ドローンを初めて約7年。
これまで購入したドローンを紹介します。
パロット ビバップ2
ドローンをやってみたい・・・しかし何もわからない。
そんな状態で購入しました。
すでにDJIが主流でしたが、そのスタイルに惚れました。
フランス製だけあってデザインがものすごくいいです。
高級な革靴のようなイメージ。
それが空中を飛ぶ姿は美しい。
これが僕にとっての初めてのドローンであり、
それが、近所の雑木林をすり抜けながら飛ぶ姿に感動したものです。
しかし、嫌な予感は的中し、画質が良くなかった。
DVDとハイビジョンの中間ぐらいの画質でしょうか。
テレビ放送には使えないレベルでした。
今は手元にはありませんが 時々 ものすごく安く中古で出ています。
つい買いたくなリます。
性能云々ではなく、宝物を所有するような感覚でまた所有したい・・・そんな感覚になります。
DJI Phantom4
はっきり言って不恰好。
というか、僕の好みのスタイルではありません。
巨大なヒトデのようです。
しかし素晴らしい画質です。
そしてDJI自慢のジンバル。
どんなに機体が揺れても、画像は全く揺れません。
この技術でDJIは世界から認められたのでしょう。
テレビ用素材として充分なクオリティです。
これを使った作品が認められ、テレビの仕事を始めました。
当時の基準からすれば欠点もありません。
最初の2年間、これが大活躍しました。
Phantomは単焦点レンズ。
フルオート。
ピント合わせもなく、遠近全ての被写体にピントが合います。
撮りたい時に録画ボタンを押すだけ。
失敗もありません。
当時、ドローンを操縦しながらピント合わせなどのカメラ操作はなるべくしなくていいように、このようなフルオートのカメラ、という考えが一般的でした。
Phantomのカメラはまさにそんなカメラでとても使いやすいものでした。
映像は、今の携帯の映像とほぼ同じ感じ。
ボケなど一切ないので、いわゆる「味」がありません。
ニュースなどの記録用映像には最適です。
今、実戦で使う人は少なくなりましたが、ドローン教習所などではよく使われています。
Inspire1pro。
映像のプロたちはInspire、という風潮がありました。
当時、ドローンの仕事が忙しくなってきた時ですが、もっと美しい画像を撮りたい、と思っていた時です。
値段も大きさもプロ並み。
しかし、全然違ってものすごくいいんだろうなあ、という期待。
スペック表を見てもあまりわからないままそんなあこがれと期待感で購入。
機体もアクセサリーもケースも大きい。
いかにもプロ用。メカメカしい。
この大きな、空中で羽を広げるように変形する様子は、メカ好きにはたまらない・・・そんな機体です。
飛ばすまでがものすごく面倒です。
いわゆる「足」が下位置、水平、上と稼働します。
ケースに入れるときは水平、
ケースから出し、一旦送信機と機体のスイッチを入れ足を下にします。
一旦電源を落とします。
カメラは別の箱に入っています。
それを装着。
そして再び電源を入れ離陸。
その後、足を上にします。
そうすることにより、機体が安定し、また画像にプロペラが映らなくなります。
大きな機体がブーンというやや低い音で飛び回ります。
スピードは結構出ます。
ハンドリリース ハンドキャッチは到底無理です。
ですから離発着場所をしっかりと確保する必要があります。
これはzenmuseという高性能のカメラを装着したタイプ。
画像をlaw形式で出力できるのが最大の特徴でした。
しかし、ケーブルテレビ番組用としてはそこまで必要はなくmp4で充分です。
しかし、このカメラ、やはりPhantomのそれとは全然違うものでした。
Inspireは昔ながらのアナログフィルムのような印象。
全体が映画のように淡く、雰囲気が出ます。
ピントが合っているのにボケて見えるような・・・。
ちょっとそれが強すぎて、全ての映像が何かノスタルジックになってしまうほど。
風景は実に綺麗です。特に紅葉などはいいです。
記録用映像としては合いません。
もう一つ欠点は、飛行精度です。
ホバリングさせた時、結構揺れていました。
この時すでにInspireは型遅れになっていて、飛行プログラムは古いものでした。
大きな機体が不安定に揺れるのは精神的に良くありません。
さらに飛行時間もPhantomの半分ちょっと。
中古で購入したのですが、この時点でやや設計が古いものでした。
これは失敗だったと思います。
Mavic2 pro
素晴らしい機体でした。
Phantomのはっきりした画像
Inspireの味のある画像。
この両者のいいとこどりしたような とてもいい画像が撮れます。
ハッセルブラッド社製のカメラの性能でしょう。
付属のコントローラーは使いにくいもので、
スマートコントローラーを使っていました。
それまで、送信機のモニターはiPhoneかiPadを装着していました。
当たり前と思っていましたが、スマートコントローラーを使うとあまりにも楽なのでもう元には戻れません。
飛ばすまでの時間が飛躍的に短くなりました。
4年間、これでたくさんの作品を生み出しました。
飛行性能もphantom inspireをはるかに上回っています。
Mavic2 zoom
proの予備機として所有していました。
しかし、proが全く故障しらずだったので、これの出番はほとんどありませんでした。
カメラはDJI製。画質はproと比べるとやや劣ります。
zoomができるというメリットはあるが、
ハッセルブラッドのカメラがいかに良いか ということなのでしょう。
飛行性能などはproと同一です。
Mavic3pro
現在使っている機体です。
送信機はRC pro。
高価だが仕事用なので思い切ってこれにしました。
スマートコントローラーとほとんど変わらない感じです。
まだ3ヶ月しか使っていませんが、全てにおいて、mavic2を凌駕している感じです。
やはり3つのカメラは革新的です。
広角 中望遠 望遠 それぞれ使いやすいです。
基本はハッセルブラッドの広角。
画質がさらに良くなっています。
目的によって、二つの望遠を使います。
鳥のアップに最適です。
近づかなくていいから、鳥は逃げません。
3つのカメラ、それぞれzoomできます。
しかしzoomすると、急に画質が落ちる。
それぞれのカメラ、なるべく一番倍率を低くして撮るのがいいと思います。
mavic3を使ってから、普通の地上カメラとビデオを使う頻度が極端に減りました。
もちろんsonyのα7には画質はかないません。
しかし撮影は時間との勝負。
ドローンをおろし、カメラの三脚を立てて撮る時間を考えるとmavic3で撮ってしまうことが多いです。
今まで望遠は地上カメラで撮るしかなかったのですがmavicでできます。
またホバリングもピタッと止まるし、画質もかなり良いからです。
また飛行時間が大幅に伸びたのも一因です。
43分ほどの飛行時間ですから、実質35分ぐらいは撮影に充てられます。
そのバッテリーが3本あれば充分すぎる程です。
以前は これはドローンの映像だ、これはカメラの映像だ、簡単にわかったものですが、
mavic3を使うと、どっちで撮ったのかわからないぐらいになりました。