よろず戯言

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勝浦タンタンメン

2012-09-25 00:20:40 | グルメ

日本各地のB級グルメ紹介。

今回は千葉県勝浦市の、“勝浦タンタンメン”

 

'50年代半ば、千葉県勝浦市で誕生したこのメニュー。

市内で大衆食堂を営んでいた店主が、“担々麺”をメニュー化しようとしたが、

それに必要なゴマの調味料、チーマージャンが調達できず、

独自にアレンジして作ったのが、この勝浦タンタンメン。

 

細かく切ったタマネギとひき肉を、トウガラシとラー油で炒め、

それを醤油ベースのスープに投入、真っ赤でギトギトのスープができあがる。

そのスープへ、ラーメンと同じ中華麺を入れて完成。

“タンタンメン”と呼ばれるが、厳密にいうと担々麺ではない。

 

寒い時期に「体が温まる!」と、漁師や海女さん達に好んで食され、

市内の飲食店でこれを供する店が増えていき、どんどん広まっていった。

最近では、他県からやってくるサーファー達の人気メニューとなり、

彼らのクチコミで、さらに広まっていき、

B級グルメのブームも追い風となって、今や全国区の知名度を得た。

 

関東地区ではかなりの人気がある模様で、

コンビニなどで関連商品も販売されている。

今年、福岡の北九州市で開催されるB-1グランプリにも出場が決定し、

ますます注目されるB級グルメのひとつ。

 

01

小さく“風”と入れられているところが、なんとも・・・。

 

そんな勝浦タンタンメン、日清からチルド商品が販売されていたので購入。

タマネギと豚ひき肉、長ネギを併せて買い、さっそく調理して食べてみた。

タマネギとひき肉、飾りの白髪ネギ。

具はこれだけ、とてもシンプル。

 

02

見栄えを気にしないのが男の料理!

  

タマネギはもっと細かくカットするんだった・・・。

あと白髪ネギが太いのも・・・切り方忘れちまった・・・。

 

・・・見た目はアレだが、食べると美味い!

ピリ辛のスープで汗がにじむ。

ラー油たっぷりのスープが、麺によく絡んでいて本当に美味しい。

麺には、ひき肉も絡んできてボリュームもたっぷり。

タマネギをもっと細かくカットしていれば・・・。

 

03

 

カップ麺がエースコックから販売されていたので、こちらも購入。

200円近くしたろうか? けっこう高価だったと思う。

炎があしらわれ、真っ赤に彩られたカップで、旨辛さをアピールしたパッケージだ。

 

04

 

お湯を注いで、規定の時間(何分だったか忘れた・・・)待つ。

フタをはがして、さっそくいただこうとするが・・・

ん?

赤くないぞ!?

 

食べてみる。

??

辛くない、ラー油の味もしない!!

こんなの勝タンじゃねえ!ただのしょうゆラーメンじゃねえか!

 

ふと見ると脇に「たべる直前にお入れください」の小袋が。

肝心な調味液を入れ忘れていた・・・。

で、これを入れると―― おおっ!これこれ、この真っ赤でギトギトのラー油!!

そしてすすると、濃厚で旨辛なあの味!

 

05

既に三分の一くらい食べたところで、調味液の入れ忘れに気付いた・・・。

上の写真と比べると、色の違いがはっきりと判る。

味もまったく違ったのが解るはず。

 

しかしこれは美味い。

本当の担々麺より気に入った。

実際に本場で味わってみたいB級グルメだ。

これから寒くなる季節、この勝浦タンタンメン、もっと美味しく食べられるだろう。

 

_

ヤマザキから販売されていた、ランチパック・勝浦タンタンメン風。

ラー油でピリ辛に調味された麺が入っていた。

なかなか美味かったが、期間限定商品だったため、福岡ではもう入手不可能。

 

Photo

勝浦タンタンメン船団 マスコットキャラクター、“勝浦カッピー”。

勝浦漁港で水揚げされる、カツオがモチーフ。

 

 



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