方面に敏感な生き物だから
女が小太りと交尾したがってる事は分かった。

半端なツラした半端な女子だったが
そこがかえって村々しやがる。

ビッチ！恋とかしてんじゃねえよキタネエなあ。

まあ頑張って交尾できるといいね。
でもチケットならオレがHISで取ってやるから
しかるべき等価交換してくれねえかなあ。

ビッチ。

グレープバインの風待ちは本当に良い曲だ。
聞く価値がある曲だ。


関係ないが最近ユナイテッドアローズで中身はセイコウの時計を16800円で買った。
ここ１ヶ月で一番嬉しかった事だ。


オレは一人で死ぬんじゃないよ。一人で生きるんだよ。
それが最近分かった。

良い兆候だ。

ソフトオンデマンドよ。

オレのホルモンバランスを整えるために
手を替え品を替え
舌打ち混じりに村々するセクシービデオをこしらえろ。

これは勅命である！
（ファイブスターストーリーズより。）

それではまた近いうちに。

銀魂新訳紅桜編

バクチダンサーバクチダンサーという事で
タナカが唯一、ジャンプで毎週見ている漫画『銀魂』の劇場版です。



ここで銀魂の基本設定をしらない方々にご説明。

かつて侍の国だった『江戸』は
天人と言われる宇宙人に開国を迫られ
幕府の独断で不平等な条約を結ぶ事に。

これに不満を持つ侍達により
攘夷戦争と言われる長くハードな戦を経て
江戸は一応の平和を享受していたとさ。

主人公の坂田銀時は
攘夷戦争で白いナンチャラとい言われ恐れられた侍。

大切な人を無くしながら
国にも人にも絶望する事なく
ゆるりゆるりと生きている。

カブキチョウと呼ばれる下品な街で何でも屋を開業しながら
眼鏡の少年とチャイナ服の少女をバイトに迎え
今日もなにがおこるやら、おこらないやら（大して何もおこらない事が多い）




劇場版の感想。

微妙。

高杉との対決がない。
なんかしかのプロローグっぽい。
不満。




銀魂本来の魅力は少年漫画史上もっともリアルなギャク。
そのクオリティーの高さ（低さ）。

漫画だからこんな程度のベタなギャクでも笑うだろとかではない。
新進気鋭の芸人を超えるレベルでボケて突っ込みます。


そして唐突に始まるシリアスモードの台詞がうまい。
このギャクとシリアスのバランスの取り方が凄い。

読者に特定のイメージを持たれないように。
パンチをスルスルとくぐり抜ける熟練のボクサーのようです。

まあお薦めの漫画ですしテレ東のアニメも面白いし
途中から見ても全然意味分かるので
みんなして銀さんに合いにいきましょう！

吉祥寺井之頭パーク～桜仕掛けの人形たち～ ♯03

僕の名前は営業２号。
名前の由来はapeばかり着ていたからでも愛人をしていたからでもないんです。
秘密なんです。

僕はホモではないけれど神木隆之介が大好きで
特に小さい頃の、例えばインストールとか妖怪大戦争とかの時代の彼には神としか言えないオーラがあったんです。
ホモではないけど彼の太ももを舐めたいと思っていた事を否定出来ないんです。

でも最近の彼はやっぱり成長してしまって
それは自然の摂理だし人は成長するものだし寂しいけれどそれが人生だから仕方が無いんですが
最近は自宅で彼の昔の動画をファイナルカット（mac用の動画編集ソフト）で編集してるんです昼なんです。

タナカさんとの出会いは僕が中学校の男子トイレに忍び込んで
こっそり盗撮用のカメラを仕込んでいた時でした。

ホモではないけれど男子中学生の未成熟なうなぎを鑑賞するのが大好きな僕は
犯罪にならない範囲で動画を収集していたんです。

その時トイレのドアが空き、やたらと顔の良い男が入ってきます。
それがタナカさんでした。
僕は男子中学生たちに自然な姿でうなぎを出していただこうという気遣いで
学ランを着ていたものですから
何食わぬ顔で用をたすふりをしていました。

「お前、何してんの？」

「池袋支店の水木と申します、あ！」

僕は以前、信用金庫につとめていたものですから、つい『何をしているんだ』という意味の『何してんの？』を
『何支店の』と勘違いしてしまったのです！
しかも本名を名乗った上に名刺まで出してしまいました。

