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上は、しろのイメージ絵文字です。あれっ、羊ですか❓おかしいですね。いぬだった筈なんですが。泣き声は、ひぃ〜っひぃ〜って泣いてましたけど。難しいですね。何の泣き声なんでしょうか。まあ、どっちでも、良いですかね。しろは、しろですから。所詮、しろです。でも、何か、羊だとしとら、分からないでも、無いですね。あれだけ、暑さに弱いのが。何しろ、一年中、純毛を着込んでるんですから。それは、確かに、暑過ぎです。
あれっ、しろ❗️犬小屋、飛び出したと思ったら、濡れ縁です。濡れ縁の下です。潜り込みました。中で、半回転して、と。外を、うかがってますが。おっと❗️掘り起こしてます。いやいや、随分掘ってあるでしょう。でも、掘ります。
しばらく、掘って。納得したみたいですね。自分は、知らなかったんですが、あの庭を、よく徘徊しているおばさん、まあ、庭の番人ですね。おばさんの話によると、あれは、上っ面の熱を吸収した土を除けて、下の冷たい土を、剥き出す為らしいんです。
冷んやりして、良いらしいんですよ。それで、掘るんですけど。何度も掘って、毎回埋め戻す。そんないぬも、人間も、我が家には、いません。だから、だんだん、穴みたいになっちゃってるんですけど。
でも、いぬが、穴を掘るのは、夏場だけじゃないんですよね。潜り込まない夏以外にも、同じ場所を、掘ります。パンを、埋める為です。
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パンは、しろも、ちびも、大好物なんです。それで、庭徘徊おばさん、あっ、いや、お母さんとも言いますね。お母さんは、いぬたちを、隠れて甘やかすのが、何よりの趣味なんです。それで、隠れて、二匹を手なづけて、家族関係で、優位に立とうと言う思惑が、あります。
いぬたちが、自分の言うことだけを聞いて、他の家族の言うことは、聞かない。だから、家族の中で、一番偉いのは、誰なのよ⁉️と。家族みんなに、知らしめて、思い知らせたいみたいな。腹黒過ぎますね。さすがに、腹黒さと意地悪さを競い合うしろとちびの飼い主だけのことは、ありますね。
そのパンですが、バターロールは、一個丸ごと、ぱくっです。二匹とも。ぱくっぱくっ。すき焼きの牛肉と同じですね。ただ、お母さんも、一応、あまり大胆に、いぬに贅沢させ過ぎるのは、気がひけることも、あるらしいのです。家族に、監視されている可能性が、ありますからね。
それで、たまに、食パンを千切ってあげることになります。ところが、さすがに、お母さんのいぬたちです。腹は、黒いです。食パンも好きは、好きです。でも、バターロールは、バターなんですよ。だから、ただの食パンは、咥えますが、すぐには食べません。お母さんに、「バターロール寄越せよ、おばさん❗️」アピールなんでしょうけど。
でも、さすがに、おばさん、あっ、お母さんも、そこまで、いぬの言いなりには、なりません。腹黒いいぬたちのお母さんなんですから、当たり前に、もっと腹黒いです。当然、知らん顔です。いぬたちも、諦めますが、ちょっと気に入りません。
それで、二匹は、その場では、食べません。代わり番こに、濡れ縁の下に、埋めに行きます。これは、他の肉食獣など、もちろん、いぬのご先祖の狼などに、見られる行動ですが、次にいつ狩りの獲物が、得られるか分からないので、獲った獲物を、外敵から守って、保管しておく行動です。また、後日、お腹の空いた時に、取り出して、食べる訳です。
その自らのDNAに刻み込まれていた、ご先祖様たちの行動の記憶を、しろは、穴を掘って埋めることで、実践しました。それを、いもうとになったちびも、真似っこして、穴を掘って埋めたのです。二匹が、二匹同じ行動を、取るようになりました。
でも、この手法には、問題が、ありました。しろが一匹の時は、まだ良かったのですが。二匹となると、二匹が二匹、思い思いに食パンの端切れを、濡れ縁の下に、埋めに行きます。ただ、掘り起こす時も、思い思いです。そして他人の、いや他犬の分まで、掘り起こししまいます。
えっ❓ラッキー❗️となります。バンは、倍に増えているんですから。すると、もう一匹が、それに気づいたりします。ぐるっるうっるうっ💢ひぃ〜っひぃ〜っ⁉️あっ、一応、これ、しろが、本当は、分かっていて。しら〜っと、ずるして。ちびの分も、掠めようとして、気づかれてしまった。結果、ちびに噛みつかれる勢いで、唸られて。しろが、ぶりっこ風味で、泣いている。大概、そんな感じでしたので。
ただ、実際には、もっと、現実は、厳しかったのです。我が家のある地域は、大河や湖も近い肥沃な里山丘陵地帯です。土中には、みみずが、いっぱいでした。それも、海辺の乾いた砂丘地帯出身の自分など見たこともないような、巨大なみみずたちです。
そんなみみずたちは、真冬でもなければ、結構活動している訳です。えっ、パン❓美味そうじゃん❗️となります。巨大なみみずたちが、寄って集って、ご馳走様になってしまうのです。だから、いぬたちが、いくら、そろそろ食べようかと、掘り起こしで、パンの欠片も、見つかりません。せいぜい、すっかり、肥え太ったみみずが、掘り返されるだけです。これは、庭の主のお母さんの想定です。二匹が、みみずを、我慢して食べたどうかは、分かりません。
暑さにうだったしろは、濡れ縁の下の掘り起こした土の上で、しばらく涼んでいます。しかし、直ぐに、土は、熱くなってくるみたいです。はあっはあっはあっ。荒い、暑そうな息です。舌を出して。おっと、ごしっごしっごしっ。また、一生懸命に、掘り返してますね。
ぐるぅるうっるうっ💢あらっ⁉️ちびが、来ちゃいましたね。しろ、ひぃ〜っひぃ〜っ❗️しろ、ぶりっこして、濡れ縁の下の隅に縮こまって。ぶりぶりぶりっこの被害者やってますね。でも、そんなことしてても、無理❗️救助隊のお母さんは、部屋の中で、涼んでますよ。でも、逃げ道は、唸るちびに、塞がれちゃってるじゃないですか❗️さあ、どうする、しろ‼️