よろず戯言

テーマのない冗長ブログです。

回転寿司にて

2018-09-29 22:37:13 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜のこと。

前の日に、お母んに夕飯は済ませてくると伝えていたので、

帰宅途中にどこかで夕飯を食べることにした。

 

財布の中身が1,000円以下。

この時間だと郵便局のATMはどこも閉まっている。

コンビニで引き出すこともできるが、手数料を取られるのが嫌だ。

なので寄るとすれば、カードが使える店に限られる。

 

カードが使える店が思いつかない。

しゃれたレストランや居酒屋ならば、大抵の店では使えるだろうが、

ファミレスやラーメン店、その他外食チェーンで、カードが使えるかどうかよく判らない。

しばらく考えて、回転寿司の はま寿司が思い浮かんだ。

あそこならばカードが使えた。

田川市にある はま寿司に。

 

うっわ!

なにこの混雑!

はま寿司っていつもすぐに順番が来る。

待っているひとなんてほとんどいない。

ところがこの日は、順番待ちスペースが満員状態。

ぷ・・プレミアムフライデーの影響か!?

 

でもまあ、おひとりさまだし、

カウンター/テーブルにこだわらなければ、すぐに順番は回って来よう。

そう思って、ペッパーだかペッピーだか、入口にあるロボットで受付けする。

 

座る場所がなかったので、ペッピーだかペッパーだったか、

受付のロボットの脇に立って順番を待つ。

客でごった返し、にぎやかな店内。

ふと目の前にを見ると、目を疑うような光景が!

 

カウンター席に太った男が座っていたのだが、

上着が寸足らずなのか、ズボンが下がっているのか、見事に尻が出ている。

椅子の背もたれは格子状で、はみ出た尻は割れ目までくっきりと見える。

これが待合室の真ん前に、でーんと座り、

これから食事しようと待っている客たちに汚ねえ尻をさらし、

スマフォをいじりながら、何食わぬ顔で寿司を食っているのだ。

いや、後ろ姿で顔は見えないのだけどね。

後頭部は書類が挟めそうなくらいの脂肪の段ができている。

 

おいおい・・・尻出てるのに気付かないのかよ!

というか店員、注意しろよ!

周りの人間、気付いてないのか?

いや、気付いているよな?

でぶっちょが尻だして寿司食べてますよ。

これは衛生上、いや公序良俗的にいかがなものかと。

猥褻物陳列罪にあたるのでは?

性器じゃなくて尻ならばセーフだったか?

 

ちょっと・・・見なきゃいいのに、どうしても尻に目がいってしまう。

このおデブちん、ふだんからこんな尻出しているのか?

 

10年ほど前だったか、ズボンをわざとずらしてパンツを出すアホファッションが、

チーマーというか、不良どもの間で流行したが、

あれはズボンずんだれてパンツが見えていただけであり、

この尻見せ男よりは、いくぶんマシだったように思う。

これがきれいなおネエちゃんで、ローライズから見える尻ならば天国だったのに。

そんなこと思っていながら順番が来るのを待つ。

 

するといきなり脇に女性が現れる。

30前後くらいか、わしの存在を気にしないように真横にぴったり現れる。

思わずのけぞり、女性を避ける。

顔を上げて上の方を凝視している。

その視線の先にはモニターが。

自分があと何番目に呼ばれるのかが判る、順番待ちの表が表示されていた。

これまで幾度も利用しているのに、このモニターの存在に気付かなかった。

まあこれまで待つことがなかったからな。

 

しかし・・・これ見ると、おひとりさまであろうが順当に呼ばれていくってことなのか?

