よろず戯言

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お米屋がつくった 焼かりんとう

2024-08-13 22:03:13 | グルメ

 

初めて見かけたのは、昨年の年末頃だったろうか。

コンビニで見つけて面白そうだったので買ってみた。

 

よくある何の変哲もない黒糖のかりんとう。

・・・だと思ったが、パッケージをよく見ると“お米屋がつくった”とある。

かりんとうの主原料は小麦粉だ。

お米やがつくったってことは、小麦粉ではなく米粉で作られたかりんとうなのか?

 

 

製造メーカーは亀田製菓。

柿の種はじめ、こつぶっこ,ハッピーターンやソフトサラダ、

まがりせんべいに、おばあちゃんのぽたぽた焼きなど、

製造ラインナップに国民的菓子がずらりとならぶ、言わずと知れた米菓の最大手。

これは期待できる!

 

さっそく、焼かりんとうを食べてみる。

“焼”とあるくらいだから、かりんとうだけど、“揚げ”てはないってこと。 

つまりノンフライだから、そのぶんヘルシー。

小麦ではなく、お米を使用しているから、グルテンフリーだし、

何より小麦アレルギーの人でも、かりんとうを食べることができる。

 

 

まあ自分は食品アレルギーは何も持っていないし、

グルテン摂取も気にしないので、その辺はどうでもいいとして、

味あわせてもらおうか!

米で作ったかりんとうの味とやらを!!

そんな感じで食べてみた。

 

 

うまい。

ちゃんとかりんとうの味がする。

味は最後にかける黒糖で決まるんで、かりんとうっぽくはなるわな。

 

ただ・・・食感が、やっぱり かりんとうではない。

これは、原料が小麦粉ではなく米粉を使用しているからというよりは、

油で揚げてなく、焼いているのが要因ではなかろうか?

カリッとしておらず、サクッとふわっとしている。

パッケージにも書かれているけれど、食感が軽い。

 

断面を見ると、やっぱり米由来の おかき(あられ?)だなあ。

 

軽い食感、これはこれで悪くない。

むしろ、かりんとうとしては新しくて面白い。

だが、黒糖かりんとう好きから言わせてもらうと、

本物のかりんとうとは大きく異なる、致命的な点がひとつある。

油の風味がまったくないこと。

 

油で揚げていないのだから、当たり前っちゃ当たり前。

そのぶんカロリーも抑えられ、ヘルシーなんだろうが、

やっぱり黒糖かりんとうの最大のおいしさは、

黒糖と水飴の甘味と油の風味がミックスされて、

ときに背徳感すら抱いてしまいそうな、ハイカロリーな重厚な味わい。

これが感じられなきゃ、黒糖かりんとうとはいえない。

厳しいようだけど、これは かりんとうではない。

かりんとう風の味付けがされた、おかき(あられ?)に過ぎない。

 

春には期間限定で抹茶味も発売されていた。

 

こっちも美味しかった。

 

とはいえ、決してまずいわけじゃあない。

黒糖の風味も良くて すごく美味しいし、

軽い食感もとても心地よく、いったん袋を開ければ手が止まらない。

これはこれで、じゅうぶんに美味しくて満足できるお菓子。

何度か既にリピートしている。

来客へのお茶請けに出してみたら、ウケが良さそうでもある。

ただ、黒糖かりんとうを食べたいときは、やっぱ本家をチョイスするかな。

 

ひとくちサイズで小ぶりなのも食べやすくていい。

  



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