『ちぃぃぃっ』

僕はほとんど反射的に足首から小型ナイフを取り出しタナカさんのクビに切りつけていました。
以前自衛隊にいた事もある僕は、先任伍長からも自衛隊内部でも極秘の特殊部隊、『海坊主』に推薦された程の戦闘力を持っていましたから
まさかタナカさんがナイフをよけるなんて思ってもいませんでした。
だけど、僕のナイフはタナカさんの細いけど筋肉質のクビには一ミリ程届かず
同時に腹に受けた凄まじい衝撃に、タイルの壁に叩き付けられていたのです。

「ぐふぉ」

この敵はやらなければやられる。
僕はこの時、タナカさんを完全に自分と同等以上の敵として認識していました。

ナイフを右手に持ち替え、瞬時に人を殺すモードに入ります。
しかし、体が動かないんです。昼なんです。

目、タナカさんの目が、僕の動きを完全に封じてしまったのです。
この人の目は、本当の絶望を知っている目。
だけど、本当の優しさを知っている目。

なぜだか僕はそう思って、その場にへたり込んでしました。

『危ないでしょ』

そういうと、嘘みたいにタナカさんから殺気が消えました。

『なんで僕が中学生じゃないって分かったんですか？』

『なんでバレないと思ったのかを知りたいよ。ブレザーの学校で学ランだし、どう見ても３０過ぎだし』

『負けましたよ』

『勝ちたくねえけど』

あとで聞いた話しなんですけど、
タナカさんは学校で教師をしている同級生から
学校のトイレで怪しい男がウロウロしていると言う相談を受けて
調べていた所、僕と出くわしたらしいんです。

そんなタナカさんから連絡があったのは、昨日の事です。

『一人、面倒みてほしい女がいるんだけど』

タナカさんの頼みじゃ断れないな。
僕は久々にアーミーナイフを腰に装着して
待ち合わせの場所に向かいました。

本当においしい魚肉ソウセイジを探して

私は魚肉ソウセイジが大好きなのに本当においしい魚肉ソウセイジを食べた記憶が無い。

なぜだ。

魚肉ソウセイジが好きなのに美味しい魚肉ソウセイジを知らないってなんだ。

魚肉ソウセイジが好きだというのは、誰かに上書きされた偽りの記憶か。

神が本当の自分を見つけられるか、試しているのか。

分からない。なにが本当で何が嘘。

自分が本当に前田敦子を好きなのかも分からない。

最初は遅れすぎたAKBファンとして、誰かオシメンを作らねばという気持ちだったのかもしれない。

たまたまメディアの露出が多かった前田氏を選んだだけなのかもしれない。

Q10というドラマを観たからなのかもしれない。


だけど私は

あっちゃんを愛している。

たとえ世界中がスナイパーが私の額に照準を合わせたとしても。


あっちゃんの名にかけて。



今回も素敵なポエムで始まりましたこのブログ。

こんにちは、編集長のタナカです。



今回のメインテーマは

美味しい魚肉ソウセイジのブランドを教えて下さい。愛を下さい。

あと美味しいカンズメを教えて下さい。

あと好きなAKBメンバーを教えて下さい。

おやすみ睡眠。

残念な中華料理店

僕はたまに美味しくないと分かりつつ
食べに行く中華料理店があるんだぜワンツー。

引っ越してきた当初は
馬鹿みたいに外食してばかりで
財布の中の金がホームルーム終わりの中学生みたいに勢い良く飛び出していった。

この街の飲食業全体の売り上げの２パーセントくらいは使ってたんじゃないかって思う。
（キャバじゃないよ）

少し前から、多分去年の終わりくらいから僕がその不味い中華料理店に行く理由。
それは、そこになんの期待もしなくてすむからだ。

期待とは、絶望の状態にかすかに射す光だし
生きていくために多分なければいけないものなんだろう。
でも、疲れる。

例えばいつも美味しいと思っていた焼き鳥が若干生っぽかったりとか
お通しが貧相だったりとか
優しく接客してくれる美人の店員さんがそっけなかったりとか。

疲れている時に期待を裏切られてしまう事ほど辛い事はない。

ドラマや映画でも
主人公を落ち込ませたいときは、その前に嬉しいエピソードを入れろという法則があるらしい。

高く持ち上げてたたき落とす。
結婚が決まってたら殉職する刑事。
やっとレギュラーに選ばれてから肩を壊す高校球児。

その中華料理店は、料理、サービス、内装その他もろもろ、誰がみても底辺だ。

アジア系の店員はいつも怒っているし床は油でギトギトして滑りそうになるし
客はいかにもぱっとしない感じの給料が安そうなサラリーマンとか。
（僕も当然この中にカテゴライズされるわけだけど）

