肺炎
症状は、咳をしたり、ゼーゼーと息が早くて浅くなります。このため、少しでも呼吸を楽になるようにと、前足をつっぱった状態で座ったままでいることが多くなります。重症になると、泡状の鼻水が出たり、舌が青紫色(チアノーゼ)になったりします。
原因は犬の場合はほとんどが心臓性です。心臓の働きが悪くなることで、血液の流れが滞り肺の中に血液成分が漏れ出すことで肺水腫が起こります。心臓以外の原因としては、肺炎や熱中症、感電、低蛋白血症などで起こってきます。また、過剰な静脈内点滴によって起こることもあります。
この症状がでたら、一刻も早く動物病院に駆け込んでください。
治療法は、利尿剤などを投与して、肺に溜まった水をおっしこに出させる。呼吸を楽にするために酸素療法を行うなどです。
懸命に治療しても、助けることができない場合もあります。普段から動物病院での検診を受けて、心臓病などを持っていないか調べられておくことをお勧めします。
大正動物医療センター http://www.taisho.animal-clinic.jp/