AE-1

先日、点検修理に出していた、
カメラが返ってきました。


キヤノンのAE-1というカメラです。

40年以上前に発売された、
電磁シャッター式のカメラです。

ただ、爆発的に売れたおかげで、
中古市場でタマが豊富にあり、
今でも手軽に入手できます。


わたしは、祖父が持っていたものを
譲り受けました。

ほとんど使ってなかったので、
かなり綺麗でした。

古いカメラは、こういう感じで
祖父や祖母から譲ってもらったり、
実家の押入れに眠っているものを
たまたま見つけたりというのが
結構多いみたいですね。

わたしも20年前ぐらいに入手し、
それから数年に一回ぐらい、
パシャパシャ撮っていましたが、
ここ数年すっかり忘れていました。

で、この間ふと思い出し、
カメラケースから出してみると、
まだまだ使えそうです。

一応、フィルム一本撮ってみると、
普通に撮れました。

ただ、状態は素人では判断できないので、
阪神百貨店のカメラ修理コーナーに
持ち込んでいました。

ここは、知る人ぞ知るところですが、
残念ながら、5月で閉店とのことです。


素人なりに不思議だったのが、
モルトプレーンが無くなってるのに、
普通に写真が撮れています。

じゃあ、
モルトなんて元々不要なんじゃ？
と思っていました。

しかし、さすが専門家です。

腐ったモルトが残っているので、
それのおかげでうまく遮光できている
だけだとのこと。

あと、レンズの点検の仕方等々、
色々とレクチャーを受けることができ、
有意義な経験でした。

それでいて、
料金の相場はよく分からないですがw
リーズナブルなんじゃないか
と思います。


で、調子に乗って、もう一台、
オリンパス 35EC2という
コンパクトフィルムカメラを
預けてきました。

こちらは、モルト交換だけでなく、
修理も必要みたいですが、
出来上がりが楽しみです。


学生のときに、カメラに詳しい後輩から、
カメラをずっと使わなくても
シャッターだけは、たまに押しておくと
メンテナンスになると教えてもらい、
それを実行していました。

修理の方曰く、
その効果で良い程度が保たれてました
とのこと。

その道の詳しい人の言うことは、
素直に聞いておくのがいいですね。