自分の前にはまだ、6組ほどの待機客が居た。

うーん、こんなに長く待つことが判っていりゃ、諦めていたのにな。

しかしペッピーだかペッパーだかで発券してしまったから待つことにした。

 

「お前なんしよん!」

女性の大きな叱り声が響く。

さっき、不意に自分の真横に現れた、あの女性だ。

「なん勝手に押しよん!バカじゃないと!」

自分の子どもだろう、4歳くらいの子どもが、

勝手にペッパーだかペッピーだかのタッチパネルを触ったようだ。

「店員さんが来るやろ!もう知らんけんね!ホント、バカじゃないと!!」

そう言いながら、子どもを放置して待合室の奥へとひとり逃げていく。

おいおいそりゃないだろう、自分の監督責任が問題だろうに・・・。

なんとも身勝手な親だ。

 

店員呼出のボタンでも押したか?

案の定、すぐ店員が駆けてきた。

「なにかございましたか?」

しかしペッピーだかペッパーだかの前には誰もいない。

一番近くでつっ立っていた自分に店員の目線が来る。

違う!俺じゃあない!あそこの女がだな・・・。

「すいません、子どもが勝手に・・・。」

さっき逃げた女が、待合室の奥から名乗り出た。

 

状況把握した店員は、そのままタッチパネルを操作して去っていった。

たぶんよくあることだろう。

あんなの子どもは触りたがるに決まっている。

親がきちんと言い聞かせて見ていて、そうさせないようにするのがもっともだけど、

はま寿司側も、子どもの手の届かない位置に設置すべき配慮も必要ではなかろうか。

ペッピーだかペッパーの背丈が低いから仕方がないか・・・。

 

 

まーだ出てるよ・・・。

ブーちゃんの尻をちらちら見つつ、順番が来るのを待つ。

おーい、カウンターいくつか空いてるぞ~。

おひとりさまは呼ばれてもいいんじゃないかい?

でも、あの尻出しブーリンの隣はやだぞ。

そんなことを思いながら待つ。

 

そうすると、なんだか大きな声が聞こえてくる。

やったら大声を出してるおっさんがいるな。

居酒屋とかだとまあ、騒ぐおっさんは珍しくもないが、

こういった場所でもたまに居るよな~大声でしゃべるおっさん。

まったくはた迷惑なことだ。

そんなことを思いながら待つ。

 

「いや、そんなん言いいよんやないんたい!」

「それはそっちの都合やろうが!」

なんだなんだ、さっきの大声のおっさんの声、

ひときわ大きくなりもはや罵声だ。

これは穏やかじゃないぞ。

店員へのクレームか?

よくあるのよね、この店。

注文ミス多いし、料理が雑なときあるし、見本とかけ離れているときもあるし。

しかしそこまで立腹することあるかね?

 

声のする方を見ると、色白メガネの気弱そうなお兄ちゃん店員がヘコヘコしている。

ああ、やっぱクレームかぁ・・・。

いや、違う、商品置いて去って行った。

ただ単に注文品を持ってきただけだったか。

ん?

その隣の席では、若いおねいちゃん店員が、

不安そうな顔して食器を片づけている。

さては彼女が怒られている?

いや、既に無人になったテーブル、せっせと片付けしているだけだ。

 

「お前に“お前”っち言われる筋合いはないっちゃ!!」

「なんちゃ、やるんやったら一対一でとことんやろうや、外出ろや!!」

「いいけん、早よ外出れっちゃ!!」

違う、これは客同士のいざこざだ。

店の中央のテーブル席、

オレンジのシャツを着たキャップ被ったメガネのおっさんが興奮して立ちあがっている。

同じテーブルの奥に座る、別のおっさんに因縁をつけてわめいている。

同じテーブルのおばはんがなだめるも、

オレンジシャツキャップメガネのおっさんはますますヒートアップしていく。

見た感じ、そのスジの人間ではなく、ふつうのカタギのおっさんだ。

 

おっケンカか!

イカス!

火事と喧嘩は江戸の華!

 

・・・ってここは、田川くんだり。

暴力団と暴走族と覚醒剤は田川の日常茶飯事!

