よろず戯言

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ロッテ×ことりっぷ

2021-05-20 01:05:32 | グルメ

 

5月は新茶の季節。

なのに、5月に入ってほとんど姿を消した、コラボ商品があった。

4月の頭にはどこのスーパーでも大量に積まれていた。

ロッテのチョコパイと、ふんわりプチケーキ。

それが、“ことりっぷ”という、旅行ガイドブックとコラボした抹茶味の商品2種。

 

知らないガイドブックだ。

旅行雑誌なんてふだん見ないしな。

よく見て“じゃらん”くらいか。

 

パッケージには美味しそうな商品写真。

それぞれ、大きく「静岡」「京都」と書かれ、地方色を出していた。

ロッテの人気商品、チョコパイとふんわりプチケーキを、

静岡の日本茶専門店と京都の洋菓子店、

それぞれの抹茶を使った人気スイーツの味を再現。

ロッテと旅行ガイドブック、ことりっぷとのコラボだが、

ことりっぷを通じて、お茶所の名店とコラボしていると言った方が正しいか。

 

チョコ好きであり、抹茶好きでもある自分は当然両方とも購入した。

ただ、ふだんロッテのチョコパイもふんわりプチケーキも買わない。

実は森永のエンゼルパイ派なのよ。

ふんわりプチケーキは、その存在を知らなかった。

こういう類はもっぱらブルボン派で・・・。

シルベーヌが美味いよね。

 

 

 

まずは静岡、ふんわりプチケーキから。

お茶の産地といってまず思い浮かぶのが、なんといっても静岡。

桃鉄でも静岡の物件に茶畑が複数あるし、

マップには富士山の下に茶畑が並び、茶摘みしているおねいさんが並ぶ。

ご当地怪獣チャカテキーンも登場した。

 

そんな静岡は掛川市にある、日本茶専門店「きみくら」。

静岡のみならず、全国の銘茶が楽しめるお店だそう。

そのきみくらで供されている人気商品、抹茶ティラミス。

その味をふんわりプチケーキで再現したもの。

パッケージ背面にお店の紹介が掲載されている。

写真を見る限り、わしのようなおっさんが行くようなお店じゃあない。

なんというか、敷居が高い。

 

京都の宇治抹茶は隣県産の茶葉も使用しているが、

静岡は産地も多いし、自県だけで補えるだろうな。

 

ティラミスといえば、日本ではバブルを象徴するスイーツ。

イタリア生まれのスイーツ。

日本では’80年代後半には、既に都内のイタリアンレストランで出されていたらしい。

トレンディドラマの影響で、“イタ飯”ブームとなり、

’90年代のバブル絶頂期になって、人気雑誌で紹介されたことで一躍ブームに。

だが、テレビや雑誌などで認知はしていても、

地方民が本物のティラミスを口にできるようになったのは、ずっと後になってから。

 

 

そんなティラミスの抹茶バージョン。

写真を見る限り、なるほど本来 黒い部分が緑色をしている。

ベースのエスプレッソや、仕上げに振りかけるココアを抹茶に置き換えているのだろう。

これはこれで美味しそうだ。

ふんわりプチケーキでは、チョコレートが加えられ、

抹茶とチーズとチョコ、三重の味に。

 

わしみたいなおっさんは到底入れない雰囲気の、しゃれとんしゃあ店だ。

 

しっとりしたケーキ、アクセントのチョコレート。

なかからふわっとマスカルポーネの香る、チーズクリーム。

全体を包む、抹茶の香りがたまらない。

抹茶とマスカルポーネ、コクとコクのぶつかり合いだが、

ティラミスであることを前提としてか、抹茶をやや抑え気味に感じた。

本家の抹茶ティラミスも食べてみたいところ。

チョコがないぶん、純粋に抹茶とマスカルポーネが楽しめるのだろう。

立地的にも雰囲気的にも、行けないけど・・・。

 

 

次いで、京都、チョコパイ。

京都もお茶所。

静岡と双璧を為す、日本二大生産地のひとつ。

静岡,京都に埼玉の狭山茶を足して、日本三大茶と呼ぶそうだが、

九州人にとっては狭山茶はマイナー過ぎる・・・。

だが、京都の宇治抹茶は、静岡茶同様 全国区だろう。

 

 

ロッテのチョコレート菓子の代名詞ともいえる看板商品、チョコパイ。

チョコパイ自体の起源は20世紀初頭のアメリカだが、

ロッテのチョコパイの起源はおそらく韓国だろう。

韓国でオリオンのチョコパイがヒットしたのち、

韓国ロッテが販売し、すぐに日本のロッテでも販売されはじめた。

なんでもかんでも起源を唱えだす韓国だが、ロッテのチョコパイだけは認めざるをえない。

ただ、森永のエンゼルパイはアメリカのオリジナルに近く、もっと先だが・・・。

 

こういう形状のケーキを“オペラケーキ”というのか、なるほど。

 

そのチョコパイで、京都の人気洋菓子店“ラマルク”の、

抹茶を使った人気オペラケーキ、“華やぐ森の香り”の味を再現。

ラマルクのオーナーパティシエがフランスで修業した経歴があるとか・・・。

“華やぐ森の香り”って商品名が、フランス料理のそれっぽい。

いや、フレンチレストランなんて行ったことないけどね。

 

 

含まれているお酒のせいだろうか?

ふんわりプチケーキよりも、チョコも抹茶も濃く感じられて美味しい。

ラム酒かな?と思ったが、柑橘の香りなのでキュラソー?

原材料名の欄を見てもアルコールらしきものは“酒精”としかないので、どちらでもないかも。

ロッテのチョコパイ、あんまり食ったことないような気がするけれど、

よく知ってる安定の味だ。

エンゼルパイよりは少ないかもしれないが、それなりに食べているのだろう。

抹茶味になって、より濃厚で より高級感が増して、これは美味しかった。

 

 

京都は日帰りで行ける場所ではあるが、

あんまり行きたいとは思わない。

日帰りだと絶対後悔するから。

行くなら、2泊3日くらいで行かないと。

ただ、今の仕事だとそんな まとまった休みなんて取れず。

取れたとて、この情勢じゃ旅行なんて できなやしない。

 

どちらも たいへんおいしゅうございました。

 

4月半ばくらいまでは見かけていたが、5月に入って すっかり見なくなった。

販売しているうち、それぞれ二袋ずつ味わったが、もうちょっと味わいたかった。

今も各メーカーからいろんな抹茶味のお菓子が販売されているけれど、

この二種だけはもう見つけられない。

新茶のシーズン中は出し続けて欲しかったなと思うが、

コラボ商品なんて、おそらく初回生産一度きりなんだろう。

 

そういやもうミントチョコが並びだした。

季節の移ろいは早い。

ぼやぼやしていたら、和栗味が出て、苺味が出て・・・。 

あっという間に歳をとってくんだろう。

 

ドラクエⅩ、シールモンスターのちゃばしらこぞう。

出会えるのがまれなうえ、茶柱が立っているので縁起は良さそうだが、

あまり美味しくなさそう。

 

※最新版の桃鉄はどうだか知らん。

 



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