たこーすけの、ちょろっと感想

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けいおん!第1話 「廃部!」 (その0の続き)

2009年04月08日 04時01分09秒 | けいおん!
こんばんは、たこーすけです。
昨日の続きです。

アニメ「けいおん!」第1話を観た現在、ぼくがこの作品に注目している点。その2点目です。


[そうだ! この機会に、ギターを始めてみたらどうかしら]

ニコニコ動画で「けいおん!」と検索すると、いわゆる「弾いてみた」「叩いてみた」「演奏してみた」の動画が次々にヒットします。
たしか第1話放映終了の直後から、もの凄い勢いで投稿されていたように思います。
この1点をとってみただけでも、このアニメ「けいおん!」が、音楽的に私たちに与える影響の、その大きさをみてとれます。

またあるいは、「自分も楽器やってみようかな…」と、釣りでもネタでも冗談でもなく楽器を購入する方も、じつは案外いらっしゃるのではないかと想像しています。
本気な話、今後、そのような方がたくさん現れてくるんじゃないかしら。

何しろ描かれている楽器が、この上なくリアルで、格好良く、購買意欲をそそります。
「あのメーカーのだな…」と匂わせるレベルでなく、もうモロですからね。
Gibsonのレスポール、
Fenderのジャズベ、
KORGのTriton、
YAMAHAのHipgig。
ロゴとかばっちり描かれているし、なに?タイアップとかしてるの?とさえ思える感じです。
タイアップしてるのかはわかりませんが、しかし、もしこのアニメによって楽器が売れるとしたら、それはメーカーとしては嬉しいことでしょう。

しかし、容易に想像できるのは、衝動的に購入なさった初心者の方が挫折する姿です…
例えば、唯も初心者なんだし!と思ってレスポールを購入した方は、あっという間に唯に置いて行かれることになるでしょう。
「けいおん!」は、廃部寸前の軽音部に集まった4人が、厳しい練習にお互い傷つきながらも友情を確かめ合い、停滞しつつも着実に楽器を上達し、廃部の危機を乗り越え、そしてやがてプロになって、ーーーというお話では決してなく、あくまで「ゆるやか部活ライフ♪」なお話なわけです。
たいてい音楽室で紅茶をいただいている彼女たちが演奏できるのに、楽器を衝動買いした自分はいつまでたっても弾けるようにならない。そんな状況が、目に浮かんでしまいます。
とりわけ唯は、はっきり言ってチートです。
初心者の方々の挫折する姿、そして埃を被る楽器たち、そんな情景が容易に想像できます。
これは、楽器をつくるメーカーの方にとっても、心を痛める情景であることでしょう。

その状況を回避するためには、作品中で「格好良いのに難しくない」楽曲を提供する必要があるのだと思います。
ED曲「Don't Say "lazy"」は、少しそれに近いと思うのですが、それでも難しいかもしれません。
もう少し簡単な曲。それが「ふわふわ時間(タイム)」かもしれないし、「カレーのちライス」かもしれないし、「ふでペン ~ボールペン~」かもしれません。
いずれにせよ、「格好よく、かつ、そんなに難しくない」楽曲を、劇中に用意できるかどうか。ぼくは、この点に注目しています。
あと余談ですが、「わたしの恋はホッチキス」は、歌詞をつけたらすごく良い曲になると思う。

さて、そのように、初心者の方でもそれなりに練習すれば演奏できるような楽曲が出てきたとしたら、ニコニコ動画の「演奏してみた」カテゴリーは、さらに盛況になることでしょう。
擬似的な「部活」の場として機能するのではないかと想像します。
「ゆるやか部活ライフ」を観て、自分たちも「部活」をする。そのような状況が、このアニメにより生まれるかもしれません。

さて、アニメ「けいおん!」が始まってから、何気に当ブログのアクセス数も増加していたりします。この作品の話題性を実感しているところです。
この話題性の高さから言って、秋葉原のアニメショップなどでは、アニメBD・DVDや原作のフェア、「けいおん!フェア」が何回も行われるのではないかと思います。

秋葉原の隣の駅(目と鼻の先)には、御茶ノ水駅があります。
御茶ノ水には、楽器街があるのは御存知でしょうか。
大通りに面した楽器屋さんの数々。
アニメ「けいおん!」を観て、楽器を購入する方が多かったとしたら。
それら楽器屋さんでも、フェアが開催されるかもしれません。
秋葉原でも御茶ノ水でも「けいおん!フェア」が開かれるかどうか。ぼくはこの点にも注目しています。

これらは、それほど突飛な考えだとはぼくは思っていません。
楽器を手にして音を出し、みんなと合わせて演奏する。それはやはり、とても楽しいことですし、また放課後に集まってお茶をするのも、やはり楽しいでしょう。
それらひっくるめて、「ゆるやか部活ライフ」。それは、楽しいものだよね、というのがこの作品が主張したいことであるとぼくは思うからです。

その点を踏まえると、最終回のラストシーンがどのようなものになるか予想できるのではないかと思います。

……というところで、明日以降に続く。
次エントリーは、最終回ラストシーン予想。
原作既読者の方向けのエントリーになります。
それではー。


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