ケンカなんて正直なんてことない。

周りの客の反応でそれが判る。

皆、何事だろうか?と、大声のする方を一瞥するも、

すぐにまたスマフォに戻ったり、家族との会話を再会させたり。

尻出したままのデブリンも、スマフォから目を離し、ちらっと奥を見やるのが確認できた。

 

店長だろうか?

調理場で働いていたと思しき男性社員が出てきて、苦笑いしながら なだめるも、

ますますヒートアップし、座ったままの相手に罵声を浴びせるオレンジシャツキャップメガネのおっさん。

相手の方の声は聞こえず、このおっさんが ひとりで怒っちゃってるような状態。

あ~あ、いい歳して大勢の前でひとり げってんなんて出しちゃってさ・・・。

うちの親父もあんなふうだけど、まったくみっともないったらありゃしない。

そんなことを思いながら待つ。

 

騒動は数分続いた。

けっきょく、ひとりでプンスカ怒っていたオレンジシャツキャップメガネのおっさんは、

息荒げにひとり退店。

間近で見た感じ、酒が入っているようではなかった。

シラフであんな状態なのだとしたら、本当に短気でタチの悪いおっさんだ。

うちの親父もまさにあんな感じ。

 

 

なんだか小汚ねえ男が来やがったな・・・。

ボッサボサロン毛にキャップを被り、だらしのない無精ひげ。

そこまで歳いっていないのに、サルみたいにしわだらけ。

目はギョロっとして滝藤賢一似の男が家族を連れて入ってきた。

両親らしきジジイにババア、それと幼い子どもふたり。

最後に入ってきたのは・・・あら、べっぴんさん!

まさか奥さん・・・?

すごくきれいで小ジャレた女性。

あんな薄汚い野郎が、なんであんなきれいな女性を?

そんなことを思いながら待つ。

 

さっそくペッピーだかペッパーだかを触りまくる、滝藤賢一似の男が連れてきた子どもたち。

手や体を触っていたが、しまいにタッチパネルを触りだした。

ほうら、言わんこっちゃない!

さっきの女みたく、逃げる羽目になるんじゃなかろうな。

しかし、親はなぜ叱らない?

「そこはさわっちゃだめだぞ!」

そう言い聞かせるのが普通だと思うのだけど、

好きなようにいじっているのを、ニヤニヤしながら見ているだけ。

解らん。

最近の親の考えが解らん。

そんなことを考えながら待つ。

 

「オマタセシマシタ!ヒャクニジュウゴバンノ バンゴウフダヲ オモチノオキャクサマ!」

ペッピーだかペッパーだかに呼び出され、ようやっと自分の順番がやってきた。

20分くらい待ったろうか、ようやっと飯にありつける。

カウンター席にひとり座る。

左隣には、地味なカップルが寄り添っていた。

手前が女性だったが、既に10皿を越えている!

ギャル曽根以外で、女性で10皿以上食べているひと、初めて見たわ!

皿と湯呑をとりながら、そんなことを考える。

 

ん?

コンベアー向こうは、さっき怒鳴っていた、

オレンジシャツのキャップメガネのおっさんの居たテーブルじゃあないか。

残された、相手のおっさんとオバハンらが、オレンジシャツの悪口ばかり。

「あたしらは食べに来ちょんであって、言い争いに来たわけじゃないっちゃ。」

「みんな楽しむために来ちょんに、あんなげってんだすかね?」

「こどもっちゃん、頭冷やしたら自分がしたこと解るくさ。」

どういう団体なんだろう、家族とか親族同士って感じでもないし・・・。

シニアの友人同士とか何かかな?

 

ん?

はす向かいには、さっきの滝藤賢一似の小汚い男一家が座った。

相変わらずキャップを被ったままの、ロン毛滝藤。

帽子から出た髪が左右にハネて、まるでダッシュ四駆郎のようだ。

 

さあて注文じゃ。

まずはお決まり、味噌汁と茶碗蒸しの注文。

タッチパネルで、わかめの味噌汁と、焼津産かつおだしの特製茶碗蒸しを注文。

そして寿司の注文。

まずは期間限定・オススメ商品から物色。

おっ!今年もこの季節がやってきたか!