茨城の豚くせえおっさんがいくら頑張った所で
若者に混じってエスニック料理とか食うのは無理があるんだって。

階段を昇って突き落とされるのはもう嫌だ。
だったら一階の廊下で座り込んでた方がいい。
もうたたき落とされてたたき落とされて
これ以上たたき落とされると後頭部から脳味噌が出るかもしれない。

深海魚が地上に出ると内蔵が飛び出るように（想像ですけど）
低き所のいきものは低き所にいなければ、というか低い所が安心する。

この店は前回より接客が酷くなる事はない。
頭にラーメンぶっかけられるくらいのことがなければ。
味は日大の学食レベル。

本職じゃないおばちゃんがやっつけで作ったレベル。

若い女子が入ってきてもしかして隣に座るんじゃとか
隕石衝突ばりの偶然にわくわくする事もない。



そう、この店は僕にとって一階の廊下だ。
ひんやりしていて汚くて日が当たらなくて安心。
もう僕は仕事以外ではまったく頑張らずに生きていく。

なにも守らないし守られたくない。
貸しは作っても借りは作りたくない。
アニメをみる事だけを認められた刑務所で淡々と生きていく。



タナカ『ラーメンと一口餃子と半チャーハンとビール（実は発泡酒）下さい』

店員さん『ご注文ラーメンと一口餃子と半チャーハンとビールでした。よろしいですか』

確認してるのか報告してるのかも分からない。

大塚愛の恋愛写真が聞きたい。

『ただ、君を愛してる』

なあ、誰もてめえなんか愛してねえよ。

知ってる。



携帯が鳴る。


タナカ『食事中だ』

築地『いつも同じ店ばっかり言ってると狙われるぞ。生活パターン固定するなって言ってるだろ』

築地とは僕の仕事とクライアントの仲介をする男。彼がこっちの行動を監視しているのはいつもの事だし、驚きもない。

タナカ『なに』

築地『今から３０秒後、キャバ嬢風の女と入ってくる２５歳くらいの男。ヤンキースのキャップに黒のパーカー着てる』

タナカ『やるって言ってないけど』

築地『お前にノーはないだろ』

タナカ『この店、気に入ってるんだけど』

築地『出来るだけ派手にやってくれってオーダーです』

通話状態のまま携帯をテーブルに置く。

言った通りの男が入ってきた。ビッチも一緒だ。

ジャケットの内側から銃を抜く。撃つ。男と女。

携帯を手に取る。

タナカ『終わった』

築地『二発聞こえたぞ』

タナカ『一発づつ。男と女』

築地『男だけだよ』

タナカ『女はサービスでいいよ』

携帯を切る。

いつもの店員と目が合う。

タナカ『ご注文は以上でよかったです』

小声でつぶやき店を出る。

もう来る事もない店。どこにでもある普通のまずい中華屋。

心の奥でチクリという軽い痛みを感じる。

なんでだ。



僕はレジに１０５０円を置いて、店を出た。
油まみれの床で足を滑らせないように注意しながら。

吉祥寺井之頭パーク～桜仕掛けの人形たち～ ♯02

勘違いされると困るんだけど
新垣ユイと名乗る女の仕事、というか相談を受けたのは
別にオレがシティーハンター的な美人に弱い男だったからではない。

単に金がなかったから。

リアルな話し、オレの財布には今、３０００円と小銭が少ししか入ってなかった。
はっきり言ってめんどくせえとか言える身分ではないのだ。
でもここでニンマリしてしまっては足下をみられる。

あくまでも金には困っていないてない感じで、というか金自体に興味がない感じで
むしろ金というものがこの世に存在している事すら知らないかのように振る舞わなくてはならない。
それでいて向こうから金の話しが出るような雰囲気を作らなくてはならない。

