何なんでしょうか?この映画?!
いきなり、あのアメリカの個性的な映画監督、クエンティン・タランティーノが登場!もう何かいかがわしいセットの中で、見事なウェスタン風な銃さばきをを披露!
そして、何故かスマップの香取慎吾といきなり対決!
そして、素早い銃さばきで倒すと、いきなりスキヤキを作るシーンに。そう、これでスキヤキ・ウェスタンの誕生だ!
もう物語なんてどうでもいい!(それが三池監督の魅力だけど・・・)。
何か、源氏と平家の末裔がどうのこうので、要は赤対白で対決!何か高校時代の運動会みたいで懐かしいかもしれないなあ・・・一応、目的は埋蔵金狙いってところがいかにもな設定だけど。
そんな赤組の大将は、平家の大将、平清盛。演じるのは、変な役やらせればピカイチの佐藤浩一。
まあこの人笑わせてくれるは、というかバカというか、「平家物語」を読んでると思ったら、「やっぱ「ヘンリー6世だ!」ってんで、最後は清盛から、何故かヘンリーに改名?!もうどんだけえええええ!
一方の源氏の棟梁は義経!やっぱそうきたかあ。
演じる、伊勢谷友介が、もう最高に格好いい!悪役ながらも見事な”モノノフ”を演じて格好いい。ピストルに刀も格好良く振り回して最強の敵を演じてくれる。
ともかく、キャラが立っているうえに、演じる俳優陣が裏切らない演技を見せてくれる。
ただのババア転じて、血まみれ弁天に格好良く早変わりの、桃井かおりが、格好良過ぎ!
何でそんな強いならもっと早く頑張ってくれないの?!
主人公の”ガンマン”役の伊藤英明はもうひたすら格好いい!彼だけは最初から最後まで徹底して渋い役。
憐れな女を演じる、静(やっぱり静御前ですかねえ)役の木村佳乃は実に妖艶な演技を見せてくれる。途中、先住民が弾くトランペット(?!)の調べにのせて、踊る淫靡な中にも憐れみを感じる踊りは妖しくも美しい。そして最後に死に逝く中で見せる、哀しみの演技・・・
しかし、他のキャラは何か面白い・・・
まずは源氏側は・・・
バトルロワイアルの桐山かい!ってくらいに久しぶりに狂気の演技を見せてくれる、与一(源氏の那須与一なんだろうなあ・・・)の安藤政信の狂気の演技もぴったり。
あのタカさん事、石橋貴明は”弁慶”役で豪快な演技。爆弾ぶっ放すは、ガトリング銃をぶっ放すは派手なアクションをやってくれましたが、最後は何故か、義経に”愛の突撃”?!をかまして気味悪がった義経に何発もぶち込まれて死にます。最後の”女”になった弁慶のシーン、もう場内大爆笑!
平家側は・・・
平重盛役の堺雅人は、忠誠に生きる闘将役だが、清盛には「人間の盾」扱いで、「もっと太れ!」とか言われるし(ちなみに本物の重盛は清盛の長男で人望篤い人物)。
”平宗盛”役の田中要次は土手っ腹に穴が空いて笑いを取る。
それに源氏と平家を行ったり来たりの風見鶏な保安官役の香川照之の2重人格の演技は笑えるけどなぜかペーソス溢れる。最後は憐れな最後。
他にも先住民役の塩見三省はなかなか渋い演技。何故かトランペットを吹いて格好良かったりするし。
唯一、まともな?役のアキラ役の小栗旬だが、実はクエンティン・タランティーノと桃井かおりの間に出来た子供だった?何故か桃井かおりは銃とスキヤキ作りの為にタランティーノに弟子入り?!しかも「スキヤキがなっとらん!」と星一徹ばりにちゃぶ台をひっくり返す!何故にスキヤキ?!