広島産カキのカキフライ軍艦!

これが旨いんだ!

タルタルソースと、お好みソースの二種がある。

迷わずお好みソースの方を注文。

 

マグロ,ヤリイカ,水ダコ,ホタテ,イワシ,・・・。

どんどん注文するが、なかなか注文品がやって来ない。

これだけ客がごった返していると、作る方も間に合わないのだろう。

ワカメの味噌汁が届き、寿司もぼちぼち届き始めた。

大好きなカニみそ、そして納豆巻きに、コーンの軍艦も注文。

コーンなんて邪道って思うひとも居るかもしれないが、はま寿司のコーンは美味い。

しかし、今日は茶碗蒸しが遅いのう・・・。

 

一皿150円の黄金の皿に乗って、カキフライ軍艦がやってきた!

しかし・・・上にかけられているのは白いソース。

お好みソースじゃのうて、タルタルソースじゃなあか!

まただ、昨年もこれやられたんだよね。

あのときは店員にひとこと言ったけれど、もういいや。

ソースの種類、ちゃんと確認せえよと。

 

厨房の方から女子高生が現れた。

制服姿の初々しい、正真正銘の女子高生。

あっ!

さっき、オレンジシャツキャップメガネのおっさんが怒鳴っていた時、

隣のテーブルの片付けをしていた子だ。

もう上がりの時間なのね、あんな体験したのに、笑顔で帰っていった。

まあ田川の人間」ならば、ああいうの慣れっこなのかもしれない。

 

「ドゥホ!ドゥホッ!」

さっきから特徴的な笑い声で隣の地味カップルの男が小さく笑う。

聞き耳を立てていたわけではないが、よくもまあ喋る男だ。

んで、声はうすら小さくて、なんだか気色悪い。

いわゆるオタク的なイントネーションで喋り方。

「てゆうか、それ食べたことないんですけど。」

「いまさらですが、エンガワってなんなんですかー?食べたことないんですけど。」

「これ食べて北海道産って判るひと居たらまじすごいすよね?」

女性もその都度、応答しているようだが、男以上に声が小さくてまったく聞こえない。

隣の席なのにだ。

 

15越えてやがるっ!

女性の脇に重ね上げられた皿が、既に15皿を越えている。

男とシェアしながら食べていたらから、二人でこれだけ?

ノンノン・・・男の方にもきちんと皿の塔はできている。

そしてそっちも15皿くらい。

この男、やせっぽっちのくせに、結構食うな!

女性は太めだったので、まあ納得なのだけど。

自分も若い頃は痩せの大食いだったからな。

19のとき、広島の呉市広にあったマリンポリスで44皿いったのが最高記録。

 

それにしても茶碗蒸しが来ない。

一番最初に注文したのにだ。

そう思っていると、右隣にも客が座った。

70前後のおじいさん。

おじいさん、ひとり鮨とは先立たれてしまったのかな?

湯呑に煎茶の粉末を入れ、お湯を注ぎ、箸でおもむろにかき混ぜる。

うんうん、やるよねそれ・・・って、最近はやらないけれど、

回転寿司のお茶の粉末、箸を遣わずにきちんと溶かす良い方法ってないものかね?

デザート用のスプーンを使うのがベターなのかな?

 

「ファッフォーーーーン!!!」

大音量のくしゃみ。

同時に沸き起こる笑い声。

はす向かいの滝藤ロン毛の席だ。

ジジイがくしゃみして、それにびっくりした孫の反応に笑っているようだ。

飲食店でくしゃみするときゃ、ちゃんと手で口を塞げってんだ!

まったく小汚ねえ一家だ。

隙間からちらりと見えるべっぴんさん。

あ、嫁さんだけはやっぱりきれいだわ。

そこだけ異空間。

あのダッシュ四駆郎、なんでこんな美人を娶ることができたんだ?

