彼女はさあ
もう、立派に社会人として
やっていけるのにさあ
おまえは、とても
それどころじゃないよな
あの時は、そう思った
多少の就職活動は
してみたけど
受からない、もあるけど
それ以前に、最初から
腰が、引けてる
なんとか、逃げ道ないかな
と、思っていただけ
それで、取り敢えず
アルバイト、してみて
結局、紆余曲折
なんとか、でも
正社員になって
それも、転職して
長年勤めた会社に
やっとこさ、辿り着いた
そうだったんだよな
今は、こうして
ど田舎だけど
建て売りだけど
新築の、自分の家を買って
こうして、結婚もして
家族は、四人と二匹に、なった
一応、食わしてきた
ひぃ〜っ、えっ❓
だから、ひぃ〜っじゃ
ないって、言うんだよ👎
なんだ、またか❓
ほれっ、ジャーキー❣️
とか、いぬをかまいながら
もう、秋だな
今日は、休みだけど
また、色々
週明けからは
揉みくちゃだよな
いぬを、撫でてみる
ふんっ❓ふんっとは、なんだ💢
鼻、鳴らしやがったな❗️
生意気な、いぬだ👎
いぬの、分際で🙅♂️
さあ、腋の下☝️
こちょこちょ、の刑だ✌️
なに、悶えてんだよ👎
と、そんな風に
秋のよく晴れた日で
日差し燦々の、濡れ縁だ
ぼんやりと、物思い
していた、のかも知れない
あの再就職した、会社での
忙しなく、うんざりな日々の
その、合間の
束の間のひとときだ
それで、あの頃の
就職に、腰が引けていた
そんなおまえは
突拍子もないことを
考えたことも、あったよな
そうだ、あの
タレント・スクールだ
劇団の養成所と言うより
テレビの出演者を
養成する為の
初歩のスクール
まだ、昭和５０年代だからね
まず、劇団があって
その養成所の形式だったけど
実態は、現代の
タレントスクールだったよな
少し気の利いた
エキストラを、供給する
それで、儲ける
劇団や、芸能事務所よりも
半分、人材派遣業みたいな
あそこは、今もあって
結構、老舗になってるな
とにかく、おまえは
不適合だから
社会に、絶対に
取り込まれたくない
そんな一心で
当たり前な、会社員生活
そこから、逃れたい
その一心だけで
なんとか、逃げ道を
無いあたまを
絞って、あれこれ
探っていたんだよな
そんな安易なだけの
発想からだった
オーディションを
受けたのは
多分、他のみんなは
芸能界に、憧れて
ああして来てた筈だ
でも、おまえは
もう、アイドル時代だし
二十代半ばのおまえが
今更、どうにもならない
そう、思っていたのに
分かっていたのに
それでも、なんとなく
会社には、入りたくないし
なんか、資格を得る為に
あれこれ、勉強なんて
もっと、うんざりだから
そうじゃない道を、って
そう思って
足掻いていたんだよな
結局、止めたけどね
オーディションは
一応、受かったけど
でも、また
学費だってさ
働きながら、頑張るとか
そんなこだわりなんて
まったく無いから
かあさんに、これ以上
心配は、掛けられないって
恋人にだって
心配させられないって
そんな、当たり前の
最初から、分かり切っていた
結論だったんだけどね
本当、とことん
要領悪いよな、おまえは
でも、あの時に
あの養成所、行ってたら
どう、だったのかな
最近は、なんだか
シニアタレント募集って
新聞広告も、見掛けるよね
まあ、どうせ
詐欺まがいだろうな
とは、思っているけど
なんか、気になる
あれっ、わんこ
悶えてると、思ったら
すやすや💤してるよ
もう、歳だからな…
to be continued
もう、立派に社会人として
やっていけるのにさあ
おまえは、とても
それどころじゃないよな
あの時は、そう思った
多少の就職活動は
してみたけど
受からない、もあるけど
それ以前に、最初から
腰が、引けてる
なんとか、逃げ道ないかな
と、思っていただけ
それで、取り敢えず
アルバイト、してみて
結局、紆余曲折
なんとか、でも
正社員になって
それも、転職して
長年勤めた会社に
やっとこさ、辿り着いた
そうだったんだよな
今は、こうして
ど田舎だけど
建て売りだけど
新築の、自分の家を買って
こうして、結婚もして
家族は、四人と二匹に、なった
一応、食わしてきた
ひぃ〜っ、えっ❓
だから、ひぃ〜っじゃ
ないって、言うんだよ👎
なんだ、またか❓
ほれっ、ジャーキー❣️
とか、いぬをかまいながら
もう、秋だな
今日は、休みだけど
また、色々
週明けからは
揉みくちゃだよな
いぬを、撫でてみる
ふんっ❓ふんっとは、なんだ💢
鼻、鳴らしやがったな❗️
生意気な、いぬだ👎
いぬの、分際で🙅♂️
さあ、腋の下☝️
こちょこちょ、の刑だ✌️
なに、悶えてんだよ👎
と、そんな風に
秋のよく晴れた日で
日差し燦々の、濡れ縁だ
ぼんやりと、物思い
していた、のかも知れない
あの再就職した、会社での
忙しなく、うんざりな日々の
その、合間の
束の間のひとときだ
それで、あの頃の
就職に、腰が引けていた
そんなおまえは
突拍子もないことを
考えたことも、あったよな
そうだ、あの
タレント・スクールだ
劇団の養成所と言うより
テレビの出演者を
養成する為の
初歩のスクール
まだ、昭和５０年代だからね
まず、劇団があって
その養成所の形式だったけど
実態は、現代の
タレントスクールだったよな
少し気の利いた
エキストラを、供給する
それで、儲ける
劇団や、芸能事務所よりも
半分、人材派遣業みたいな
あそこは、今もあって
結構、老舗になってるな
とにかく、おまえは
不適合だから
社会に、絶対に
取り込まれたくない
そんな一心で
当たり前な、会社員生活
そこから、逃れたい
その一心だけで
なんとか、逃げ道を
無いあたまを
絞って、あれこれ
探っていたんだよな
そんな安易なだけの
発想からだった
オーディションを
受けたのは
多分、他のみんなは
芸能界に、憧れて
ああして来てた筈だ
でも、おまえは
もう、アイドル時代だし
二十代半ばのおまえが
今更、どうにもならない
そう、思っていたのに
分かっていたのに
それでも、なんとなく
会社には、入りたくないし
なんか、資格を得る為に
あれこれ、勉強なんて
もっと、うんざりだから
そうじゃない道を、って
そう思って
足掻いていたんだよな
結局、止めたけどね
オーディションは
一応、受かったけど
でも、また
学費だってさ
働きながら、頑張るとか
そんなこだわりなんて
まったく無いから
かあさんに、これ以上
心配は、掛けられないって
恋人にだって
心配させられないって
そんな、当たり前の
最初から、分かり切っていた
結論だったんだけどね
本当、とことん
要領悪いよな、おまえは
でも、あの時に
あの養成所、行ってたら
どう、だったのかな
最近は、なんだか
シニアタレント募集って
新聞広告も、見掛けるよね
まあ、どうせ
詐欺まがいだろうな
とは、思っているけど
なんか、気になる
あれっ、わんこ
悶えてると、思ったら
すやすや💤してるよ
もう、歳だからな…
to be continued
