
地方のお菓子紹介。
今回は長崎県のクルス。
今年2月だったかにお母んがお土産に買ってきたもの。
お母んが長崎出身なので、何かと長崎と縁がある。
誰もが知っている長崎の名物、カステラ。
そんなカステラほど全国区でなく有名どころでもない、
長崎のお菓子もいくつかは知っている。
だが、このクルスというお菓子は知らなかった。
添付されていたしおりを見る限り、誕生から半世紀の歴史を誇るお菓子だった。
包装紙には味のあるタッチで描かれた、宣教師やシスターのイラスト。
それに混ざって、長崎で活躍した幕末志士・坂本竜馬の姿も描かれている。
「なんで竜馬?高知じゃないの?山口や京都じゃないの??」
歴史に疎いひとが見たらそんな疑問を抱くかもしれないが、
勝海舟とともに出向いた先が長崎であり、
貿易会社、亀山社中(海援隊の前身)を立ち上げたこのが長崎。
ザビエルはポルトガル人じゃあないのよね。
スペイン人だったか。
包装紙の中央には“クルス”と商品名。
その下に説明書き。
“「クルス」とはポルトガル語で十字架という意味です”と。
なるほど、クロスが訛って?クルスなのね。
長崎といえば やはりキリスト教。
その象徴、十字架をお菓子のタイトルに持って来たのか。
黒と白のパッケージが目を引く。
同色縦一列でなく、交互に配置してあるのがおしゃれ。
そしてそのお菓子は・・・なんの変哲のないゴーフレット。
手裏剣せんべいみたく、十字型した奇をてらったようなお菓子じゃないけれど、
半世紀以上も続く銘菓なんだから、それなりにおいしいのだろう。
味はホワイトチョコレートと珈琲の2種。
パリッとしたうす焼きのせんべい。
せんべいの表面にはクルスのロゴがあしらわれている。
それぞれ甘いホワイトチョコレートと、コーヒークリームがサンドされている。
珈琲の方はせんべい自体もコーヒー色していて黒い。
コーヒーの風味がなかなか強い。
香りもよくて、なんちゃってコーヒーでないところがいい。
珈琲伝来の地も長崎、この辺妥協していないのかもしれない。
しおりを見ると、ホワイトチョコとコーヒー以外にも、
しあわせクルスという、いちご味もあるようだ。
流行りのあまお・・・ではなく、長崎のさちのか苺使用らしい。
これも食べてみたい。
長崎銘菓としてはマイナーだけど、なかなか美味しかったクルス。
ゴーフレットにあまりアタリ/ハズレはないかもしれないが、本当に美味しかった。
長崎へ行く機会があれば、また買って食べたいお菓子。
そのときは、苺味のしあわせクルスも忘れないように買いたい。
モンドセレクション金賞受賞!
威厳あるのかないのか、よく解らない賞だ。
トレーの底にもクルスのロゴが!
包装紙の裏面には55年のロゴが。
なかなか歴史のあるお菓子だった。
小浜ってことは、お母んの故郷、愛野の近くじゃないか。
合併してともに雲仙市になったけれど。
クロスといえば、悪魔城ドラキュラシリーズの主人公たちの投擲アイテムのひとつ。
スマブラスペシャルから参戦した、シモンとリヒターも使用できる。
スピードが遅く、避けられやすいので牽制向きの攻撃。
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