  

茶碗蒸し・・・。

もう10皿以上食べて、そろそろラストスパートして、

デザート&カフェで締めようと思っているのだが・・・。

俺の焼津産かつおだしの特製茶碗蒸しはどうなっちょん?

 

右隣のじいさんのタッチパネルのアナウンスが鳴る。

注文品が届いたアナウンス。

広島産カキの握りだ。

一貫150円の贅沢な一品。

カキの握り一貫が黄金の皿に乗せられて、二皿流れてきた。

他にも注文したひとがいたのだろう。

 

しかしひと皿は、ネタのカキがシャリから落っこちてしまっている。

回転寿司でよくある、雑なやつだ。

さすがにじいさん、落っこちてないもう片方の皿を取るに違いない。

ところが手を伸ばしたのは、カキが落っこちている方の皿。

なぜ?

そっちの方が粒が大きいとか?

いや、両手で両方の皿を手に取った!

なんとじいさん、カキ二貫だ!

一貫150円をリッチに二貫食い!!

広島のカキ業者も嬉し泣きだ。

 

「ドゥホ!ドゥホ!! どんだけ飛んでるんですか!」

左隣のカップルの、やせ男が笑いながら喋っている。

なんだ?何に笑ってやがんだ?

誰かの注文品のとびこ軍艦が三皿同時に流れてきた。

とびこの盛り方が雑で、山盛りであふれて皿に飛び散っている。

いや、山盛なのはありがたいけれど、ここまで散らすかね?

しかも、皿のみならず、コンベアーの上にまで散らかっている。

これ軍艦がコンベアーを流れている状態で、上からとびこを盛ったのか?

じゃなきゃ、こんな散らかり方、説明がつかない。

とびこだからって、飛び散り過ぎ。

 

そろそろ寿司はいいかな。

とろびんちょうも食ったし、ヤリイカもカニみそも二皿いった。

しかし、未だに全く来る気配のない、焼津産かつおだしの特製茶碗蒸し。

注文履歴をみても、“承り中”の表示のまま。

これは完全に忘れていやがるな。

店員呼出ボタンを押す。

駆けつてきた店員。

「茶碗蒸し、最初らへんに注文したのに、いっちょん来んのですが・・・?」

 

「お調べしてきます!少々お待ちください!」

そう言って厨房の方へ走っていく店員。

すぐに戻ってきた。

「すいません、あと15分ほどかかるそうです・・・。」

はぁ?

注文してから既に30分は経ってるぞ?

それからさらに15分かかるだと?

今からせいろで蒸し始めるとか?

あばれる君の店長のこだわりグラタンのコントか?

これは完全に忘れてやがったな。

もう茶碗蒸しはいいや・・・キャンセルした。

ああ、焼津産かつおだしの特製茶碗蒸し・・・。

 

ここで締め。

はまカフェのコーヒーと、大学いもを注文。

はま寿司の締めはいつもこれに決めている。

回転寿司のコーヒーだってなめちゃいけない。

なかなかどうして、はまカフェのコーヒーは美味しい。

それによく合うのが、ひんやりしっとりした大学いも。

おそらくは冷凍品を解答しているだけのものだろうが、

これがホットコーヒーによく合うのだ。

 

会計ボタンを押す。

今日は17皿プラス味噌汁,大学いも。

うーん、やっぱ40を越えて、20皿はいかなくなったなあ。

満腹まで食おうと思えば、ゆうに20は越えるのだけど、

最近は満腹まで食べると胃にくるし、なによりも腹の厚みに直結してくる。

いくら食べても胃もたれせず、太ることもなかった若い頃とはワケが違う。

自分で考えて、セーブしなきゃならない歳になったのだ。

 

店員が皿を数えている最中、ふと隣のカップルを見る。

ふたりともが、20皿いってるぞ!

女性の方はさらに、そこからおいなりさんだ!

後半においなりさんイケるほど食えちゃうのかい?