しかも名付け親のクエンティン・タランティーノは「俺はアニメオタクだ!」とか言うし・・・、そうかあそれで息子の名前がアキラなのか!もう笑いが止まらん。
とここまで書くとギャグ映画かと思うけど、これが実は格好いい映画。しかも映像が美しい。源氏の白と、平家の赤のコントラストの美しさ。血の色も、何故か美しさを感じるような映像美。そして、個性溢れる俳優陣のアクションはあくまでも格好いい!ガンアクションも往年の西部劇を見ているようだし、乗馬のシーンは黒澤映画を見ているような感じ。そう言えば、空の描き方や、最後の雪のシーンなど、何か黒澤映画のオマージュのようなシーンがある。
でも、これは間違い無く、三池監督の素晴らしさだろう。”世界照準”と謳っていたけど、世界に通用する新しい時代のアクション映画だ。もちろん、全編セリフは英語!(いや正直、勢いだけで英語喋ってる人も居るけど・・・)
しかも、セリフが印象的なものが多い。
義経が語る「サムライとモノノフは違う!」
「男は成すべき事を成す」
クエンティン・タランティーノは日本語で「サヨナラだけが人生だ!」
そして、最後の決闘シーンは壮絶!主人公のガンマンを残しほとんどが死んでしまう中で、真っ赤に血に染まった村を覆い隠すように降り積もる雪・・・全てが終わったときに雪に覆い尽くされた白い風景の村の中に咲く一輪の美しいバラ。そして鳴り響くトランペットの哀しい調べ・・・
格好いいの一言に尽きる名ラストシーンだ。
そして!エンドタイトルで流れる「ジャンゴのテーマ」は、何と日本のソウルシンガー、サブちゃんこと、北島三郎!。
いよっ!サブちゃん!もうあんた最高だ!!!全くこの映画にサブちゃんの歌声は違和感が無い。それどころかもう最高のエンディングでしょう!(きっとタランティーノも感激のはず・・・)
こんな格好良くて粋な映画がもっと日本映画でも出てくれば、楽しいんだけどねえ。ともかく世界で頑張って下さい、三池監督!
いきなり、あのアメリカの個性的な映画監督、クエンティン・タランティーノが登場!もう何かいかがわしいセットの中で、見事なウェスタン風な銃さばきをを披露!
そして、何故かスマップの香取慎吾といきなり対決!
そして、素早い銃さばきで倒すと、いきなりスキヤキを作るシーンに。そう、これでスキヤキ・ウェスタンの誕生だ!
もう物語なんてどうでもいい!(それが三池監督の魅力だけど・・・)。
何か、源氏と平家の末裔がどうのこうので、要は赤対白で対決!何か高校時代の運動会みたいで懐かしいかもしれないなあ・・・一応、目的は埋蔵金狙いってところがいかにもな設定だけど。
そんな赤組の大将は、平家の大将、平清盛。演じるのは、変な役やらせればピカイチの佐藤浩一。
まあこの人笑わせてくれるは、というかバカというか、「平家物語」を読んでると思ったら、「やっぱ「ヘンリー6世だ!」ってんで、最後は清盛から、何故かヘンリーに改名?!もうどんだけえええええ!
一方の源氏の棟梁は義経!やっぱそうきたかあ。
演じる、伊勢谷友介が、もう最高に格好いい!悪役ながらも見事な”モノノフ”を演じて格好いい。ピストルに刀も格好良く振り回して最強の敵を演じてくれる。
ともかく、キャラが立っているうえに、演じる俳優陣が裏切らない演技を見せてくれる。
ただのババア転じて、血まみれ弁天に格好良く早変わりの、桃井かおりが、格好良過ぎ!
何でそんな強いならもっと早く頑張ってくれないの?!
