よろず戯言

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アイスプラント

2018-04-19 19:37:03 | グルメ

比較的最近になって出まわり始めた野菜、アイスプラント

前々からその存在は知っていたが、イマイチ食べようという気にはならなかった。

一時期話題になって、ポット苗を売りだしたこともあったが、ほとんど売れなかった。

あんまり美味しそうに思えないが、でもやっぱりちょっと気になって、とうとう手を出してしまった。

 

隣町の道の駅、地元で生産された野菜のコーナーがある。

キャベツやネギ、ホウレンソウなどに混ざって、パックに入って売られていた。

 

 

見た目、あまり美味しそうに思えない。

多肉植物のように、肉厚な葉っぱで、その表面には特徴的な白いポツポツ。

なんでも塩分を含んでおり、食塩やドレッシング要らずで食べられるうえ、

プリッとした独特の食感もよく、なによりも栄養価が高いという。 

 

いろいろ調べてみると、食感が損なわれてしまうので、

加熱調理するより、そのまま食べる方が断然おいしいとのこと。

生でそのまま かじろってことだ。

試しに、葉っぱを一枚かじってみた。

 

 

葉の表面の白いポツポツは塩分を隔離するための塩囊(えんのう)と呼ばれる組織。

これが輝いて、氷をまとっているように見えることから、“アイスプラント”と呼ばれる。

塩分濃度の高い場所でも育ち、海水でも栽培可能だとか。 

 

・・・。

・・・・。

味は・・・ない。

クセもない。

確かに独特の食感はある。

塩味というよりも、かすかな酸味を感じる。

子どもの頃、親父に食べられるぞ!

なんて言われて かじらされた、野草のギシギシの味に似ているかも。

ほぼ無味無臭だけど・・・逆にそれが おいしくない。

 

 

単体では食べられないと思ったし、

やっぱりドレッシングは要るな・・・と思い、

大量にあるそれを、ベビーリーフやコールスロー、

アボカドや、クルトン、むきエビなんかと混ぜていただいた。

サラダの材料として食べちまえば気にはならないかな。

ただ、栄養価が高いからといって、好んで食べるようなものでもない。

 

 

ベーコンやアスパラガスを足して、マヨネーズで軽く炒めてみるのもいいかもしれない。

スライスしたニンニクとオリーブオイルで、

さっとソテーして、パスタの具にしてもいいかもしれない。

味にクセがないぶん、工夫すれば料理の幅は広い食材かも。

今度買ったら、色々と試してみようかしら。

たぶん買わないと思うけれど・・・。

 

巨大な一枚葉もあったので、生春巻きみたくエビを包んでみた。

 

ずっと前から、アイスプラントのこの葉っぱ、

リビングストンデージーに似てるなあ・・・って思っていたら、

同じハマミズナ科の近縁種だった。

・・・ってことは、リビングストンデージーも食べられるのかな?

 

リビングストンデージー。

葉っぱがアイスプラントにそっくりだ。

 



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