やまのたなぼた日記

楽しかったコト・面白かったコトをこつこつ書いていきたいです。

裏表源内蛙合戦

2008-12-17 | お芝居

シアターブラバに「裏表蛙合戦」を観てきました。

作・井上ひさし
演出・蜷川幸雄
音楽・朝比奈尚行

うーん。
「井上×蜷川」作品。

長くて苦手やった…という印象
ってか「天保十二年のシェイクスピア」がトラウマになってたんやけど
やっぱり
長くて苦手やった-かも


休憩時間含んで4時間ちょい!!!

4時間強。思ったより早くかんじたけど、
それでもやっぱり長い!!長い!長い!
あげく内容がいくら音楽劇にしても
やっぱり重いんよなぁ

っていうか…音楽がはいることによって
余計見ていて辛い場面すらあったわ。

はぁぁ。「蛙合戦」というタイトルだけで
もうちょっと気楽に観られる作品を想像していた
あたしがバカだっただけやねんけどね。

話はというと…タイトルそのまんまの
江戸時代の天才発明家(?)の平賀源内の人生を
裏と表の人格で描いた作品。

平賀源内。劇中のエピソードが全部ほんとなら
偉人ともいえるし、狂人ともいえる
それは面白い人物でございました。


その源内の表を上川隆也さん、裏を勝村政信さん
が演じてました。
上川さんと勝村さん。ほんまに裏表のようでした。
2人の戦いは目を見張るものがあって
素晴らしかったです(2人の演技は見る価値あり!でしたわ)。

その他の出演者…

高岡早紀
豊原功補
篠原ともえ
高橋努
大石継太
立石凉子
六平直政


…皆さん、芸達者でしたわ。

高岡さんが“ばばぁ”と呼ばれているのに
ビックリ(若くて美しいのに!)。
六平さん、いろんな役を演じてはりましたが…
なんとなくどれも何故かキミが悪かったわぁ。

とにもかくにも。
事前にHちゃんから
「やたらと長くて、間延びしていて、
面白いのは最初だけ」

と聞いていたので(かなりボロカス)
それなりにココロガマエをして観劇したので-
とりあえず眠らずに最後まで完走!
あ、あ、ありがとう、Hちゃん。


冬の絵空

2008-12-17 | お芝居
サンケイホールブリーゼの杮落とし公演
「冬の絵空」を観てきました。

1週間ほど前に。

うーん。
杮落とし公演にふさわしいかどうか…
ちょっと疑問があったかなぁぁ。

とりあえず。
もうちょっと昔で。
もうちょっとあたしが若くて。
もうちょっと藤木氏に愛情を持てたら…
楽しめたのかな?

この作品は劇団そとばこまちの20年くらい前の作品なんだそうな。
それを鈴木勝秀氏が演出。

話は一言でいうと

忠臣蔵の黒幕は一人の商人・天野屋利兵衛(生瀬勝久)で、
討ち入りしたのは大石内蔵助(橋本じゅん)ではなく
大石になりすました歌舞伎役者・沢村宗十郎(藤木直人)だった…

みたいな話。

出演者は

藤木直人
橋本じゅん
中越典子
中村まこと
片桐仁
伊達暁
新谷真弓
六角慎司
内田滋
小松利昌
前田悟
武田浩二
八十田勇一
松尾貴史
加藤貴子
生瀬勝久

っと。ある意味豪華キャストで
期待もしてたんやけど…
話の鍵になる沢村宗十郎が
高下駄を履いて歩くことすらままならない、
見得を切ったの切ったことがわからない、
そんなそんな歌舞伎役者って
どうなんですかぁぁぁぁ(絶叫)

…といったかんじで
ノックダウンされてもうたかも!!
(再起不能)。

どうしてこの役が藤木さんだったのか
大きく疑問(集客力はあるんやろうけど)。
華やかな容姿のせいかよけいワル目立ちしているように
見えました。
でもってまわりが芝居上手な人が多いのも
かえって裏目にでたかなぁぁ。

そう。演技達者といえば
天野屋の娘・かおる役を演じていた
中越典子ちゃん!!
老尼と若いお嬢さんをキッチリ演じ分けていて
ホレボレしました。
とくに老尼のときは迫力あったわぁ。
とても絵になる女優さんでした。

そのほか印象に残ったのは
堀部安兵衛役の内田滋さんとその妻役の加藤貴子さん。
2人の場面は切なかったなぁ。

あと違った意味で印象的やったんは
吉良上野介役の松尾貴史さん。
かなり…男好きな吉良で-
「オキラと呼んで☆」の台詞には鳥肌が…(笑)。
同じ役を新感線の粟根さんも演じているんやけど
想像するだけで
怖い!!!(爆)

といったかんじで
ちょっと年の瀬に向けて景気づけたいあたくしには
たいへん後味が悪くてダメな感じでしたが、
舞台美術は鮮やかで、雪や桜の景色はとてもキレイやったし
やったし、やったし、やったし…
う、う、う、…まぁ。そんな。かんじです(どんなかんじやぁぁ 笑)。


あ、サンケイホールブリーゼ。
初めて入ったのですが…
客席はまぁまぁやったんやけど
ロビーが狭くて、それからコーヒー・紅茶が
1杯400円にはひっくり返ってもうたわ
(高い!飲むのやめちゃいました!!)。