主人公の”ガンマン”役の伊藤英明はもうひたすら格好いい!彼だけは最初から最後まで徹底して渋い役。
憐れな女を演じる、静(やっぱり静御前ですかねえ)役の木村佳乃は実に妖艶な演技を見せてくれる。途中、先住民が弾くトランペット(?!)の調べにのせて、踊る淫靡な中にも憐れみを感じる踊りは妖しくも美しい。そして最後に死に逝く中で見せる、哀しみの演技・・・
しかし、他のキャラは何か面白い・・・
まずは源氏側は・・・
バトルロワイアルの桐山かい!ってくらいに久しぶりに狂気の演技を見せてくれる、与一(源氏の那須与一なんだろうなあ・・・)の安藤政信の狂気の演技もぴったり。
あのタカさん事、石橋貴明は”弁慶”役で豪快な演技。爆弾ぶっ放すは、ガトリング銃をぶっ放すは派手なアクションをやってくれましたが、最後は何故か、義経に”愛の突撃”?!をかまして気味悪がった義経に何発もぶち込まれて死にます。最後の”女”になった弁慶のシーン、もう場内大爆笑!
平家側は・・・
平重盛役の堺雅人は、忠誠に生きる闘将役だが、清盛には「人間の盾」扱いで、「もっと太れ!」とか言われるし(ちなみに本物の重盛は清盛の長男で人望篤い人物)。
”平宗盛”役の田中要次は土手っ腹に穴が空いて笑いを取る。
それに源氏と平家を行ったり来たりの風見鶏な保安官役の香川照之の2重人格の演技は笑えるけどなぜかペーソス溢れる。最後は憐れな最後。
他にも先住民役の塩見三省はなかなか渋い演技。何故かトランペットを吹いて格好良かったりするし。
唯一、まともな?役のアキラ役の小栗旬だが、実はクエンティン・タランティーノと桃井かおりの間に出来た子供だった?何故か桃井かおりは銃とスキヤキ作りの為にタランティーノに弟子入り?!しかも「スキヤキがなっとらん!」と星一徹ばりにちゃぶ台をひっくり返す!何故にスキヤキ?!
しかも名付け親のクエンティン・タランティーノは「俺はアニメオタクだ!」とか言うし・・・、そうかあそれで息子の名前がアキラなのか!もう笑いが止まらん。
とここまで書くとギャグ映画かと思うけど、これが実は格好いい映画。しかも映像が美しい。源氏の白と、平家の赤のコントラストの美しさ。血の色も、何故か美しさを感じるような映像美。そして、個性溢れる俳優陣のアクションはあくまでも格好いい!ガンアクションも往年の西部劇を見ているようだし、乗馬のシーンは黒澤映画を見ているような感じ。そう言えば、空の描き方や、最後の雪のシーンなど、何か黒澤映画のオマージュのようなシーンがある。
でも、これは間違い無く、三池監督の素晴らしさだろう。”世界照準”と謳っていたけど、世界に通用する新しい時代のアクション映画だ。もちろん、全編セリフは英語!(いや正直、勢いだけで英語喋ってる人も居るけど・・・)
しかも、セリフが印象的なものが多い。
義経が語る「サムライとモノノフは違う!」
「男は成すべき事を成す」
クエンティン・タランティーノは日本語で「サヨナラだけが人生だ!」
そして、最後の決闘シーンは壮絶!主人公のガンマンを残しほとんどが死んでしまう中で、真っ赤に血に染まった村を覆い隠すように降り積もる雪・・・全てが終わったときに雪に覆い尽くされた白い風景の村の中に咲く一輪の美しいバラ。そして鳴り響くトランペットの哀しい調べ・・・
格好いいの一言に尽きる名ラストシーンだ。
そして!エンドタイトルで流れる「ジャンゴのテーマ」は、何と日本のソウルシンガー、サブちゃんこと、北島三郎!。
いよっ!サブちゃん!もうあんた最高だ!!!全くこの映画にサブちゃんの歌声は違和感が無い。それどころかもう最高のエンディングでしょう!(きっとタランティーノも感激のはず・・・)
こんな格好良くて粋な映画がもっと日本映画でも出てくれば、楽しいんだけどねえ。ともかく世界で頑張って下さい、三池監督!
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