まあオレなら出来るけど。

ドン、という音がして机の方をみる。
一瞬、そこに置かれているものがなんだか分からなかった。

『３００万しかないんですけど、足りますか？』

無言でそれを見つめる。札束である事を理解するのに７秒かかった。

『詳しく聞いてからじゃないと』

その時オレは既に『人殺し以外ならやる』と決めていたのだけれど
ギリギリの所でそう答えた。

たとえ明日世界が終わるとしても、僕はみんなにお薦めのアニメを語ろう

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない

知ってる人は知っているフジテレビの深夜アニメブランド『ノイタミナ』の枠で始まったノスタルジーと多分再生の物語。

舞台は田舎。季節は夏。

山の中に秘密基地（ただの丸太小屋）を作り

超平和バスターズなるチームを作っていた小学生達。

彼らは仲間の少女の死をきっかけにバラバラになる。

時は過ぎて彼らは高校生。

主人公の少年仲間のリーダーだった頃の面影は無く

受験に失敗したただの引きこもり。

彼の前に突然あらわれた死んだはずの少女。

徐々に明らかになっていく仲間達の現在。

みんな共通の罪の意識と寂しさを共有しているから

一緒にいる事が出来なくなっている。


春から夏の切なさを先取りして

夏の恋に備えましょう。

その可能性をまったく感じない人は

あらかじめその情報を

脳内エクセルの２０１１夏の想い出の欄に

コピペしておきましょう。





C

キャッチコピー

しょせん金は金か、あるいはそれ以上のものか


公務員になるのが目標の大学生が

未来を担保に大金を稼ぐ事が出来る異世界でなんだかんだでCG沢山で好きな子もいて面白そうな感じです。




マジすか学園２

見たい。


あとはまた後で。


お願いします（なにを？）

吉祥寺井之頭パーク～桜仕掛けの人形たち～

オレの名前はタナカ。吉祥寺で小さな雑貨屋をやってる。
雑貨とかいってもヴィレッジヴァンガードみたいなオシャレで気の利いたものなんて置いてない。
うちにあるのは、例えばusbのフラッシュメモリーとか業務用のゴミ箱とかテンガとかそんなのだ。
まあ古道具屋？

誰か買いに来るんだって思うだろ。そう、誰も来やしない。
たまに来るのは近くでインド料理屋をやってるガンジーくらいなもの。

ガンジーの本名は本当は凄く長くて、由緒正しいものらしいんだけど
オレの中でインド人と言えばガンジーしか知らないからそう呼んでる。
この話しをするとアイツは決まって『これからはインドの時代が来るのよ！』とか『そのうち日本の女性たちはインドに売春しにくるのよ！』とか
オカマみたいな日本語で怒るけど
オレからすればあのガンジーと同じ名で呼んでもらえる幸せに感謝してほしいくらい。
ガンジーは本当にクールだしリスペクトしてる。その理由はウィキで調べて想像してくれ。

桜の季節。
外からの観光客で賑わってるらしいがうちの店は完全に例外。
右腕には昔の彼女からもらった韓国土産のオメガSPEEDマスターが５時をさしている。
別れて３年後に偽物だって分かった時計だけども、まあ大体合ってるだろ。

『酒でも飲みにいくか』

誰に言うでもなく口に出す。
見切りをつけてシャッターを閉めよう席を立った時、その娘は立っていた。

前髪はキチンとに揃えてあり、一目見て育ちの良さが分かる感じ。
アクセサリーは時計だけ。スカーゲンのシンプルなヤツだ。
自分を過剰に良く見せる事はしないタイプ。でもダサイのは許せないタイプ。オレの苦手なタイプ。

確かに彼女は化粧とかで飾る必要を感じなかった。
一言で表すなら、美人。
制服はどうやらこの辺の学校じゃないみたいだ。

オレは頭の中で、もしフランス書院の作家だったらここからどんな展開を考えるだろうと想像しようとした。

『あの、タナカさんですか』

遮り彼女が発した言葉。オレの名前。オレの名前を知ってる客にロクな客はいない。嫌な予感。

『で、だったら何？』

『吉祥寺７日間戦争でパルコの屋上から突き飛ばされたけど、ナイキのスニーカーのクッション性に助けられて、軽いねん挫で済んだうえに、そのまま非常階段で屋上まで戻って相手をデンプシーロールで倒したって本当ですか』