いや、それともまだまだイケるのかい?

こんな食う女性、もえのあずき以外に見たことがない。

最終的に何皿行くのか見てみたかったわ。

 

会計を済ませて店を出る。

外に出ると、秋の気持ちいい夜の風。

そのいい気分を打ち消す、不快なバイクのエンジン音。

田川名物、暴走族だ。

 

平成最後のこの時分、未だ改造して反り返ったダサバイクをふかしながら蛇行する暴走族。

なかなかよそじゃあ見られないだろう。

・・・と思ったが、そうでもないか。

まだまだ日本じゅう、いるよね暴走族。

こういうやつら、懸賞金つけてくれたら喜んで狩るのに。

歩道から金属バットでカキーンとね。

警察が何もしないなら、庶民に駆除を任せてもよかろ。

そんなことを考えながら帰路に就く。

 

とある秋の夜の回転寿司での出来事でした。

 



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (れいな)
2018-10-01 11:57:51
こんにちは~
冒頭と茶碗蒸しの下りはドラクエ日誌で見ましたが、本編はこんなにボリューミーだったのですね。
それにしても、やはりこの手のマナーのなってない人たちに遭遇する系のネタの宝庫の様な町なのですね。
回転寿司、たまーに行く事が有りますがせいぜい6皿くらいかなぁ。
コーンとか魚介類じゃないやつが意外と美味しいの、解ります。
>歩道から金属バットでカキーンと
こういう妄想、学生時代から私も時々してますw
邪魔な迷惑駐車の車とか、傷付けられても文句言う資格無し。という事で傘の先端でギギーっとやってザマアミロと想像したり、
あるきたばこで
返信する
Unknown (れいな)
2018-10-01 12:06:14
悪臭を撒き散らしている者を八つ裂きにしても罪に問われない。という法律が制定され、冥王の鎌みたいな物でズバーーッと。
とかね。
ところで、げってん
って何だろう?と思って調べてみたら、
へそまがり とかそういう「人の性格」みたいな事の様ですが、
文脈からは「出して」って出てきたので、ナイフとかその様な物騒な物かと思いました。
わからずや
返信する
Unknown (れいな)
2018-10-01 12:08:24
みたいな性格を前面に押し「出して」
っていうニュアンスなのかな?
なぜか途中で送信されてしまい、投稿が3つに分かれてしましたした。
返信する
“げってん”を説明するのは難しい ()
2018-10-01 23:27:11
れいなさん、こんばんは。
いくつものコメント、ありがとうございます。
 
なんでそんな現象が起こったのかな?
間違いなく数字4桁入力したのに認証エラーになることが多々あるし、
なんかよく解らないですよね。
 
これでよおくお解りになったでしょうが、
県下いち治安が悪く民度の低い地域なんですよ。
他地域の方が近寄るのを敬遠するくらいです。
前に広場で、福岡に赴任して来られたカワサキさんに、
「間違っても近付かないように」と警告したことがあるのですが、
それも冗談ではなかったりします。
 
女性の食べる量って大体そんなものだと思っていましたが、
なかには男顔負けに食べる方も居られるのだとびっくりしました。
いや、食べられるのなら、
女性でも人目を気にせずモリモリ食べてもらいたいですけどね。
 
“げってん”ですが、九州限定の言葉なのかな?
これだけで成立しちゃう単語でして、
うまく標準語に置き換えることができません。
 
“げってんを出す”=“かんしゃくを起こす”
みたいな感じかな?
でも、かんしゃくとも違うんですよね。
それよりも、“キレる”の方が近いかな?
 
“げってんもん”という言葉がありますが、
“キレやすいひと”って感じになります。
“怒りっぽいひと”だと弱い感じです。
だからといって、ふだんから暴力的なひとというわけでもなく、
短気でケンカっ早いひとだと間違いないかなあ。
男はつらいよの寅さんとか、
巨人の星のお父さんとか、そんな感じです。

返信する

コメントを投稿