ブラームスとデビルマン？

ブラームス 交響曲第1番 ハ短調 op.68
指揮：クラウス・テンシュテット　/　ロンドンフィルハーモニー交響楽団
第１楽章　Un poco sostenuto-Allegro
第２楽章　Andante sostenuto
第３楽章　Un poco allegretto e grazioso
第４楽章　Adagio-Piu andante-Allegro non troppo, ma con brio

　ブラームス第２弾で、第１番。通称「ブラ１」。（そのままやん）
　ブラームスが２３歳で着手し、実に２０年の作曲期間を経て４３歳で完成させたこの交響曲第1番は、作曲期間の長さにふさわしい奥深い内容を持った曲です。
　彼自身、「ベートーヴェンの交響曲を超えるような交響曲を作曲できるようになるまで発表しない」と言っていたようですが、この交響曲は確かに、奥深さの面ではベートーヴェンの交響曲を超えるような出来といえるでしょう。
だからといって、ベートーヴェンの「まねごと」をしている訳でなく、それまでの古典派の交響曲の形式ばったものから発展させようという試みがあちこちに見られます。
　おかげで、この交響曲は、初演当時「第10番」とも呼ばれたよう。
　これは言うまでもなくベートーヴェンの不滅の９曲に続く交響曲という意味。
　実際にこの曲はその評価に十分値するものになっているといえます。

　さて、このＣＤ。
　耳ざわりのいいフレーズ多いし、ホルンおいしいし～！みたいな理由で、高校生の頃小遣いをはたいて買った記憶がありますね。
　
　結構身近に聴いたりしますよ。
　第４楽章の有名な弦楽器の旋律なんか、よくＴＶＣＭで使われてますね。

　で、第１楽章の冒頭部分。
　テレビマンガのデビルマンの最終回、恋人の前で、デーモン一族の一人から「お前はデビルマンだ。」と正体を暴露され、苦悩しながらデビルマンに変身し、恋人の前を去っていく。
そのシーンのＢＧＭに使われてたって、知ってました？
演出者、ＧＪ！