秋も深まってきたけれど、夏においしい海の幸、クラゲ。
クラゲといえば、中華サラダに入っているものや、
珍味のうにクラゲに入っているものならば、食べたことのある人も多いだろう。
が、ここ数年、スーパーなどで見かけるようになったのが、
正真正銘、味付などの調理加工がされていない、「生」のクラゲ。
水産メーカー各社から、食べやすい大きさにカットされたものが売られている。
このメーカーのはちょっと塩気が強いので、長めに真水にひたして塩を抜いた方がいい。
福岡県の柳川市では夏期に生のクラゲがそのままの姿で販売され、
ふつうに生のクラゲが食卓に並ぶ・・・。
某バラエティ番組で紹介されてから、急激に普及し、
それまで確かに見かけることがなかったが、
自分の住んでいる田川でも、ふつうに売られるようになった。
初めて食べたときから病みつきになり、
以来、夏にこだわらずよく買って食べるようになった。
ところてんや葛きりのように涼を味わえる。
このクラゲ、“ビゼンクラゲ”という種らしい。
どう食べるのかというと、好みで薬味を乗せてポン酢で食べるだけ。
自分は何も乗っけず、ただポン酢のみでいただく。
コリコリとした食感がたまらない。
クラゲ自体は無味無臭。
ポン酢で味が決まるので、カツオ出汁の効いた、
すだちや柚子果汁たっぷりの、いいやつで食べたい。
ところてんや、もずく酢同様、
暑い夏に涼を呼ぶ食べ物だが、生クラゲは通年手に入る。
保存もきくため、冬に楽しむこともできる。
クラゲは99.9%が水らしく、組織が無いので腐敗しないのだろう。
事実、自然下のクラゲの死体は数日で跡形もなくなってしまう。
クラゲの“傘”の裏側も含まれている。
さすがに脚(触手)は含まれていないようだ。
一見グロテスクだが、この歯ごたえは本当に病みつきになる。
まだ食べたことのない方、もし見かけたら、食べてみよう!
中華サラダやうにクラゲに入っているものとはまた違う、
“ホンモノのクラゲ”に出会えることうけ合いだ!
ポン酢にはこだわって欲しい。
この時期だと、かぼすで作られたものがオススメ!
一気にすするのではなく、
ちょっとずつ口に含んでコリコリして食感を楽しみたい。
クラゲ捕獲の様子。
ウェナ諸島・ミューズ海岸にて。
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