彼女は実力でＮHKに入った新人の女子アナみたいにスラスラとその台詞を言った。

『ドンドン話しが大げさになってる。屋上じゃない。３階だ』

『吉祥寺で困ったら警察行く前にタナカさんとことに行けってクラスの男子が』

『素直に警察に行ってくれ』

やっぱりだ。またこの手の話し。
昔の頭の悪い連中と頭のおかしな連中の仲裁に入っている間にいつのまにか頂いた有り難くない称号。
吉祥寺の解決キング。
そしてオレはこの話しのオチを何となく分かってる。

『お願いします。彼を探して下さい』

凛とした彼女の顔から涙が溢れ出した。
目が笑ってないなんて言われるヤツがたまにいるけど
彼女は目だけ泣いていた。


『聞くだけ』

『え？』

『聞くだけだ。それから判断する』

やっぱりだ。オレはこの話しを受けるんだろう。
少し長くなりそうな彼女との会話の前に
オレはマイルドセブンに火をつけた。

『名前は？オレは名乗らないヤツとは深い会話はしないんだ』

『新垣、新垣ユイです』


つづく






今回から始まりました吉祥寺井之頭パーク。

この作品では出演者を募集しております。

読者の方で出演しても良いという方

希望のキャラ設定（無くても可）と名前をご記入の上、コメントまでご応募下さい。

次回、適当にアレンジして登場人物に加えさせていただきます。

くわえるといってもイヤラシイ意味じゃないんだよ嫌いにならないでねえ。

お願いします！

涙がキラリ

スピッツの草野マサムネが地震の報道やらなんやらで急性ストレス障害になったらしい。
というニュースをミクシィで見た。
ライブをいくつかキャンセルしなくちゃならないとのこと。

気の毒だ。

ミクシィニュースには下にその記事に関する事を書いた日記が表示されるんだけど
そこに書いてあった言葉が『売名行為』。

なあ兄ちゃんよ。
誰に向かって売名行為とか言ってんだ？

マサムネは本物だぞ。本物の不思議ワールドの生き物だぞ？
米の代わりにイノセントとか白いワンピの香りとか食って生きてんだぞ。

あんだけ売れてて今さら誰にどう名前を売りたいってんだ。

この時期に名前売るならどう考えてもライブやって募金集めるべきだろ。
考えてしゃべれボケ。

人の不幸でしかテンション上げられないクソッタレの引きこもり野郎は黙ってテンガでオナニーしてろよマザファッカ。

てめえの名前なんて日本どころか半径１００メートルの人間にも覚えてもらえねえし。


熱い涙を誘う曲ばかりが今必要なんじゃない。

優しい感情とか小さな個人的な想い出を詰め込んだスピッツの曲だって
傷ついた人間には必要なんだ。

とか言いつつ寝る前に涙がキラリを聞こうかなと。

胸くそ悪い記事でスンマセン。

次はハッピーな感じでまた食べ物の話を（笑）

ちょんまげプリン

映画館で予告見た時は
このジャニーズ映画って誰が見るんだよって思ってタンスけど
おもしれえ。

ゴールデンスランバーとかジェネラルルージュとかの中村義洋監督。

引き算の上手い監督なんで、落ち着いて見れて良い。
過剰な演出を信条とする堤さんとは真逆。

日本には珍しいドライでクールなのに温かさがある監督だ。


ちょんまげプリンでもその手腕は存分に発揮されていて

錦戸君がともさかに『江戸から来た』的な事言っても

『この人ちょっとおかしいんだな』的なリアクションしかない。

その微妙な間とかがクスクス面白い。
そんな感じで感情揺らさずに見ると良いかなと。

あとタナカはともさかりえジェネレーションなんで
なんだか33歳の主婦役の彼女に
抗い難いリアルな性的興奮を覚えてしまった事をここに報告しますとともにお詫び申し上げます。


まったりしたい夜とか雨の昼間にどうぞ。


まったく関係ないんですが

以前のシーザーサラダの記事はコメント多かったので

また食べ物アンケートしたいと思います。


『好きなパスタはなんですか！？』


ちなみにタナカは

カルボナーラカリカリベーコン乗っかってるやーつ

ペスカトーレ

カニみそのクリームパスタ

などです。

でも一番はやっぱり『カルボナーラ』すかねえ。
たまに夜中の三時とかローソン行って食ってすぐ寝てるし太るし。

ピカルの定理的にいえば

『俺のカルぅがボナーラ状態』という事なんでしょうね悲しいけどこれ戦争なのよね。

コメントの件、よろしくお願い申し上げます。