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よろず戯言

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クルス

2021-06-02 14:25:59 | グルメ

 

地方のお菓子紹介。

今回は長崎県のクルス。

今年2月だったかにお母んがお土産に買ってきたもの。

 

お母んが長崎出身なので、何かと長崎と縁がある。

誰もが知っている長崎の名物、カステラ。

そんなカステラほど全国区でなく有名どころでもない、

長崎のお菓子もいくつかは知っている。

だが、このクルスというお菓子は知らなかった。

添付されていたしおりを見る限り、誕生から半世紀の歴史を誇るお菓子だった。

 

 

 

包装紙には味のあるタッチで描かれた、宣教師やシスターのイラスト。

それに混ざって、長崎で活躍した幕末志士・坂本竜馬の姿も描かれている。

「なんで竜馬?高知じゃないの?山口や京都じゃないの??」

歴史に疎いひとが見たらそんな疑問を抱くかもしれないが、

勝海舟とともに出向いた先が長崎であり、

貿易会社、亀山社中(海援隊の前身)を立ち上げたこのが長崎。

 

 

ザビエルはポルトガル人じゃあないのよね。

スペイン人だったか。

 

包装紙の中央には“クルス”と商品名。

その下に説明書き。

“「クルス」とはポルトガル語で十字架という意味です”と。

なるほど、クロスが訛って?クルスなのね。

長崎といえば やはりキリスト教。

その象徴、十字架をお菓子のタイトルに持って来たのか。

 

 

黒と白のパッケージが目を引く。

同色縦一列でなく、交互に配置してあるのがおしゃれ。

 

そしてそのお菓子は・・・なんの変哲のないゴーフレット。

手裏剣せんべいみたく、十字型した奇をてらったようなお菓子じゃないけれど、

半世紀以上も続く銘菓なんだから、それなりにおいしいのだろう。

味はホワイトチョコレートと珈琲の2種。

 

 

 

 

 

パリッとしたうす焼きのせんべい。

せんべいの表面にはクルスのロゴがあしらわれている。

それぞれ甘いホワイトチョコレートと、コーヒークリームがサンドされている。

珈琲の方はせんべい自体もコーヒー色していて黒い。

コーヒーの風味がなかなか強い。

香りもよくて、なんちゃってコーヒーでないところがいい。

珈琲伝来の地も長崎、この辺妥協していないのかもしれない。

 

しおりを見ると、ホワイトチョコとコーヒー以外にも、

しあわせクルスという、いちご味もあるようだ。

流行りのあまお・・・ではなく、長崎のさちのか苺使用らしい。

これも食べてみたい。

 

長崎銘菓としてはマイナーだけど、なかなか美味しかったクルス。

ゴーフレットにあまりアタリ/ハズレはないかもしれないが、本当に美味しかった。

長崎へ行く機会があれば、また買って食べたいお菓子。

そのときは、苺味のしあわせクルスも忘れないように買いたい。

 

モンドセレクション金賞受賞!

威厳あるのかないのか、よく解らない賞だ。

 

トレーの底にもクルスのロゴが!

 

包装紙の裏面には55年のロゴが。

なかなか歴史のあるお菓子だった。

小浜ってことは、お母んの故郷、愛野の近くじゃないか。

合併してともに雲仙市になったけれど。

 

 

 

クロスといえば、悪魔城ドラキュラシリーズの主人公たちの投擲アイテムのひとつ。

スマブラスペシャルから参戦した、シモンとリヒターも使用できる。

スピードが遅く、避けられやすいので牽制向きの攻撃。

 



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