胃に染みる

誕生日の夜…ささいなことで娘とケンカ…。
原因は…オレ…かなり…。
夕食の後、ケーキが出てきて、さあ、食べようってことになり、
箱を開けてみると…ン？バースデーケーキじゃない。
まあ、いいか。
ショートケーキが人数分入っている。
子供たちがオレをさしおいてケーキを選ぶ。
まあ、いいか。
ショートケーキにポツンと４と２の数字のカタチをしたキャンドル。
最近はこんなキャンドルなんだ。まあ４２本も立てられないし…。
そんでもって、せっせとキャンドルに火を付けていると…、
もう食べてる！エッ、歌とかは！？
「お前らバースデーソングとか歌わないの？」
オレはアンガールズの田中か！？
娘が無視！ムカツク！
「歌も歌わずにケーキ食べんな！」
最初は冗談ポク言ったのにうんざりした顔に更にムカツク！
思わずケーキを三口で頬張り、テーブルにケーキ皿をドーンを置いて
席を立つ！
「アンタたちいい加減ににしなさい！お父さんの誕生日でしょ！」
と奥さんが言ってくれると思って奥さんの顔をチラ見したら…、
娘と同じ顔でうんざりしている。
ほおづえをついて、片方の手の指でテーブルをパカパカ叩いている。
アラ！？「最悪！」って言われる。
引くに引けなくなってその後はソファーでふて寝。
気が付いたら朝…。ン～、なんてことをしてしまったのか…。
翌朝、奥さんが睨んでこう言った。
「お前も自分の親が歌を歌え！ってキレれたらニコニコして歌えんのか！？」
ン？自問自答してみる。ン？歌えないか…。
かくして娘に謝る事に。
つーか、なんであんな事を言ってしまったのか…自分でも信じられない。
ハウンドドック以上に「涙のバースデー」

本日、全会議に遅刻。
どの会議もドンドン押す。
次の次の会議に１時間と遅刻しているのに次の会議に行っていない。
信じられないけど、遅刻。謝る代わりにネタで頑張るしかない。
気が付いたら２２時を回って今日一日何も食べていない事に気づく。
心の中でビビルとそんな事も忘れる。
夜中、ようやくご飯…。餃子入りのスープが胃に染みる。