よろず戯言

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北海道開拓おかき

2012-06-20 22:06:31 | グルメ

桃鉄の物件紹介。

今回は砂川“おかき屋”

  

実は、タイトルにある商品、“北海道開拓おかき”の紹介記事を書いたものの、

製造元の菓子メーカー、北菓楼(きたかろう)の所在地が、

北海道砂川市となっていたため、もしや・・?と思って、

桃鉄のガイド本を見ると、やはりそうだった。

さくまさんよ、ただ単に“おかき屋”なんて物件名にしていたら、

他県の者には何の商品なのか判らんわ。

 

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桃鉄マップでは、北海道の中央やや西よりにある駅。

札幌-稚内&網走のルート上に位置し、旭川とともに止まる頻度が高い。

両隣が赤マス駅なので、真冬に止まるときは要注意。

 

 

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全て食品で安価な物件ばかり、序盤に独占も可能な駅。

実は1億円の“バウムクーヘン屋”も、このおかき屋と同じ会社。 

  

先月、近くのデパートで北海道の物産展をやっていた。

そこで、色々と購入したなかで、ひときわ気に入ったものがあった。

それが、この北海道開拓おかき

砂川市に本社を置く菓子メーカー、北菓楼の商品。

 

01

味のあるパッケージ。

表面の文字が読みにくいカラーリングは、いかがなものかと。

 

一袋、380円だが、170gと量も多いので、土産物としてはリーズナブルな価格設定。

帆立,えりも昆布,松前いか味の三種類が販売されていたが、

迷わず、三種類とも購入した。

いかにも、北の味覚らしいチョイスだ。

 

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この角張ってボコボコしたいびつな形状が特長。

 

珍しい、帆立味から食べることにした。

角張って膨れたその形状が独特。

この形はあれだ、カチカチになって表面にヒビが入った、

杵つきの鏡餅を、包丁で叩き割って細かく砕いたやつを、

油で揚げて作った、家庭の“おかき”だ!

長崎の爺ちゃん家から、まだ杵つきの餅が送られていたとき、

お母んが、よく作っていた。

揚げた後に、砂糖たっぷりまぶされていたっけ。

 

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おかき自体にも素材が練り込まれているものの、

表面にまぶされた、素材エキスを含んだパウダーが旨さを増幅させている。

このパウダー、ハッピーターンの魔法の粉並の力を持ってやがる。

  

食べてみると、やっぱりそう。

あの独特の食感が再現されていた。

最近のおかきは、ほとんど“ふんわりサクサク”なのに対し、

昔ながらの、“しっとりザクザク”。

食べ応えのある食感。

濃厚な帆立パウダーがまた美味しい。

 

おかきに混ざって、帆立の貝ヒモを揚げたものも入っていた。

これがまた香ばしくて美味しい。

つまみでよく売られている、しっとりした貝ヒモとは異なり、パリパリしていた。 

 

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さきいかじゃなく、揚げイカだったのはよかった。

南部せんべいに、さきいかが乗っていたのは、

その食感が邪魔して、不協和音甚だしかった・・・。

 

次いで、松前いか味。

これもやはり、揚げてパリパリになったイカの切身が混ぜられていた。

帆立ほどではないが、こちらも濃厚な味。

イカの風味が、この歯ごたえのあるおかきによく合う。

 

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このパリパリ昆布も美味い。

 

そして、えりも昆布味。

これも、パリパリの昆布片が混ぜられている。

昆布もまた、その旨味成分がしっかりとおかきに加えられ、味わい深い。

 

どれも、ハズレがなく、すごく美味かった。

北海道の手みやげに、これの詰め合わせなんか、絶対喜ばれると思う。

一番気に入った味は、帆立かな。

 

この食感はたまらない止まらない。

>小正月の頃、固くひび割れたお供え餅を、

>金づちで細かく砕き、揚げて食べたなつかしい味・・・

袋にもしっかりと書かれていた。

やっぱりあれを再現していたのだ。

ふんわりサクサクが主流のおかき業界に、一石を投じる存在のおかきだ。

(おかき自体が、そこまで大きなマーケットではなかろうが・・・)

これと似たような、あの独特の昔ながらのおかきは、

亀田製菓が、“堅ぶつ”という商品を出しているが、

知っているかぎり、それくらいじゃなかろうか?

ただし、歯ごたえは、堅ぶつとは非にならないくらい、

この北海道開拓おかきの方が上。

 

で、製造元である、北菓楼(きたかろう)のサイトを覗いてみたら、

この北海道開拓おかき、まだ他にも種類があった!

甘エビ味,北海シマエビ味,秋鮭味・・・。

うわー、この三種も食べてみたいぞ。

なぜ全種類、仕入れなかった井筒屋よ!?

 

取り寄せるか・・・?

 

 



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